※当サイトは一部内容を文部科学省、子供たちの未来を育む家庭教育、国立教育政策研究所を参考にしています。お受験プリントのプリントは理英会さんの「ばっちりくんドリル」、こぐま会さんの「ひとりでとっくん」シリーズの補助として活用いただけます。(運営元 : お受験プリント 運営事務局 〒220-0072 神奈川県横浜市西区浅間町1丁目4番3号ウィザードビル)

リアルタイムアクセスのお知らせ!(*300秒毎に更新されます*)
一緒に頑張ろう!

小学校受験に挑むかどうかは、家族にとって大きな決断です。周りに受験をする家庭がいると気になる一方で、「わが家にとって意味があるのかな」「受けてから後悔しないかな」と、迷い続けている方もいるはずです。
ここでは、小学校受験で得られるものと負担になるものを並べたうえで、準備の途中や入学後に「しなければよかった」と感じやすい場面と、その前にできる確認、中学受験との違い、決めるためのチェック、受験しないと決めたときの選択肢までをまとめました。費用や制度の数字は、文部科学省などの公的な資料で確かめたものだけを載せています(確認日:2026年9月20日)。
小学校受験の大きな特徴は、子どもが通う学校を、家庭の方針に沿って選べることです。公立小学校は、原則として市町村の教育委員会が指定する学校に入学します(学校教育法施行令第5条)。私立や国立の小学校を受験することで、その選択肢が広がります。
準備の中で身につくことについては、スケジュールと費用の記事の「「費用対効果」をどう考えるか」でも取り上げています。
一方で、小学校受験には、準備の期間と入学後の両方に負担があります。決める前に、次の4つの面から見ておきましょう。
| 負担の種類 | 準備の期間 | 入学後 |
|---|---|---|
| 時間 | 家庭学習、教室や模試、説明会への参加で、平日・週末の時間が埋まりやすい | 通学時間、学校の行事や保護者会への参加 |
| 費用 | 教室や教材、模試、受験料、服装などの準備の費用 | 授業料などの学校教育費と、習い事などの学校外の費用 |
| 子どもへの負荷 | 練習の量が増えると、遊びや休む時間が減る | 通学の疲れ、学校の学習や生活のペースに慣れるまでの負担 |
| 家族への負荷 | 夫婦の考えの違いや、親の焦りが家の雰囲気に出やすい | 送迎や行事の分担、きょうだいの予定との調整 |
文部科学省の「子供の学習費調査」(令和5年度・令和8年1月の訂正版)によると、保護者が1年間に支出した子ども1人あたりの学習費は、下の表のとおりです。
| 区分 | 公立小学校 | 私立小学校 |
|---|---|---|
| 学習費総額(年間) | 366,599円 | 1,741,516円 |
| うち学校教育費(授業料など) | 74,336円 | 978,271円 |
| うち学校給食費 | 35,774円 | 53,578円 |
| うち学校外活動費(習い事・学習塾など) | 256,489円 | 709,667円 |
私立小学校の学習費総額は、公立小学校の約4.8倍です。受験の準備にかかる費用は、この金額に入っていません。準備の費用の内訳は、スケジュールと費用の記事の「小学校受験の費用」の章でまとめています。学校ごとの学費は、各校の募集要項や説明会で確かめましょう。
同じ調査の参考資料によると、令和5年度に公立・私立の小学校に通っていた児童のうち、私立小学校に通っていたのは1.3%でした。周りに受験をする家庭が多く見える環境でも、全体から見ると少数の選択であることは、知っておいてよいかもしれません。
受験そのものより、進め方や入学後の生活との「ずれ」が、後悔の気持ちを生むこともあります。準備の途中や入学後に負担を感じやすい場面と、先にできる確認をまとめました。
| 感じやすい場面 | 起きやすい背景 | 先にできること |
|---|---|---|
| 親子の会話が、勉強の話ばかりになった | 練習の量を増やすことが目的になっている | 1日に机に向かう時間の上限を決め、遊びや体験の時間を先に確保する |
| 夫婦の一方だけが抱え込んでいた | 受験する理由や分担を話し合わないまま始めた | 始める前に「なぜ受けるか」と役割分担を話し合い、書き出しておく |
| 費用が思っていたより重くなった | 準備の費用だけを見て、入学後の学費を見込んでいなかった | 入学後6年間の学費と、準備の費用の上限を先に決める |
| 通学や生活のリズムに無理が出た | 通学時間や朝の支度の時間を、実際に試していなかった | 登校する時間帯に、親子で通学路をたどってみる |
| 学校の方針や行事が、家庭の考えと合わなかった | 学校名や評判で選び、学校生活を見ていなかった | 説明会や公開行事で、授業中の子どもたちの表情まで見ておく |
| 結果が出ず、準備の時間まで否定したくなった | 合格だけをゴールにしていた | 準備で身につけたいこと(生活習慣・話を聞く力など)を、目的の一つにしておく |
準備を進める中で「やめたい」と感じたときの考え方は、スケジュールの記事の「「やめたほうがいい?」と感じたときに」の章、準備の進め方のずれを見直すヒントは15のチェックリストで紹介しています。
「小学校で受験するか、中学受験まで待つか」で迷うこともあるでしょう。どちらがよいかは家庭によって違いますが、時期や中身は次のように違います。
| 項目 | 小学校受験 | 中学受験 |
|---|---|---|
| 本番の時期 | 年長の秋〜冬。首都圏の私立は、2027年度入試では埼玉が9月、東京が11月1日から考査を始める | 小学6年生の冬。都内の私立中学校の入試は2月1日以降(令和8年度入試。東京私立中学高等学校協会の定め) |
| 主な考査・試験 | ペーパーのほか、行動観察・運動・制作・面接など。学校によって組み合わせが違う | 都内の私立中学校は、学力検査と面接など |
| 準備の中心 | 生活習慣や体験を土台に、親子で準備を進める | 子ども自身が教科の学習を積み上げる |
| 私立の学習費総額(年間・令和5年度) | 小学校 1,741,516円 | 中学校 1,560,359円 |
小学校の段階で進路を決めることは、6年間の学校生活を先に選ぶことでもあります。一方で、中学受験は子ども自身の意思や得意なことがはっきりしてから選べる、という違いがあります。どちらを選ぶ場合も、子どもの様子と家庭の考えを軸に決めることが大切です。学校ごとの日程は、2027年度の入試日程一覧で確かめられます。
次の項目に、家族で一つずつ答えてみましょう。「はい」にならなかった項目は、家族で話し合うテーマです。合否の見込みを測るものではなく、話し合う順番を見つけるためのチェックとして使ってください。
親の関わり方でつまずきやすいところは15のチェックリスト、考査で見えやすい子どもの様子は受かる子の9つの傾向の記事で取り上げました。
話し合った結果、受験しないと決めることも、家族にとって大切な選択です。その場合も、次のような道があります。
| 選択肢 | 考え方 |
|---|---|
| 地域の公立小学校に通う | 教育委員会から指定される学校に入学する。入学前に学校公開や説明会があれば参加して、通学路も確かめておく |
| 国立小学校だけを受ける | 国立小学校には通学区域の条件があり、選考に抽選がある学校もある。条件に合えば、私立とは違う選択肢として考えられる(国立小学校の受験ガイド) |
| 中学受験を目標にする | 小学校の間に、子ども自身の興味や得意なことが見えてから進路を選べる |
| 家庭の学びを続ける | 読み聞かせ、お手伝い、季節の行事、体を動かす遊びなど、準備で大切にしてきたことを小学校生活につなげる |
受験をしない場合も、ひらがなや数、季節の言葉などに親子で触れておくことは、小学校生活の準備になります。公開中の無料プリントや無料の季節カードは、受験の有無に関係なく使っていただけます。
受験の目的が合格だけになっていると、結果が出なかったときに「意味がなかった」という思いが残りがちです。反対に、学校の方針を見て選びたい、準備を通して生活の土台を整えたい、といった目的がはっきりしていれば、結果にかかわらず得られるものがあります。意味があるかどうかは、家庭の目的によって変わります。
受験をしたかどうかだけで、その後の人生の良し悪しは測れません。進学先や学校生活は学校ごとに大きく違い、子どもの育ちには家庭や地域の環境も関わるからです。気になる学校があれば、説明会や公開行事で、在校生の様子や卒業後の進路について直接確かめてみましょう。
考え方は学校それぞれですが、たとえば慶應義塾幼稚舎は、公式サイトの入学試験Q&Aで、保護者の国籍や職業、学歴は影響しないとはっきり書いています。面接や願書に向けては、家庭の考えを借り物ではない言葉で話せるよう、夫婦で練習しておきましょう。
向き・不向きを、1回の模試や練習だけで見極めるのは難しいものです。考査で見えやすい子どもの様子は受かる子の9つの傾向の記事で紹介していますが、まずは子どもが無理なく続けられる準備の形があるかどうかを見てみましょう。準備を始めてから、子どもの様子を見て判断し直すこともできます。
途中でやめるのも、一つの判断です。受験そのものをやめるのか、教室や進め方を変えたいのかを分けて考えると、別の道が見えることもあります。考え方の整理には、スケジュールの記事の「「やめたほうがいい?」と感じたときに」の章が参考になります。
どちらにも、その家庭にとっての正解があるはずです。小学校受験では、子どもが小さいうちに6年間の学校生活を選ぶことになり、家庭の考えが大きく反映されます。中学受験は、子ども自身の意思や得意なことが見えてから選べます。上の「中学受験との違い」の表と、「受験するか決めるための8つのチェック」を、家族で話し合う材料にしてください。
小学校受験には、学校を選べる、準備を通して親子の土台をつくれる、といったメリットがある一方で、時間や費用、子どもと家族への負担もあります。後悔につながりやすいのは、受験そのものより、目的や進め方のずれです。家族で「何のために受けるのか」を先に決め、準備の期間と入学後の生活まで見通したうえで決めましょう。
受験をすると決めたら、まずは準備の流れ全体を見渡しておきましょう。時期ごとの進め方はスケジュールと費用の記事、教室を使うかどうかの考え方は塾・幼児教室の選び方の記事、分野ごとの出題例は小学校受験の問題まとめで紹介しています。教材の一覧は、お受験プリントのストアでご覧いただけます。
学習費の金額と私立小学校の児童の割合は、文部科学省「令和5年度子供の学習費調査」(令和6年12月25日公表資料の訂正版・令和8年1月16日)にもとづく全国の平均です。実際の学費は学校ごとに差があります。受験や入学を考える学校の学費・制度は、各校の募集要項や学校説明会の資料で確かめましょう。



お受験プリントは3400名以上の方々にご利用いただいておりますので、ぜひお試しください!(お受験プリント STORE でご利用可能な15%クーポンもプレゼントしています!)


















