【2026年更新】関東学院小学校 偏差値・倍率と難易度|2027年度入試日程・対策まとめ

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関東学院小学校は、1952年に開設された、神奈川県横浜市南区にある歴史ある私立小学校の一つです。

この記事では、難易度の指標として倍率や偏差値などに加え、公式サイトやパンフレットの情報をまとめました。受験を検討中の方はもちろん、学校研究の方にも参考にしていただけます。

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目次

関東学院小学校の基本情報と入試の流れ

まずは、関東学院小学校がどのような学校で、入試がどのような流れで進むのかを一覧でご紹介します。詳しい難易度や対策のポイントは、このあとの章でじっくり見ていきます。

所在地神奈川県横浜市南区三春台四番地/京浜急行線「黄金町」駅 徒歩約5分、市営地下鉄ブルーライン「阪東橋」駅 徒歩約10分(※横浜市金沢区の関東学院六浦小学校とは別の学校です。同じ関東学院の系列ですが、校舎も入試も別々に行われます)
創立・系列1952年に三春台分教室として開設し、1953年に関東学院小学校として独立。1884年創立の横浜バプテスト神学校を起源とする学校法人関東学院の系列で、こども園から大学までの一貫教育を行っています。関東学院中学校高等学校への内部進学の道があります。
募集人数第1学年 男女合わせて72名(本学院こども園からの進学者を含む)
受験資格2020年4月2日〜2021年4月1日生まれのお子様(2027年度)
考査の構成ペーパー・行動観察・運動による考査と、考査日より前の別の日に行われる親子面接。10月のA試験と11月のB試験の2回があります。
倍率のめやす例年1.5倍〜2倍(学校公式サイトのよくある質問より)

入試は、次のような流れで進みます。

  1. 出願(A試験 2026年8月24日〜26日/B試験 2026年10月27日〜28日・簡易書留)
  2. 親子面接(考査日より前、指定された期間のうち1日)
  3. 考査(A試験 2026年10月20日/B試験 2026年11月14日)
  4. 合格発表(A試験 2026年10月21日/B試験 2026年11月16日・速達簡易書留)
  5. 入学手続(A試験 2026年10月22日/B試験 2026年11月17日)
2027年度入試 日程情報(2026年8月時点)
  • 願書配布:2026年5月20日(水)〜(無料・窓口および郵送)
  • 出願期間:A試験 2026年8月24日(月)〜8月26日(水)/B試験 2026年10月27日(火)〜10月28日(水)(簡易書留・期間内必着)
  • 面接:A試験 2026年9月4日(金)〜10月2日(金)のうち1日/B試験 2026年11月4日(水)〜11月11日(水)のうち1日
  • 試験日:A試験 2026年10月20日(火) 9:00〜11:00および10:00〜12:00の2部制/B試験 2026年11月14日(土) 9:00〜11:00
  • 合格発表:A試験 2026年10月21日(水)/B試験 2026年11月16日(月)
  • 入学手続振込期日:A試験 2026年10月22日(木)/B試験 2026年11月17日(火)
  • 検定料 22,000円/入学手続時の納入金 450,000円(入学金250,000円+特別施設費200,000円)
  • A試験の出願期間中に、B試験の出願も受け付けています

※日程・内容は変更となる場合があります。必ず学校公式サイト・最新の募集要項をご確認ください。

関東学院小学校の難易度:倍率・偏差値

関東学院小学校の倍率

2026年度入試の志願者は 203名(内部進学者を含む)、募集人数は 男女合わせて72名 ですので、志願段階での倍率は 約2.8倍 という計算になります。

関東学院小学校の偏差値

小学校受験では、学校ごとに試験内容が異なることもあり、比較のための「偏差値」は存在しません。系列の関東学院中学校の偏差値を参考値とすると、四谷大塚の偏差値で 48〜51前後 とされています。

ペーパー対策の落とし穴

小学校受験のペーパー試験では、「問題が分かるかどうか」だけでなく、
音声で条件を正確に聞き取れるか
制限時間の中で集中を切らさずに考え続けられるか
途中で迷っても、次の問題へ切り替えられるか といった“試験中の状態”が大きく影響します。
幼児にとって、音声を聞き取りながら条件を整理し、限られた時間の中で考え続けることは、想像以上に負荷のかかる作業です。
早い段階から「本番を意識したテンポや流れ」に触れておくことが、当日の安定感につながります。

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お受験プリント オリジナル分析 関東学院小学校編

概要

関東学院小学校は、神奈川県横浜市南区三春台にある男女共学の私立小学校です。1952年に「関東学院小学校三春台分教室」として開設され、翌1953年に独立しました。2027年度に創立75周年を迎えます。母体である学校法人関東学院は、1884年に横浜山手に創立された横浜バプテスト神学校を起源とし、プロテスタントのなかでもアメリカ・バプテスト教会の流れをくむミッション系の総合学院です。こども園・小学校・中学校高等学校・大学までがそろっており、校訓「人になれ 奉仕せよ」を全体で共有しています。

ここで必ず確認しておきたいのが、横浜市金沢区にある関東学院六浦小学校とはまったく別の学校である という点です。同じ関東学院の系列ではありますが、校舎も入試も別々に行われ、募集人数も志願者数も異なります。インターネットで検索すると両校の情報が混ざって表示されることがありますので、必ず住所(南区三春台か、金沢区か)で照合してから読み進めることをおすすめします。この記事で扱うのは、南区三春台の関東学院小学校です。

教育理念・方針

校訓は 「人になれ 奉仕せよ」 です。1919年の中学関東学院第1回入学式において、初代学院長 坂田祐が提唱したもので、「キリスト教の教訓をもって人たるの人格をみがき、キリスト教の愛の精神をもって奉仕すること」を意味するとされています。

その校訓のもとに、小学校では3つの教育目標が掲げられています。「“人になれ 奉仕せよ”を体現する子」を育てる、「“夢を実現する学力”を身につけた子」を育てる、「自分で考え、判断し、行動しようとする子」を育てる、の3つです。学校自身は「夢を育む学校」という言い方でこの姿を表しています。

入試の流れ

関東学院小学校の入試は、A試験(10月)とB試験(11月)の2回 に分かれています。A試験の出願期間中にB試験の出願も受け付けているため、両方を視野に入れて出願するご家庭もあるようです。

大きな特徴は、面接が考査日より前の別の日に行われる ことです。A試験であれば9月上旬から10月上旬までの間の指定された1日、B試験であれば11月上旬の指定された1日に、お子さまと保護者がそろって学校へ出向きます。面接日時は出願受付後に学校から知らされる形です。つまり、考査当日を迎える前に、すでに面接という関門をひとつ通っていることになります。

考査当日は、A試験が2部制(9:00〜11:00と10:00〜12:00)で2時間程度、B試験は9:00〜11:00です。合格発表は考査の翌日から数日以内に速達簡易書留で届き、入学手続の振込期日はそのさらに翌日という、比較的短いサイクルで進みます。

考査の構成

ペーパー考査があります。 受験情報によれば、ペーパー(記憶・推理など)が15分程度、行動観察(集団ゲーム)が40分程度、これに運動が加わる構成とされています。個別テストや口頭試問は行われていないようです。

2時間という考査時間のなかで、ペーパーが占める割合は決して大きくありません。むしろ集団のなかでの姿を見る時間のほうが長い設計になっており、ペーパーだけを積み上げれば通る学校ではない、という点は最初に押さえておきたいところです。

ペーパー

理英会の学校別対応表を見ると、出題頻度が高い(◎)とされているのは 「話の記憶」 だけで、あとは過去5年間に出題があった(○)という区分です。この形は、「特定の難単元を深く掘る」よりも「幅広い分野を基礎レベルで確実に取る」ことが求められている姿を示していると考えられます。

想定される出題のイメージとしては、次のようなものが挙げられます。

  • 話の記憶…短いお話を聞いたあと、登場した人物・動物・持ち物・順番などを答える。誰が何をどれだけ持っていたか、といった数の要素が混ざることもあります。
  • 数量…合わせるといくつ、残りはいくつ、どちらがいくつ多い、同じ数ずつ分けるといくつ、といった基礎的な考え方。お話を聞きながら計算する形式(複合計算)も範囲に入っています。
  • 図形…見本と同じ形を作るのに使うパーツを選ぶ(図形の構成)、切り分けた形を組み合わせる(図形の分割)、重ねたときにどう見えるか(重ね図形)、違う方向から見たらどう見えるか(見え方)。
  • 推理・思考…マス目の位置を答える、絵がどのように変化していくかの規則を見つける、迷路をたどる。
  • 常識・自然…季節と行事の結びつき、動物の特徴、生活の場面での正しいふるまい。

15分という時間を考えると、1問あたりに使える時間はごく短いはずです。難易度を上げた問題に取り組むよりも、基礎的な問題を「迷わずに」解ける状態を作っておくほうが、この学校の形式には合っていそうです。

行動観察

集団ゲームを中心に40分程度と、考査のなかでもっとも長い時間が割かれる項目です。時間が長いということは、それだけお子さまの素の姿が出やすいということでもあります。

キリスト教にもとづく人間教育を掲げ、「人になれ 奉仕せよ」を日々の SG(サービスグループ)の活動 として実践している学校です。校訓を行動で学ぶ文化がある以上、行動観察で見られているのは「上手にできるか」よりも、お友だちのために動けるか、みんなで進めるために自分に何ができるかを見つけられるか という部分ではないかと考えられます。

ご家庭での準備としては、勝ち負けのつく遊びで負けたときにどう振る舞うか、道具を譲れるか、片づけまでやり切れるか、といった場面を積み重ねておくと、自然な形で近づけるかもしれません。

運動

運動の課題も含まれるとされています。特別に高度な運動能力が求められるものではなく、指示を聞いて、順番を待って、最後まで取り組めるかが中心と考えられます。公式のよくある質問でも、試験当日について「体操服は特に必要ありませんが、動きやすい服装でおこしください。また、上履きをご用意ください」と案内されています。

面接

お子さまと保護者がそろって行う 親子面接 が、考査日より前の別の日に10分程度行われます。公式のよくある質問では「面接試験は両親揃ってのほうが、望ましいです」と明記されています。

質問の方向性としては、次のようなものが想定されます。

  • 保護者へ…志望理由、家庭の教育方針、お子さまの性格や長所、休日の過ごし方、キリスト教教育についてどう受け止めているか、学校説明会や行事に参加した際の印象
  • お子さまへ…お名前、幼稚園(保育園)の名前、好きな遊び・好きな食べ物、お友だちと何をして遊ぶか、お手伝いをしているか、家族のこと

宗教についての受け止め方を問われることはあっても、ご家庭の宗教そのものを問われることはありません。公式のよくある質問には「仏教系幼稚園(保育園)からの受験は合否に関係ありますか」という項目があり、「関係ありません。ご家庭の宗教についても問いません」と回答されています。信者であることが条件ではありませんので、この点は安心して臨んでよさそうです。

また、国籍を問わないこと、早生まれなどの月齢考慮や兄弟関係の考慮は行わず「あくまでも入学試験で判定されます」ということも、あわせて公表されています。

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関東学院小学校ならではの留意点

キリスト教教育が日常に組み込まれています。 子どもたちの一日は8時20分の礼拝から始まります(曜日によって礼拝・体操・読書・学習が入れ替わります)。聖書科の授業が1年生から6年生まで週1時間ずつあり、全校礼拝・低学年高学年礼拝・クラス礼拝のほか、イースターやクリスマスの礼拝も行われます。SGの活動は毎日で、朝の会や礼拝で「私たちは、今日一日サービスグループの仕事を、誇りを持って果たします」という誓いの言葉から始まります。宗教を家庭に求める学校ではありませんが、学校生活の芯にキリスト教があることは、あらかじめ理解しておきたい点です。

内部進学は「約70%」と公表されています。 学校公式の進路情報では、2025年度の関東学院中学校への内部進学者を約70%としています。裏を返せば3割前後は外部の中学校へ進んでおり、実際に過去5年の合格実績には開成・栄光学園・聖光学院・浅野・フェリス女学院・豊島岡女子学園といった学校名も並びます。全員が自動的に上がる仕組みではなく、外部受験も現実的な選択肢として存在する、という前提で見ておくのが正確だと思われます。

制服はありません。 ただし一定の基準に沿った服装が求められ、帽子とランドセルには指定があります。2023年以降は体操服・ランドセル・制帽がリニューアルされ、色を選べるようになっています。

学力面のフォローは手厚めです。 全校一斉の計算・漢字テスト、4年生以上の学力テスト、年2回の漢字検定(6年生で5級以上を目標)、放課後や夏冬の講習が用意されています。4〜6年生の算数は複数教員が担当し、中学入試レベルまで対応するとされています。

合格するお子さまの特徴

  • 短いお話を最後まで集中して聞き、聞いた内容を自分のことばで言い直せるお子さま
  • 集団のなかで自分の役割を見つけ、お友だちのために動くことを楽しめるお子さま
  • 勝ち負けのある場面でも気持ちを切り替え、最後まで参加できるお子さま
  • 初対面の大人にも、目を見てはっきりと受け答えができるお子さま
  • 基礎的なペーパーを、迷わずテンポよく解ける状態が作れているお子さま

ご家庭でできる対策

  • 「話の記憶」を毎日の習慣に…この学校で唯一の◎です。長い話より、短い話を毎日1つのほうが定着しやすいようです。絵本の読み聞かせのあとに「誰が出てきた?」「何を持っていた?」と2つだけ聞く形でも十分に練習になります。
  • 数量は「基礎を速く」に振る…難しい応用より、合わせる・残す・分ける・比べるを迷わず処理できることを優先すると、15分という時間に合ってきます。
  • 図形は手で触ってから紙へ…図形の構成や分割は、パズルやタングラムで実際に動かした経験があると、紙の上でもイメージしやすくなります。
  • 季節と生活常識は暮らしのなかで…行事に参加する、旬の食べ物を食卓で話題にする。そうした積み重ねが、そのまま常識分野の力になります。
  • 「みんなのために」を家庭でも…SGの活動がある学校です。家庭内での役割(配膳、片づけ、玄関の靴そろえ)を任せておくと、行動観察の場でも自然にふるまえるようになるかもしれません。
  • 面接は「そろって行く」段取りから…両親そろっての参加が望ましいとされ、しかも平日に指定されます。早めに勤務先の調整をしておくと、当日の気持ちに余裕が生まれます。

関東学院小学校の入試は、積み上げた分がきちんと返ってきやすいタイプだと考えられます。ペーパーは基礎中心で範囲も見えており、面接は考査より前に行われるため、準備の順番を組み立てやすいからです。日々の生活のなかで育ててきたもの——人の話を聞く力、お友だちのために動く気持ち、あいさつや片づけの習慣——が、そのまま評価の対象になる学校でもあります。

一方で、当日にどんなお友だちと同じグループになるか、その日の体調はどうか、といった運の部分もどうしても残ります。そこは誰にもコントロールできませんので、コントロールできる部分を静かに積んでおくことが、いちばんの支えになるのではないでしょうか。お受験プリントでは、そのうちのペーパー対策と、願書・面接の準備の部分をお手伝いできればと思っています。

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関東学院小学校の公式情報

校訓と3つの教育目標

校訓は「人になれ 奉仕せよ」。1919年、中学関東学院第1回入学式で初代学院長 坂田祐が提唱したもので、以来、関東学院の歴史とともに継承されています。小学校の教育目標は次の3つです(学校公式パンフレットより)。

  • 「“人になれ 奉仕せよ”を体現する子」を育てる
  • 「“夢を実現する学力”を身につけた子」を育てる
  • 「自分で考え、判断し、行動しようとする子」を育てる

また、6年間で大切にしているものとして「学びの基礎」「生活習慣」「学習習慣」の3つが挙げられています。早起き・朝食・時間を守る・あいさつ・整理整頓といった基本的な生活習慣を家庭と協力して身につけることが、低学年のうちの土台と位置づけられています。

キリスト教教育

礼拝、聖書の授業、SG(サービスグループ)の活動の3つが柱です(学校公式パンフレットより)。聖書科は1年生から6年生まで週1時間。1年生はお祈りや神さまを知ることから始め、2年生からは生活のなかの出来事と聖書のことばを結びつけて読むことを学びます。SGは草創期からある組織で、「一日奉仕活動を進んで行う」活動を毎日行っています。学校としての奉仕活動には、ルワンダ支援、チャイルドファンドジャパン支援(フィリピンの里子支援)、寿町支援、能登支援などが挙げられています。

ほんの学校

創立以来、本と触れ合う時間を大切にしてきたという同校の看板の一つです(学校公式パンフレットより)。導入から30年になる朝の読書のほか、月に一度礼拝堂で開かれる「お話会」(1・2年生は「にじの会」、3・4年生は「ももの会」、ノンフィクション分野の「子ども博物館」)、児童書作家を招いた講演会、秋のブックフェア、「関東学院小学校の100冊」の学級文庫配架、読書ノートといった取り組みが紹介されています。

総合的な学力形成

週の授業時間数は1年生25時間、2年生26時間、3年生29時間、4〜6年生30時間(2025年度)とされ、標準より多く時間を確保していると説明されています。学力向上の取り組みとしては、全校一斉の計算・漢字テスト、4年生以上の学力テスト、総合学力調査、年2回の漢字検定(6年生で全員が5級以上の取得を目指す)、放課後および夏冬休みの講習が挙げられています。算数は4〜6年生を複数教員が担当し、中学入試レベルまで対応するとされています。

英語教育とICT

英語は1年生からスタートし、日本人と外国人教員によるティームティーチングを採用。1〜4年生は週1時間、5・6年生は週2時間で、うち1時間はベルリッツとの提携による英会話レッスンに充てられます。1クラスを3つに分けた12人程度の少人数で行われるとのことです。5・6年生はTOKYO GLOBAL GATEWAY(TGG)での体験や、夏休みのイングリッシュキャンプ(有志)も用意されています。

ICTは1年生から6年生まで全児童が1人1台のタブレット端末を持ち、MetaMoJi ClassRoomを学習支援ツールとして導入。低学年からScratchなどを用いたプログラミング学習にも取り組んでいると紹介されています。

「夢たまご」プログラム

本物の“ひと・もの・こと”に出会う体験を通じて、子どもが自分の“夢のたまご”を見つけることを目的としたプログラムです(学校公式パンフレットより)。哲学の授業、移動図書館、こども園から大学までが一堂に会するみなとみらいコンサート、春と秋の運動会「なかよし会」、作家と語り合う読書会、元オリンピック選手を講師に迎えた器械体操の体験、プログラミング授業などが例として挙げられています。

学校施設

約600人を収容できる木を基調とした礼拝堂には、パイプ937本・21ストップの本格的なパイプオルガンが設置されています。ライブラリーは2022年、音楽室は2023年、理科室は2024年にそれぞれリノベーションされ、教室棟の屋上にはプールがあります。クライミング機能を取り入れたオリジナル設計の大型遊具も設置されています。校舎は2011年の耐震検査で国の指定する耐震基準を上回ることが確認されており、2014年竣工の新校舎には防災・避難拠点としての機能が集約され、全児童分の非常用食品・飲料水等が備蓄されています。

1日の流れと学校生活

8時15分までに登校し、8時20分から曜日別で礼拝・体操・読書・学習。8時55分から午前の授業で、休み時間中にSGの奉仕活動を行います。12時25分からランチ、13時15分まで昼休み、13時20分から午後の授業。1・2年生は14時20分ごろに下校し、4〜6年生は木曜日の6時間目に「ぶどうの木子供会」(クラブ活動)を行います。公式のよくある質問によれば、始業は午前8時20分、授業終了は1・2年生が午後2時5分、3年生以上が午後2時55分で、その後それぞれ午後2時50分・午後3時40分まで学校で遊べます。

ランチは「美味しく安心安全な食事」をコンセプトにしたスクールランチを個別注文でき、お弁当の持参も選べる方式です。土曜日は休みで、年に数回行事が行われることがあります。成績は3段階の絶対評価、懇談会は年4回、個人面談は年3回。宿泊行事「みどりの学校」は1・2年生が1泊2日、3〜6年生が2泊3日で実施されています。制服はありませんが、帽子とランドセルは指定があり、10月から3月は長ズボンやタイツの着用も可能です。

本校を支える組織

父母会は「オリブの会」と称し、児童向けの文化祭「オリブ祭」の主催、企画品の販売、おやじの会「コヘレト」によるSG清掃活動、児童の登下校の「みまもり」などを行っています。同窓会は「たんぽぽの会」で、4,500名を超える会員が学校行事に協力しています。このほか、小・中・高を応援する個人・団体で構成される「三春台倶楽部」が、パイプオルガンの設置やタブレット端末の配置、校舎改修などを支援しています。

通学地域

2025年度の通学地域一覧によれば、在籍児童432名(36名×2学級×6学年)のうち、横浜市が360名、川崎市が35名、東京都が25名、神奈川県その他が4名です。横浜市内では中区64名、南区59名、西区50名、神奈川区49名、保土ヶ谷区38名などとなっています。公式のよくある質問では、通学時間について「お子様の体力から考えて、約1時間以内が望ましい」と案内されています。

共働き家庭が関東学院小学校を選ぶ前に知っておきたいこと

関東学院小学校は、共働き家庭にとって条件のよい学校の一つだと考えられます。最大の理由は、YMCAと提携したアフタースクールが平日20時まで対応しており、しかも学校からタクシーで送ってもらえる点です。長期休暇にも対応しているため、「放課後の空白」がほとんど生まれません。京急「黄金町」駅から徒歩約5分、横浜駅から京急で5分という立地も、送り迎えや急な呼び出しを考えると心強い条件です。

一方で、完全給食ではないこと、平日に指定される親子面接があること、保護者の活動がそれなりにあることなど、事前に把握しておきたい点もあります。ここでは、良い面も気をつけたい面も、隠さずに並べていきます。

共働き対応チェック一覧

チェック項目状況ひとこと
給食スクールランチを個別注文でき、お弁当持参も選べる方式。毎日一律の給食ではないため、お弁当の日の負担は残ります。
学童・アフタースクール関内の横浜中央YMCA放課後児童クラブと提携。学校からタクシー送迎あり、平日は放課後〜20:00、土曜8:30〜19:00、長期休暇も8:30〜20:00。
系列校エスカレーター2025年度の関東学院中学校への内部進学者は約70%と公表。ただし全員が保証される仕組みではありません。
大学まで一貫こども園から関東学院大学までの系列があります。ただし外部の中学校を受験するご家庭も一定数います。
通学(最寄駅)京急「黄金町」駅 徒歩約5分、ブルーライン「阪東橋」駅 徒歩約10分。横浜駅から京急で5分。
学費初年度納入金は約110万円程度。首都圏私立小としては標準的な水準です。
保護者参加機会懇談会が年4回、個人面談が年3回。オリブの会(父母会)の活動や登下校のみまもりなどもあります。
受験での共働きの扱い公式のよくある質問では、国籍・月齢・兄弟関係・家庭の宗教のいずれも問わないと明記。就業状況が不利になるという記載はありません。ただし親子面接は平日指定です。

共働き家庭にとってのメリット

アフタースクールの設計が現実的です。 校内に学童を置く学校は増えましたが、関東学院小学校は関内の横浜中央YMCAと提携し、学校から10分弱の距離をタクシーで送るという形をとっています(費用別途)。到着後はスタディタイム、おやつ、プログラム、自由遊びと流れ、19時からは延長保育と補食、20時に閉所。土曜日も8時30分から19時まで、夏休みなどの長期休暇も朝から対応しています。体操・水泳・英語といった習い事も同じ建物内で受けられるため、「習い事のための移動」という共働き家庭の悩みが1つ減ります。

通学利便が高いです。 京急「黄金町」駅から徒歩約5分。横浜駅から京急で5分の位置にあり、実際の通学地域も横浜市内が360名と大半を占めつつ、川崎市35名、東京都25名と広がりがあります。都心方面に勤務している保護者にとっても、通勤経路上で送りやすい立地です。

放課後の選択肢が学校側から提示されています。 アフタースクールに加えて、元Jリーグ選手をコーチに迎えた放課後サッカースクールが学校のグラウンドで行われています。学校の敷地内で完結する選択肢があるのは、時間の読める共働き家庭にとって大きな利点です。

学力面のフォローが学校内にあります。 放課後や夏冬休みの講習、複数教員による算数指導、漢字検定への取り組みなど、家庭学習を全面的に背負わなくてもよい設計になっています。中学受験を視野に入れる場合も、いきなり外部塾だけに頼る形にはなりにくいと考えられます。

共働き家庭が特に注意すべき点

完全給食ではありません。 スクールランチは個別注文制で、お弁当持参も選べます。選べること自体はありがたい仕組みですが、「毎日給食で手ぶら」ではないため、朝の時間配分は事前に想定しておきたいところです。

入試の親子面接が平日に指定されます。 A試験の場合、2026年9月4日から10月2日までの間の1日に、お子さまと保護者がそろって学校へ出向きます。日時は出願受付後に学校から知らされる形で、こちらから選ぶことはできません。しかも公式に「両親揃ってのほうが望ましい」とされています。出願前の段階で、両親ともに平日1日を空けられる体制を用意しておく必要があります。

保護者の関わりは軽くありません。 懇談会が年4回、個人面談が年3回。加えて、オリブの会(父母会)がオリブ祭の主催、企画品の販売、登下校のみまもりなどを行っており、おやじの会「コヘレト」の活動もあります。1年生の入学直後は、入学式の日から約1週間の付き添い、その後も交代で1週間の付き添いが求められます。年度当初の休暇取得を見込んでおくと安心です。

下校時刻が早めです。 1・2年生は午後2時5分に授業が終わり、午後2時50分まで学校で遊べます。3年生以上でも午後3時40分まで。放課後の受け皿としてアフタースクールを前提に組み立てるご家庭が多くなりそうです。

放課後サポートの選択肢

学校のアフタースクール(横浜中央YMCA提携)が中心になりますが、それ以外の選択肢も知っておくと安心です。

  • 学校のアフタースクール…平日は放課後〜20:00、土曜8:30〜19:00、長期休暇8:30〜20:00。日曜と夏季閉所日・年末年始は閉所。保育費は別途。
  • 民間学童保育…横浜駅・関内・上大岡周辺には送迎付きの民間学童が複数あります。習い事機能を兼ねるタイプもあります。
  • 横浜市ファミリー・サポート・センター…地域の会員による送迎や一時預かりを依頼できる仕組みです。事前の会員登録が必要です。
  • 民間シッターサービス…急な残業や兄弟の送迎が重なる日のスポット利用に向いています。

※制度の内容・受け入れ条件・費用は変更されることがあります。最新情報は各機関に直接ご確認ください。

面接での共働きの伝え方

関東学院小学校は考査より前に親子面接を行う学校です。裏を返せば、ご家庭の姿を伝える機会が、考査の前にきちんと用意されている ということでもあります。

共働きであることを隠す必要はまったくありません。公式のよくある質問を見るかぎり、就業状況を理由に不利になるという記載はどこにもなく、問われないと明記されているのは国籍・月齢・兄弟関係・家庭の宗教です。むしろ大切なのは、限られた時間のなかで、どのようにお子さまと向き合ってきたかを具体的に語れることではないでしょうか。

たとえば「平日は短い時間ですが、夕食の時間だけは必ず全員でそろうようにしています」「週末は必ず一緒に礼拝や行事に参加しています」といった、実際に続けてきたことを一つ挙げるだけで、伝わり方は変わってきます。時間の長さではなく、質と継続性を語る——そのほうが、この学校の校訓ともよく響き合うように思います。

また、アフタースクールを利用する予定があるなら、それも率直に伝えて構いません。学校が用意している仕組みですので、利用を前提にしていることが不自然に受け取られることはないはずです。

この学校を選ぶべきかの判断基準

向いているご家庭

  • 放課後20時までの受け皿を、学校が提示する形で確保したいご家庭
  • 横浜駅・関内方面に通勤しており、通勤経路上で送り迎えができるご家庭
  • キリスト教にもとづく人間教育に共感でき、礼拝や奉仕活動を前向きに受け止められるご家庭
  • 系列中学への進学も、外部受験も、どちらの可能性も残しておきたいご家庭
  • ペーパー一辺倒ではなく、生活のなかで育てたものを評価してほしいと考えるご家庭

慎重に検討したいご家庭

  • 毎日の完全給食を前提に生活を組み立てているご家庭
  • 出願から考査までの期間に、平日1日をそろって空けることが難しいご家庭
  • 入学後の保護者活動や1年生の付き添い期間に、まったく時間を割けないご家庭
  • 系列中学への進学が「確約」であることを条件にお考えのご家庭(約70%という公表値です)
  • 通学時間が1時間を大きく超える地域にお住まいのご家庭

共働き家庭にとっての「選びやすさ」は、学校ごとに驚くほど違います。他の人気校がどのような対応をしているかは、こちらの記事でまとめて比較しています。

共働き家庭向けのより詳しい比較は、【共働き×小学校受験】人気14校の共働き対応度を徹底比較もあわせてご覧ください。

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