※当サイトは一部内容を文部科学省、子供たちの未来を育む家庭教育、国立教育政策研究所を参考にしています。お受験プリントのプリントは理英会さんの「ばっちりくんドリル」、こぐま会さんの「ひとりでとっくん」シリーズの補助として活用いただけます。
聖ドミニコ学園小学校の偏差値・倍率などの難易度や知っておきたい公式情報まとめ:学校別対策シリーズ
聖ドミニコ学園小学校は、1954年に開校し、幼稚園から高校までの一貫教育を行う、東京都世田谷区にある人気のキリスト系私立小学校です。
この記事では、その難易度の指標として、倍率や偏差値などの情報に加え、学校の公式ホームページや学校パンフレットから、受験を検討されている方はもちろん、学校研究をされている方にも参考にしていただける情報をまとめました。
聖ドミニコ学園小学校の難易度:倍率・偏差値
聖ドミニコ学園小学校の倍率
聖ドミニコ学園小学校への入学志願者は例年400名ほど(2023年は382名)で、定員が60名ですので、倍率は6倍前後という計算になります。
聖ドミニコ学園小学校の偏差値
小学校受験では、学校ごとに試験内容が異なることもあり、それぞれを比較するための「偏差値」は存在しませんが、系列中学校の偏差値を参考値とすると、聖ドミニコ学園中学校の偏差値は43となっています。(首都圏模試センター参考)
聖ドミニコ学園小学校の関連動画
聖ドミニコ学園小学校 公式動画
おもいでのうたコンサート
聖ドミニコ学園小学校 公式インスタグラム
聖ドミニコ学園小学校の公式情報
建学の精神 真理を求め、自由に生きる
新しい経験を数多く積む小学校時代は、ものごとを整理し、考え、組み立てるようになる目覚ましい成長の時。
聖ドミニコ学園では、この大切な時期を迎えた子どもたちの人間的成長を助け、それぞれが個性を磨き、相手の立場に立つことを学び、将来、国際人としてはばたいていくことを願っています。
聖ドミニコについて
聖ドミニコは13世紀に活躍したスペイン生まれの神父です。デンマーク国王を訪問する司教に同行する旅に出た聖ドミニコは、フランスのトゥールーズで宿泊した宿屋の主人が異端者であることを知ります。異端者とは、神理解が著しく偏った人々をさします。聖ドミニコはこの時、彼の偏った理解を正すために、まず話を聞きました。偏りを一方的に指摘して打ち負かす言い方をするのではなく、相手を理解しようと努めました。徹夜の「対話」を通して彼は自身の理解の偏りに気づき、正しい道に戻ります。この対話の姿勢こそ、聖ドミニコの真骨頂です。
校章の由来
聖ドミニコ会のモットーである「真理」の擁護を象徴する盾を表し、真理を探究することを示しています。キリスト教のシンボルである十字架と心身の純潔を象徴する百合の花をあしらうと同時に、白は純潔と神の御前に正しく生きるもののもつ深い歓喜、黒は他人の幸せに絶えず奉仕する減私の精神を表しています。
つみあげよう一人ひとり色とりどり個性のカタチ
よく生き、たくましく生き、愛し愛される人へ
「よく生きる」とは、他者のためになにかしたいと考える生き方のこと。
「たくましく生きる」とは、自分で考え、決断し、行動すること。
「愛し愛される」とは、多くの愛によって思いやりの心が育まれるということ。
聖ドミニコ学園小学校がなによりも大切にしている「対話」と子どもたちを豊かに成長させるさまざまな「経験」を積み重ねることで正しい価値基準、しっかりとした信念、そして人を思いやる優しさをキリスト教の世界観に基づき、教え育みます。
「対話」が真ん中 学園生活の中心にはいつも「対話」があります
聖ドミニコ修道会の生みの親である聖ドミニコは、異端者にも論破するのではなく、彼らに向き合い、対話をもって自分の考えを伝えようとしました。一方的に自分の考えを押しつけるのではなく、相手の話に耳を傾け、尊重する。聖ドミニコの対話を中心に捉えた生き方そのものが、本校の教育活動の基盤であり、子どもたちは学園生活のさまさまな場面で自己を表現し、対話を積み重ね、成長していきます。
祈り 心の教育
1日のはじまりは神さまとの「対話」から
毎日のお祈りやキリストの教えを中心に展開される宗教教育を通して、他者への優しさや思いやりの心を育みます。神さまの愛を実感することは、自分自身の価値を見出すことにもつながり、自分だけではなく誰かのために自分の能力や時間、アイディアを喜んで差し出せるようになります。その経験は人生をより豊かなものにするでしょう。
学び 学習指導
宗教・英語・フランス語・ダンス・作文・書き方など本校独自の教科指導を行い、各学年に合わせたきめ細やかな学習指導によって基礎学力と自主性を養います。そして「神さまとの対話」「教師との対話」「子どもたち同士の対話」を大切にした、工夫を凝らした多彩な授業で個性や才能を豊かに伸ばし、子どもたちは学ぶ楽しさや発見する喜びを知ります。
つながり 学園生活
「対話」が育む豊かな心
友だちや先生など多くの人の愛や優しさにふれる学園生活のなかで、子どもたちは自分が大切にされていることを実感し、相手の立場に立ってものごとを考えられるように成長します。
また、自然あふれる環境が豊かな感性を育み、あたたかな眼差しが子どもたちに安心と安らぎを与えます。
祈り 心の教育
毎日の生活のなかでのお祈りやキリストの教えを中心に展開される宗教教育を通して優しさや思いやりの心を育みます。
宗教教育
キリスト教の教えに基づいた教育
週に1時間、宗教の授業を行っています。イエス・キリストの教えを通して、その生涯と十字架の死と復活によって示された神さまの愛を知ります。人間一人ひとりが神さまからいただいた大切な存在であることに気づき、他者への優しさや思いやりを育んでいます。また聖書を読み、真理を探求することで、より良く生きるための基礎作りを行っています。
宗教行事
楽しみながら仰を深める
大きな宗教行事としては、マリア祭とクリスマス会があります。5月のマリア祭では、日々の善い行いを霊的花束にしてマリアさまに捧げます。12月のクリスマス会では、6年生が宗教の時間に学んできた、天地創造からキリストのご降誕までのお話しをダンスを交えた劇で表現します。また、5・6年生はハレルヤコーラスを歌い、クリスマスを祝います。
奉仕活動
誰かのために行動できる人に
5・6年生が毎週木曜日の放課後に奉仕活動をしています。奉仕担当は行事の準備や片づけ、ベルマークの仕分け、畑や花壇の手入れ、幼稚園の手伝いなどを行っています。また、5・6年生は全員、救命入門コースを受講します。そのほかにも、児童会・放送・図書の委員会活動があり、全校児童の役に立つ仕事を担うことで、高学年の自覚と責任を体得する場となっています。
学び 学習指導
「対話」を大切にした本校独自の学習指導が基礎学力と自主性を養い、子どもたちの豊かな個性と才能を伸ばします。
教育目標
[低学年]基礎・基本を身につける
日常のなかで、お祈り、あいさつ、身だしなみ、食事マナーなど、生活の基礎・基本がしっかりと定着するようにていねいにくり返し指導しています。学習面でも、毎日の授業や宿題のなかで、取りこぼしのないように家庭と連携して、きめ細やかに指導しています。また、1年生は6年生にお世話してもらうことで、学園生活にも自然と親しんでいきます。
[中学年]自ら進んで行動する
授業時数の増える3年生では、「なぜ?」と疑問をもつことを大切にしています。この主体的な思考を、学習と生活の原動力として生かせるよう指導しています。4年生になると、これまで培ってきた力を発揮する機会として林間学校、全員参加の劇発表、教科学習でのグループ発表などがあります。これらの経験が子どもたちの自主的な行動力を育みます。
[高学年]自覚と責任を体得する
奉仕活動では、全校児童のために役立つ仕事を担います。子どもたちが主体的に考えて活動し、高学年としての自覚と責任の体得をめざします。また、6年生は1年生をお世話することで、自分が必要とされている存在であることを自覚します。学習面では、算数の少人数授業で自らクラスを選択するなど、子どもたちの自主性を重視した指導を実践しています。
専科授業
専門的に学びを深める10の専科授業
宗教・英語・フランス語・作文・書き方・体育・ダンス・音楽・図工・理科の10教科を専科教師が指導しています。専科教師だからこそ、教科の魅力や面白さを十分に伝えることができます。多くのあたたかな目で見守られ、子どもたちは楽しみながら個性を発揮し、自分の可能性を大きく広げています。
チームティーチング
個別指導を徹底し学習の基盤を固める
学習の基礎・基本の充実を図るため、1・2年生、5・6年生の英語、2・3年生の書き方(漢字指導)、5・6年生の算数と、全学年のフランス語の授業では、2人の教師が授業を進めるチームティーチング制を取り入れています。学習のなかでの個々のつまずきをそのままにせず、児童の疑問にすぐに答えられるよう、きめ細やかで行き届いた指導を実践しています。
ICT教育
ICTツールを有効的に活用し学習活動の幅を広げる
タブレット型端末や電子黒板などをさまざまな学習で使用しています。受動的な授業から、より主体的な学習活動になることで、学習意欲、思考力、コミュニケーション能力の向上をめざしています。
タブレットは1クラスでひとり1台、使用できるよう整備しています。
食育
子どもたちの健やかな成長のために
食を「命をいただく」こととして捉え、生産者や調理者への感謝の気持ちを育んでいます。授業の一環で、校内の畑でインゲン豆やジャガイモなどの野菜を栽培し、収穫した野菜は給食に利用しています。また、本校の食育の理念への理解を深めていただくために、毎年7月には新入生の保護者を対象に給食勉強会を実施します。
ランチルームでの交流
月に2~3回は、教室からランチルームに場所を移して給食をいただきます。異学年と同じテーブルを囲むこともあり、学年を越えた交流が生まれる場にもなっています。上級生は下級生の面倒を見て、食べられない子にアドバイスをしたり自分がしっかり食べようとがんばったり、微笑ましい光景があちらこちらで見られます。
食体験を広げる農園体験
生活科や理科の授業の一環として、校内の畑で野菜づくりをしています。インゲン豆やジャガイモなどを育て、給食に利用します。3年生では、ご近所の農園の方に協力していただき、畑の見学や野菜づくりを体験しています。生産者と交流しながらの貴重な学びの場となっています。
教科紹介
工夫を凝らした多彩な授業
主要教科はもちろんのこと自分の思いを文字にする作文や、言語を通して異文化にふれる英語・フランス語、全身を使って表現するダンスなど、本校独自の多彩な授業を実践しています。各学年に合わせたていねいで細やかな学習指導が基礎学力と自主性を養い、自分の頭で考え、判断し、決断できるたくましい人を育てます。
学びの基礎となる「国語」「算数」
国語は「正しく読む・書く・話す」ことを目標に、漢字や語句・文法をいねいに学習します。高学年は教科担任制で、片方の担任が両クラスの授業を担当。また、より充実した授業展開をめざして、教材研究にも力を入れています。「対話」を大切にした聖ドミニコに倣い、相手の話を聞き入れ、相手に伝わる話し方の指導も行います。算数は、まず低学年で算数的活動を多く取り入れ、理解の基礎となる経験を重ねます。中学年は基礎的な知識・技能を確実に身につけるために、習熟度別に分かれて学習。さらに高学年になると、チームティーチングやクラスを二分しての少人数授業を取り入れるなど、学習内容に合わせたきめ細かい指導を実践しています。
語学を通して異文化にふれる「英語」「フランス語」
英語は1~4年生は週2時間、5・6年生は週3時間、フランス語は週1時間の授業を行っています。英語は、「聞く・話す・読む・書く」の4領域の基礎力をつけることを目標としています。3年生以上は、年6回さまざまな国の方を招いて、英語だけでコミュニケーションを取る機会を設けています。7ランス語は、フランス人教師と日本人教師のチームティーチングによる歌を中心とした授業と、日本人教師による文法(ことばのきまり)を中心とした授業を隔週で展開。言語の背景となるフランスの文化についても学習します。
みずみずしい感性と表現力をみがく「ダンス」「作文」
ダンスの授業は、自分たちで自由に動きやストーリーを考え、それを身体で表現する”創作活動”。グループ活動のなかで、全身を使って表現する喜びや、多くの対話を通して友だちの大切さを学びます。作文の授業では、全学年がオリジナル教材「作文のひろば」とマス目のない作文用紙を使用して、学年によって異なるテーマの作文を月に1つのペースで書きあげていきます。年度末には、その成果を「じかがき文集ひばり」として集約。自分の書いた字が、そのまま載る文集を子どもたちは楽しみにしています。
つながり 学園生活
友達とふれあい、協力しながら過ごす学園生活のなかでマナーやルールを守ることの大切さや、助け合う気持ちを学びます。
たてわり活動
思いやる心のバトンをつなぐ
神さまに与えられた自分の力を誰かのために使うことを実践する、交流の場をもっています。思いやりの心を通わすなかで、お互いが大切な存在であることを実感します。また他学年・他学部との交流を通して違いを感じ、相互理解を深めます。自分がしてもらったことを、今度は自分がしてあげる、思いやりのバトンをつないでいきます。
他学年と
1・6年生のペア活動では、1年生の学園生活を6年生がサポートします。ランチルームでは、学年を越えて食事を共にする時間をもちます。登下校は方面別のグループで、上級生が下級生の様子をみて、安全に登下校をします。
中高生と
委員会・クラブ活動では、中高生の指導を受け、小学生も見習いながら参加します。生徒会と児童会が協力して、朝のあいさつ運動も行っています。
幼稚園生と
年中園児交流会では、半日小学校体験を5年生がお世話します。学校探検をしたり、授業や食事の時間を一緒に過ごします。
学園全体で
学園祭、後援会が主催する親睦の集い、学園内で安全を守る防災訓練は全学部合同(幼・小・中高)で実施しています。
クラブ活動
新しい自分を発見しよう
5・6年生が毎週金曜日の6校時に行うクラブ活動。運動系は、バスケットボール・バドミントン・サッカー・テニス・ダンスなど、文化系は科学・家庭科などがあり、子どもたち一人ひとりの個性を発揮する場となっています。
年度末には1年の活動の締めくくりとしてクラブ発表会を行っています。
男児親睦ラグビー
One for all, all for one.
男子児童の親睦を図るため、1983年からラグビーを行っています。毎月1回、1年生から6年生までの全員が参加しています。試合に勝つことだけでなく、ラグビーを通じて、「楽しく活動する」「最後までやり遂げる」「相手を思いやる」ということを目標に行っています。夏には菅平高原で2泊3日の合宿を、秋には近隣のラグビースクールと交流試合を実施しています。
お受験プリントでは、ペーパー対策がいっぱい!
お受験プリントは700名以上の方々にご利用いただいておりますので、ぜひお試しください!
ご意見・ご感想・ご要望など、お気軽にご連絡ください!
「お受験プリント」では、管理人が過去に作成したプリントを清書したものを配信しています。
もし「反復用にこの問題の”そっくり問題”が欲しい!」などのご要望がありましたら、お問い合わせフォームからご連絡を音がいします!
全てのご要望に応えられるかは分かりませんが、頑張ります!
ご要望のほかにも、ご意見・ご感想などいただけると嬉しいです!
*作成した問題は「お受験プリント」上で配布することもあります。