※当サイトは一部内容を文部科学省、子供たちの未来を育む家庭教育、国立教育政策研究所を参考にしています。お受験プリントのプリントは理英会さんの「ばっちりくんドリル」、こぐま会さんの「ひとりでとっくん」シリーズの補助として活用いただけます。
【学習院初等科編】受かる子・合格した子のご家庭インタビュー:学校別対策シリーズ
学習院初等科は1847年に当時イギリスのパブリック・スクールを参考に設立されました。
倍率は例年10倍近くあり、人気のある難関校の一つです。
今回の記事では、学習院初等科に合格されたご家庭にご協力いただいたオンラインインタビューの内容と学校のホームページから「覚えておきたい内容」をまとめました。(一部、学校説明パンフレットも引用しています)
学習院初等科を受験される方はぜひ、参考にしていただけると嬉しいです。
覚えておきたい「学習院初等科」の公式情報
ここでは学校のホームページから覚えておきたい内容を引用してまとめています。
学校紹介動画
自重互敬
自重互敬とは、18代安倍能成院長が常に学習院生に教えてきた、自分を大切にし、お互いを敬い思いやるという精神です。
自らの品性を保ち、お互いを敬うことを大切に代々続けてきた学習院初等科の教育。
その精神は、初等科生活における指導の隅々まで行きわたっています。
教室のドアを開けてみれば、そこには自分の思いや考えを丁寧に語り、友達の意見に心を込めて耳を傾ける子どもたちの瞳を見つけることができます。
また何事も飾ることなくい、本質に目を向けられる価値観を大切にしています。
ふとした子どもたちの会話や立ち振る舞いからも、その一端を感じることができます。
学校案内より引用
自重互敬の精神を育てるために
- 人に迷惑をかけず、人から受けた厚意に感謝し、正直で思いやりのある心を持ち、それらが適切な言葉となり、行動となって実践できるように心がけさせています。
- 動植物の飼育・栽培・観察などによって豊かな心情を培うとともに、勤労の楽しさを味わわせています。広い校庭・近光園・愛育園・体育館・プール等を利用しての行事・運動・遊戯、また校外教育等によって、たくましい心と健やかな体の育成に努めています。
- 服装・所持品等は質実を旨とし、物を大切にする気持ちを育てることに留意しています。
学習院の目指すもの
ひろい視野
たくましい創造力
ゆたかな感受性
学習院は、1847年の京都学習院開講以来の歴史と伝統を継承しつつ、一貫教育を行う私立学校として、「幼児の保育から大学教育に至る一貫した教養を与え、高潔な人格、確乎とした識見並びに近代人にふさわしい健全で豊かな思想感情を培い、これによって人類と祖国ともに奉仕する人材を教育する」(学則総記より)ことを目的として、教育を行っています。
また、具体的な教育目標として「ひろい視野 たくましい創造力 ゆたかな感受性」を持つ優れた人材の育成を掲げ、多くの有為人材を社会に送り出していきました。
今後も、学習院の歴史と伝統を継承しつつ、道徳・知育・体育の調和の取れた教育を通じて、豊かな人間性をそなえ、内外の各分野において積極的、創造的に貢献していくことができる人材を育成し、日本の文化と教育を代表するにふさわしい最高の質の教育・研究の拠点たることを目指すことが学習院の果たすべき社会的責務と考えています。
学校案内より引用
学習院初等科の教育目標
基本方針: 教育活動全体を通して推し進める
- 自分の目で確かめ、自分の頭で考える自発的、創造的な学習態度を重んじ、自他の生命を尊重し、思いやりのある心と生きる力の育成に努める。
- 自重互敬の精神を重んじ、豊かな人間関係を育む。
- 運動への意欲を高めることにより、体力の向上を図るとともに、給食の施設・内容を整備充実し、食事作法等に力を入れ、食に関する関心と理解を深め、心と体の健康づくりに励む態度を育てる。
- 人に迷惑をかけず、人から受けた好意に感謝し、正直で思いやりのある心を持ち、それらが適切な言葉となり、行動となって実践できるように心がけさせ、豊かな人間性や社会性を育む心の教育を推進する。
- 日常生活のしつけを重んじた生活指導を充実させ、基本的生活習慣の確立と規範意識の向上に努める。
- 自然や文化との触れ合い、体験的な学習を通し、社会の一員としての自覚を高め、国際社会に貢献しようとする精神を培う。
- 児童一人ひとりが生き生きと初等科生活を送れるように、児童理解に努め、教員と児童相互の信頼関係を確立する。 また、家庭と連携し、健全な教育を推進する。
- 知情意体の調和のとれた教育を行うために、すべての教科の指導を偏りなく推進する。
その対策の一つとして、学級担任のほかに、理科・音楽・図工・家庭・体育・英語は専科教員が担当し、高学年では、国語・社会・算数も専科的に指導する。
科長の話
伝統を継承しつつ、新しい時代を切り拓く力を育てる
学習院初等科は、明治に創立されて以来、大勢の卒業生とそのご父母に見守られ歩んできた歴史と伝統のある学校です。特に戦後は、「自重互敬」「正直と思いやり」を大切にし、豊かな人間関係を育んできました。
令和の教育が目指す協働的な学びの場でも、異なる考えも謙虚に聞き、自分の考えを深め高める「自重互敬」の精神が必要とされます。初等科は、この精神を大事にしながらさまざまな教育活動を行い、豊かな人間性と社会性を育てていきます。
学習院の教育目標の一つ、「たくましい創造力」とは、自分自身の目でものを見、感じ、自分で考え、行動する態度を育成することであるとしています。グローバル化や人工知能・AIなどの技術革新が急速に進み、いっそう予測困難な時代になると言われているなか、まさに「たくましい創造力」が、より良い社会や自分の人生を切り拓く力になります。
その資質や能力を伸ばすために、低学年から「専科制」を採り入れ、全教科に共通して、基礎力を徹底するとともに、ICTを活用した学習や日本の伝統文化に関する学習、体験学習、国際交流などを充実させています。
学習院初等科は、長い歴史に培われた伝統や校風を尊重しながらも、未来を展望し、教育内容や学習環境の充実にたえず努め、知情意体のバランスのとれた教育活動を展開しています。
【学習院初等科編】受かる子・合格した子のご家庭インタビュー
お受験プリントでは「合格ママ」さんにご協力いただいてオンラインインタビューを行いました。ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。
この度はお時間をいただきましてありがとうございます!
まず初めに「学習院初等科」を選んだ理由から教えていただけますか?
自己表現を重視し、子どもたち一人ひとりの自立心を育てる教育方針が大変魅力的だと感じまして、幼少期からの品性を培う環境が整っていることも大きな決め手となりました。
子どもが自分の意見をしっかりと持ち、それを表現できるようになることを望んでいるため、そのような教育を受けられる学習院初等科を受験しました。
ありがとうございます。実際に通ってみていかがですか?
学習院初等科に通わせて本当に良かったと感じています。
学校の教育方針が子どもの自主性を重視している点が大きな魅力です。
先生方は一人ひとりの個性を大切にしながら、それぞれの長所を伸ばすよう努めてくれています。
また、クラスメートとの関係も良好で、子どもが毎日楽しみながら学校生活を送っているのを見ると、毎日嬉しくなります。
素晴らしいですね。
学習院初等科というと、かなりの人気校ですがどのような対策を意識してましたか?
お教室では全体のバランスが非常に重要だと強調されていました。
ペーパー対策はもちろんですが、具体物を使っての理解を深めたり、言葉遣いや語彙を増やす努力もしましたし、できる限りお手伝いをするようにして、常識や生活習慣が身につくようにしていました。
具体的にはどのようなことをしてましたか?
我が家が特に力を入れていたのが「言葉」と「常識」についてです。
ペーパーもかなりの時間を使いましたが、この二つも同じくらい頑張りました笑
語彙力のためにかなりの量の本を読みましたし、幅広い常識や道徳を勉強するために、いろいろなところに出かけたり、日々の生活で「これはなんでやるかわかる?」など、問いかけをして過ごしていました。
その他、特に意識していたことなどはありますか?
特に意識していたことではないですが、そのほかに我が家ではベランダで野菜を育てて、その観察と水やりを子供の仕事にしていました。
子供も楽しんでやってくれていて、いろいろな植物に興味を持つきっかけになり、季節問題の野菜と花はどんどん覚えるようになりました。
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ご意見・ご感想・ご要望など、お気軽にご連絡ください!
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もし「反復用にこの問題の”そっくり問題”が欲しい!」などのご要望がありましたら、お問い合わせフォームからご連絡を音がいします!
全てのご要望に応えられるかは分かりませんが、頑張ります!
ご要望のほかにも、ご意見・ご感想などいただけると嬉しいです!
*作成した問題は「お受験プリント」上で配布することもあります。