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東京学芸大学附属竹早小学校は、1900(明治33)年に創立された歴史ある、東京都文京区にある人気の国立小学校の一つです。校訓「誠」のもと、隣接する附属幼稚園・附属竹早中学校との幼小中の連携を大切にしていることでも知られています。
この記事では、難易度の指標として倍率や偏差値などに加え、学校公式サイトの情報をまとめました。受験を検討中の方はもちろん、学校研究の方にも参考にしていただけます。
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入学志願者は毎年非常に多く、近年は男女合わせて2,000名を超える規模です。募集人数は 男女各20名(計40名程度) ですので、倍率は 近年おおむね50〜60倍前後(年により60倍を超える年もあり、過去には70倍近い年も)という、都内の国立小学校でも屈指の狭き門です。同じ学芸大学附属でも大泉(近年15〜20倍前後)と比べると、竹早の高さが際立ちます。なお竹早小は 2度の抽選を含む3段階選抜 のため、実力だけで合否が決まる構造ではない点も特徴です(詳しい流れは「オリジナル分析」で後述します。最新の詳細は募集要項や各校の入試結果まとめでご確認ください)。
小学校受験では、学校ごとに試験内容が異なることもあり、比較のための「偏差値」は存在しません。参考として系列の 東京学芸大学附属竹早中学校の偏差値は63(首都圏模試センター参考)とされています。
東京学芸大学附属竹早小学校は、東京都文京区小石川に位置する国立小学校です。1900年に創立され、隣接する附属幼稚園竹早園舎との幼小一貫教育、隣接する附属竹早中学校との連携を重視した教育が特徴です。同じ学芸大学附属の大泉・小金井・世田谷とともに4校ある附属小のひとつで、募集がわずか男女各20名程度と少ないこともあり、志願者数の多さ・倍率の高さでも知られています。
国立の教育研究機関として、教育実習の受け入れや初等教育の実践的な研究を担う「研究校」でもあります。この性格は、入学後の学校生活や、面接・保護者アンケートで問われる内容にも表れます。
児童数は約410名・各学年2クラスと少人数で、在校生・保護者の口コミでは「子ども主体」「自主性を尊重する学校」という声が多く見られます。一方で、学校説明会を公開せず、個別の問い合わせも受け付けないなど、入試まわりは比較的「閉じた」運営で、情報を自分で集める姿勢が求められる学校でもあります。
竹早小は、創立当初から一貫して 校訓「誠」 を掲げています。この「誠」は児童のためだけでなく、教職員にとっても「よりどころ」とされているのが特徴です。「誠」の精神を具体化するため、教育目標として 「自ら学び、ともに手をとり合い、生活を切り拓く子」の育成 を掲げ、さらに①明るく元気に取り組む子、②よく考え工夫して学ぶ子、③いつくしみ合い仲よく助け合う子、④よい生き方を求め続ける子——という児童像を目標としています。
点数で測れる学力よりも、自分で考え、友だちと関わりながら生活をつくっていく姿勢を重んじる——この方針が、ペーパーを課さない考査のかたちにもつながっていると考えられます。
竹早小の選抜は、3段階 に分かれています。ある年度の日程を例にとると、次のような流れです。
志願者をまず第1次の抽選で絞り、実際の考査(調査)を経て、最後に再び抽選——という構造です。第1次抽選の通過率は、近年はおおむね 25〜30%前後(抽選倍率にして約3.5〜4倍)とされていますが、年度によって変動します。その後の調査でさらに絞り込まれ、第3次抽選を経て、最終的に男女各20名程度が選ばれます。「実力が見られる調査」の前後を2度の抽選が挟むため、準備で積み上げられる部分と、運に委ねる部分が分かれている、と捉えておくと気持ちの整理がしやすいかもしれません。
第2次選抜(正式名称は「調査」)は、ペーパーを使わない のが最大の特徴です。行動観察・運動・個別(口頭試問)・親子活動といった項目で、生活の中で育まれた力が総合的に見られます。生まれ月などで日程・課題が分かれる形式です。以下、項目ごとに見ていきます。
4〜5名ほどのグループで、遊びを通して協調性やコミュニケーションの様子が見られます。過去には、玉入れ・平均台・テーブルホッケー・魚釣り・ボウリングといった「遊びコーナー」を自由に楽しむ形式や、お手玉リレー、みんなで答えるクイズなどが出題されています。勝ち負けそのものより、お友だちと関わる姿勢や、譲り合い・声かけの様子に目が向けられているとされています。
平均台やジャンプ、片足バランス、模倣体操など、指示を聞いて体を動かす課題が出題されています。特別な運動能力よりも、指示を落ち着いて聞き、まねて動けるかが見られていると考えられます。
試験官とのやり取りの中で、名前や好きな遊びなどを尋ねられたり、簡単な工作・巧緻性の課題に取り組んだりします。作業中に作品について質問される形の口頭試問もあるようです。正解の有無より、自分の言葉で話せるか、落ち着いて受け答えできるかが見られている点は、竹早小らしいところです。
竹早小を語るうえで欠かせないのが、都内の国立小学校では唯一とされる「親子活動」 です。保護者とお子さまが一緒に、お話作り・リズム遊び・電車ごっこ・積み木・滑り台などの課題に取り組みます。多くの場合、はじめにお子さまが活動の説明を受けて取り組み、その後で保護者が加わり、お子さまがやり方を保護者に教えながら一緒に進める、という流れが見られます。
竹早小が大切にしている「子ども主体(はじめに子どもありき)」という姿勢は、この親子活動によく表れます。過去の傾向を見ると、お子さまの発言や進め方をまず受け止めて一緒に楽しめたご家庭と、良かれと思って先回りや修正をしてしまったご家庭とで、印象が分かれることがあるようです。ふだんの関わり方がそのまま出やすい場面なので、「正そう」とするより「受け止めて、そっと問いかける」関わりを、日常から少しずつ意識しておけるとよいかもしれません。
考査に関連して、保護者向けのアンケート(記述)が実施されます。記入時間はおよそ20分程度で、子育てで大切にしていることや家庭での関わり方などを問う設問が中心です。書いた内容は、後の保護者面接でも使われるとされています。事前にテーマが分からないなかで書くことになるため、特別なエピソードを用意するより、日頃の躾や子どもへの関わりを、簡潔で一貫性のある形で言葉にしておくと、落ち着いて臨みやすくなります。
面接は親子面接の形式で、保護者とお子さまへの質問に加え、前述の親子活動が組み合わされます。保護者への質問では、志望理由や家庭の教育方針、お子さまの様子などが尋ねられ、先に記入した保護者アンケートをもとに進められます。竹早小が研究校であることや、後述する保護者の関わりを理解したうえで、「なぜ竹早小なのか」を家庭の言葉で語れるかが、ひとつの軸になります。
よく問われるのは、志望理由・家庭の教育方針・お子さまのふだんの様子に加え、竹早小が研究校であることや子ども主体の教育をどれだけ理解しているか、といった点だとされています。奇をてらった回答よりも、家庭で実際に大切にしていることを、飾らず一貫した言葉で伝えられるかが見られていると考えられます。お子さまへの質問では、名前や好きな遊びなど答えやすいものから始まることが多く、正解よりも落ち着いて自分の言葉で話せるかが大切にされているようです。
出願・入学を考えるうえで、知っておきたい竹早小の特徴がいくつかあります。
これらは竹早小がどんな学校かを映すものでもあります。面接や保護者アンケートでは、こうした学校の姿を理解し、共感したうえで志望しているかが見られる場面が出てきます。
点数で測る学校ではないぶん、日々の姿がそのまま表れます。傾向として、次のようなお子さまが力を発揮しやすいようです。
正解を出すことよりも、考える姿勢や、周りと気持ちよく関わる力が見られていると考えられます。無理に自分を通したり目立ったりする「主張の強さ」ではなく、置かれた場の中で自分なりの考えを素直に表現できる姿勢が大切にされているようです。
竹早小の考査で問われる力は、特別な教室だけでなく、ご家庭の日常の中でも育んでいけるものが多くあります。
竹早小の受験は、2度の抽選という「どうにもならない部分」を含む一方で、準備で積み上げられる部分もはっきりしています。積み上げられるのは、日々の親子の関わりや生活習慣、そして「なぜ竹早小なのか」を家庭の言葉にしておくこと——面接や保護者アンケートの軸になる部分です。
お受験プリントとしてお手伝いできるのは、ペーパードリルよりも、この「家庭の考えを言葉にする」準備かもしれません。願書のエピソードづくりや、志望理由・教育方針の文例、行動観察や親子活動の土台になる生活常識・マナーの整え方——竹早小のようなノンペーパー校では、こうした準備のほうが考査とゆるやかにつながっていくように感じています。
竹早小は、創立当初から 校訓「誠」 の1字を掲げ、「星霜百年に亘って『誠』の精神を貫いて教育にあたってきた」とされています。校訓は児童のためだけでなく、教職員が児童・保護者に接するとき、また教職員同士の間でも常に「誠」を具現するよう努める「よりどころ」と位置づけられています。
「誠」の精神を具体化するため、教育目標として 「自ら学び、ともに手をとり合い、生活を切り拓く子」の育成 を設定し、目標とする児童像として ①明るく元気に取り組む子、②よく考え工夫して学ぶ子、③いつくしみ合い仲よく助け合う子、④よい生き方を求め続ける子 を掲げています。(学校公式サイト・学校要覧より)
竹早小は、東京学芸大学にある11の附属学校園の一つで、1900年に創立された附属小学校です。隣接する附属幼稚園竹早園舎との幼小一貫教育を実現しているほか、隣接する附属竹早中学校との連携を密にした教育を推進しています。一般の公立小学校と同様に初等普通教育を担いつつ、教員養成大学の附属校として、①学生に教育実習(教育実地研究)の場を提供すること、②初等教育に関する諸研究を実験・実証・実践すること、という2つの使命を持ち、その成果をわが国の初等教育界に還元しようとしています。(学校公式サイトより)
竹早小では、「たけのこタイム」 という特色ある時間を設けています。2週間に1度、100分ほどを使い、子どもたちがそれぞれ「やりたいこと・やってみたいこと」に没頭する自己実現活動の時間です。各クラスで進められる自己実現活動の成果は、2学期の「竹早祭」で保護者や他学年に向けて発表されます。指示通りにこなすより、自ら考えて取り組む姿を大切にする竹早小らしい学びといえます。学習活動も、教科か総合かといった枠にこだわらず、児童にとって切実な問題を解決していけるような柔軟な指導が行われている、とされています。(学校公式サイト・公開情報より)
竹早小は 異学年(縦割り班)の交流 を大切にしている学校です。新年度に縦割り班が結成されると、ほぼ毎日、班で集まって掃除や集会、行事に向けた相談を行います。3〜6年生は縦割り班を軸に「竹の子祭」で表現運動や競技を発表し、1・2年生は竹早園舎の園児と一緒に「キッズフェスティバル」を行います。
そして竹早小を象徴するのが 日光林間学園 です。夏は3〜6年生の縦割り班で3泊4日を過ごすほか、4〜6年生は各学年で春・秋・冬にも日光を訪れ、6年間で計7回、季節や環境の異なる日光での宿泊行事を経験します。3学期には「6年生を送る会」と縦割り班の解散式が行われ、卒業式には他学年の子どもも参列して6年生を送り出します。(学校公式サイトより)
竹早小は、教員養成大学の附属小学校として、東京学芸大学の学生の教育実習を受け入れています。2学期には3年生による基礎教育実習が行われ、各クラスに前期・後期それぞれ5名ほどの実習生が配当されます。子どもたちも実習生とのふれ合いを楽しみにしている、とされています。また竹早小は研究校として、自己実現活動などをテーマにした公開研究会を開催し、その実践を広く発信しています。(学校公式サイト・お知らせより)
竹早小の卒業生の多くは、学内試験を経て系列の 東京学芸大学附属竹早中学校 へ内部進学しているとされます(幼小中の連携を重視する方針もあり、進学を希望する多くの児童が進んでいるようです)。その先の附属高等学校へは、竹早・大泉・小金井・世田谷の系列4中学から合計の進学枠が決められており、竹早中からは例年5〜6割程度が進学し、ほかは外部受験を選びます。附属高から東京学芸大学への優先入学制度はなく、大学進学は外部受験となりますが、難関大学への進学実績もあります。中学受験の負担を抑えつつ、その先は実力で道を選んでいく——という進路設計になっています。(各種公開情報より)
1900(明治33)年創立。所在地は〒112-0002 東京都文京区小石川4-2-1。児童数は約410名(2クラス)、制服あり、給食あり(曜日により弁当の日があるとの情報もあります)。系列は附属幼稚園竹早園舎・附属竹早中学校・附属高等学校・東京学芸大学です。(学校公式サイト・各種公開情報より)
東京メトロ丸ノ内線「茗荷谷」駅より徒歩約12分、東京メトロ南北線「後楽園」駅より徒歩約15分です。詳しくは学校公式サイト(https://www2.u-gakugei.ac.jp/~takesyo/)をご確認ください。(学校公式サイトより)
東京学芸大学附属竹早小学校は、校訓「誠」と子ども主体の教育、そして系列中学校への高い内部進学率という魅力をもつ、人気の国立小学校です。ただ共働き家庭にとっては、「メリット・デメリットの両方を正直に把握してから志望校に加えたい」学校でもあります。
給食があり、内部進学の見通しが立ちやすい一方で、親子活動・保護者アンケート・行事など保護者の関わりが一定あり、入試情報も自分で取りにいく必要があります。以下に、率直に整理します。
| チェック項目 | 状況 | ひとこと |
|---|---|---|
| 給食 | ◎ | あり(週4日程度、曜日により弁当の日があるとの情報)。弁当準備の負担は比較的軽い |
| 学童・アフタースクール | △〜✕ | 校内の学童は想定しにくく、文京区の学童・民間サービスなど外部手配が前提。最新状況は要確認 |
| 系列校への内部進学 | ◎ | 卒業生の多く(8〜9割程度とも)が学内試験を経て附属竹早中学校へ進学。竹早の大きな強み |
| 大学まで一貫 | ✕ | 大学への優先入学制度はない。高校(附属高)へは竹早中から例年5〜6割程度+外部受験 |
| 通学(茗荷谷/後楽園) | ○ | 丸ノ内線「茗荷谷」駅 徒歩約12分、南北線「後楽園」駅 徒歩約15分 |
| 学費 | ◎〜○ | 授業料は国立のため無償。ただし寄付金・行事費等で初年度は諸経費(38万円前後との情報)がかかる |
| 保護者参加機会 | △〜✕ | 親子活動・保護者アンケート・行事・寄付など、研究校ゆえ関わりは多め |
| 受験での共働きの扱い | ○ | 親子面接・保護者アンケートで家庭の関わりは見られるが、就業状況そのものが不利になるわけではない |
内部進学の見通しが立ちやすい。 竹早小の大きな魅力は、系列の附属竹早中学校への内部進学率が高いことです。学内試験による判定はありますが、幼小中の連携を重視する方針もあり、進学を希望する多くの児童が竹早中へ進んでいるとされています。中学受験の負担を抑えたい共働き家庭には、安心材料になり得ます。
給食があり、朝の準備が比較的ラク。 給食が提供されるため、毎日のお弁当づくりの負担は軽めです(曜日により弁当の日があるとの情報もあるので、最新は公式でご確認ください)。
授業料は無償だが、初年度は諸経費に注意。 授業料は国立のため無償で、私立と比べれば負担は大幅に軽くなります。ただし寄付金・行事費などで初年度は諸経費(38万円前後との情報)がかかる点は念頭に置いておくと安心です(最新の金額は公式でご確認ください)。
子ども主体・少人数の教育環境。 「たけのこタイム」や縦割り班活動など、自主性を尊重する教育は、限られた時間でも子どもと対話を大切にしたいご家庭と相性がよい環境です。
入試情報を自分で取りにいく必要がある。 竹早小は学校説明会を公開しておらず、電話・メール等の個別問い合わせも受け付けていません。情報収集はホームページと市販情報が中心になるため、出願時期(他の学芸大附属より早い年もあります)を見逃さないよう、自分で管理する必要があります。
親子活動・保護者アンケートで家庭の関わりが見られる。 竹早小には親子活動と保護者面接・アンケートがあり、日頃の親子の関わり方や家庭の教育観がそのまま表れます。忙しいなかでも、「わが家が大切にしていること」を言葉にしておく準備が効いてきます。
放課後の預け先は外部手配が前提。 校内の学童保育は想定しにくいため、入学前から文京区の学童や民間学童・シッターの確保を進めておくと安心です。最新の受け入れ状況は各機関に直接ご確認ください。
23区内居住が条件。 出願時点で東京23区内に保護者と居住し、卒業まで住み続けることが条件です。転居予定のあるご家庭は特に注意が必要です。
学校近隣・通学ルート上で活用しうる主な手段をまとめます。
※放課後の選択肢は変動しますので、必ず最新情報を各機関・サービスにご確認ください。
竹早小には保護者アンケートと親子面接があり、家庭での関わり方が見られます。共働きであること自体が不利になるわけではありません。むしろ、「限られた時間だからこそ、家族で話す時間や一緒に遊ぶ時間を大切にしている」という具体的な積み重ねを、簡潔に一貫性をもって言葉にできることが大切です。特別なエピソードよりも、日常の躾や関わりを飾らずに伝える姿勢が、竹早小の「誠」や子ども主体の方針とも重なります。
向いている家庭:放課後の外部学童・シッター手配に目処が立つ/子どもと「考える時間・遊ぶ時間」を楽しめる/中学までの内部進学の安心感を重視/子ども主体の教育に共感できる。
慎重に検討すべき家庭:入試情報を自分で管理するのが難しい/親子活動・行事への関わりが取りにくい/23区外への転居予定がある/大学までの一貫を重視している。
竹早小の共働き家庭向けのより詳しい比較は、〔【共働き×小学校受験】人気校の共働き対応度を徹底比較〕もあわせてご覧ください。
共働き家庭向けのより詳しい比較は、【共働き×小学校受験】人気14校の共働き対応度を徹底比較もあわせてご覧ください。



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