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品川翔英小学校は、1952年に開校し2020年に現在の校名となった、東京都品川区西大井にある共学の私立小学校の一つです。
この記事では、難易度の指標として倍率や偏差値などに加え、公式サイトやパンフレットの情報をまとめました。受験を検討中の方はもちろん、学校研究の方にも参考にしていただけます。


まずは、品川翔英小学校がどのような学校で、入試がどのような流れで進むのかを一覧でご紹介します。詳しい難易度や対策のポイントは、このあとの章でじっくり見ていきます。
| 所在地 | 〒140-0015 東京都品川区西大井1-6-13/JR横須賀線・湘南新宿ライン「西大井」駅 徒歩6分、JR京浜東北線・東急大井町線・りんかい線「大井町」駅 徒歩12分(※2020年に「小野学園小学校」から校名変更した学校です。旧校名で掲載されている情報も残っています) |
| 創立・系列 | 1952年に大井小学校として開校し、1957年に小野学園小学校、2020年に品川翔英小学校へ校名変更。学校法人小野学園が設置し、幼稚園・中学校・高等学校が同一敷地に並ぶワンキャンパスです。系列の中学校・高等学校も2020年度に小野学園女子中学校・高等学校から改称して男女共学となりました。大学は併設されていません |
| 募集人数 | 第1回入試 40名/第2回入試 若干名(2027年度) |
| 受験資格 | 2020年4月2日〜2021年4月1日生まれのお子様(2027年度) |
| 考査の構成 | ペーパーテスト・行動観察・個別テスト・面接(本人と保護者)。運動テストはなく、月齢考慮もありません。面接は第1回が考査前の土曜日、第2回は考査当日に実施されます |
| 倍率のめやす | 2026年度入試は第1回 1.2〜1.3倍、第2回 2.0倍(お受験じょうほう掲載値・受験者数÷合格者数) |
入試は、次のような流れで進みます。
※日程・内容は変更となる場合があります。必ず学校公式サイト・最新の募集要項をご確認ください。
お受験じょうほうに掲載されている2026年度入試(2025年11月実施)の結果を見ると、第1回入試は志願者44名・受験者31名・合格者26名で倍率1.2倍、同じく第1回の2区分目が志願者39名・受験者30名・合格者23名で倍率1.3倍、第2回入試は志願者19名・受験者14名・合格者7名で倍率2.0倍と記載されています。
ここで示されている倍率は、受験者数を合格者数で割った数値です。志願者数を募集人員で割る考え方とは分母が異なるため、他のサイトでご覧になった数字と食い違うことがあります。どちらが正しいということではなく、何を基準に出した倍率なのかで見え方が変わる、とお考えいただくとよいかもしれません。
なお同じ資料には、2026年度の数値について「系列幼稚園からの進学者(志願者7名・受験者7名・合格者7名)を含む」という備考が添えられています。募集人員40名のうち一定数が系列幼稚園からの進学者である点は、数字を読むうえで押さえておきたいところです。
過去の推移も見ておくと、2024年度入試は第1回1.1倍・第2回1.3倍、2025年度入試は第1回1.3倍・第2回1.5倍と掲載されています。第1回はおおむね1倍台前半で推移しており、募集人員が「若干名」となる第2回のほうが高く出やすい傾向が読み取れます。年度による振れ幅もありますので、出願前には最新の数値をあらためてご確認ください。
小学校受験では、学校ごとに試験内容が大きく異なることもあり、中学受験や高校受験のような比較のための「偏差値」は存在しません。ひとつの参考値として系列の品川翔英中学校の中学入試偏差値を見ると、中学受験の情報サイトには43〜51(80%偏差値・入試回により異なる)と掲載されています。
ただし、この数値はあくまで中学受験の指標であり、模試の主催団体によっても変わります。小学校入試の難易度をそのまま表すものではありませんので、参考程度にとどめていただくのがよいかと思います。品川翔英小学校の入試では、ペーパーだけでなく行動観察や個別テスト、そして親子面接まで含めて総合的に見られますので、数値以上に日頃の生活や人との関わり方が問われる場面が多いと考えられます。
小学校受験のペーパー試験では、「問題が分かるかどうか」だけでなく、
音声で条件を正確に聞き取れるか
制限時間の中で集中を切らさずに考え続けられるか
途中で迷っても、次の問題へ切り替えられるか といった“試験中の状態”が大きく影響します。
幼児にとって、音声を聞き取りながら条件を整理し、限られた時間の中で考え続けることは、想像以上に負荷のかかる作業です。
早い段階から「本番を意識したテンポや流れ」に触れておくことが、当日の安定感につながります。
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複数の情報を参考に出題傾向を独自に分析し、品川翔英小学校の対策としておすすめの無料プリントをご紹介させていただきます。


参考:理英会 問題集対応表(学校別対応表インデックス)(品川翔英小学校版は2026年5月15日更新)
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品川翔英小学校は、東京都品川区西大井にある私立の共学小学校です。学校法人小野学園が設置しており、同じ敷地内に幼稚園・中学校・高等学校が並ぶワンキャンパスの環境が大きな特徴になっています。JR横須賀線・湘南新宿ラインの「西大井」駅から徒歩6分、JR京浜東北線・東急大井町線・りんかい線の「大井町」駅からも徒歩12分と、複数路線が使える立地です。
沿革をたどると、1932年(昭和7年)10月に京南家政女学校として設立されたのが始まりで、小学校としては1952年(昭和27年)に大井小学校として開校しました。1957年(昭和32年)に小野学園小学校へ校名を変更し、2020年(令和2年)4月から現在の品川翔英小学校となっています。「小野学園小学校」という旧校名で情報を集めていらっしゃる方も多いかと思いますが、同じ学校のことを指しています。1学年1クラスという規模のため、6年間を通して学年全体の顔が見える環境で過ごすことになります。
公式サイトのご挨拶では、「品川から、世界へ、未来へ 英知を翼に、大きな空へ羽ばたいてほしい」というメッセージが掲げられています。そのうえで、「人は学び続ける存在である」という信念のもと、「頭と心と体をつなぎ、協働と探究で未来を切り拓く」という教育理念が示されています。
校訓は次の3つです。
ご挨拶のなかでは、変化が激しく正解の見えにくい時代に必要なのは知識の量ではなく、自ら問いを持ち他者と関わりながら歩み続ける力であるとされ、その力を「タフさ」と表現しています。また「一人で強くなること」ではなく「他者と共に強くなること」を教育の中心に据える、という考え方も明記されています。学校選びの際には、このあたりの言葉がご家庭の価値観と重なるかどうかを、ひとつの手がかりにされるとよいかもしれません。
2027年度入試は、第1回と第2回の2回設定されています。出願はインターネット出願で、出願情報の登録は2026年9月1日(火)9:00から可能になります。受験番号は受付順とされていますので、登録開始日を意識しておかれるとよいかと思います。
第1回は、10月1日(木)9:00から10月20日(火)23:59までが出願期間です。選考日は11月1日(日)と11月2日(月)で、それぞれ午前・午後があり、この4つの実施時間帯のうちいずれか1回を選択する形になっています。面接は考査より前に行われ、10月17日(土)・10月24日(土)のいずれか1日です。日時は出願時に割り振られ、受験票で確認する流れになっています。合格発表は11月3日(火・祝)9:00からで、合否サイトの個別ページで発表されます。
第2回は、出願期間が10月1日(木)9:00から11月20日(金)23:59まで、選考日が11月22日(日)午前、面接は考査当日に実施されます。合格発表は11月23日(月・祝)9:00からです。なお、複数回受験する場合も面接は1回のみとされています。
公式の募集要項では、選考方法は「ペーパーテスト・行動観察・個別テスト・面接(本人と保護者)」と示されています。ペーパーテストが課される学校であり、加えて集団と個別の両方の場面で行動を見られる構成になっています。運動テストは設定されておらず、月齢考慮もないとされています。
お受験じょうほうに掲載されている選抜方式では、それぞれの試験時間と内容が次のように整理されています。
合計すると1時間強の内容になりますが、ペーパーだけで判断される入試ではないことが、この構成からも読み取れます。
ペーパーは30分で、記憶・理解、推理、図形、常識、言語、思考力、観察力などから幅広く出題されるとされています。理英会の学校別対応表と重ねて見ると、図形分野の厚みが際立っているのが特徴です。点図形、同形発見・同配列発見、回転する平面図形、立体図形・展開図、見え方と、◎がつく単元が図形だけで6つ並びます。
点図形は、見本と同じ位置に点をとって線を引く課題です。マス目や点の並びを正確に目で追う力と、鉛筆を思い通りに動かす手の力の両方が必要になります。回転する平面図形は、図形を回したときにどう見えるかを考える課題で、頭のなかで動かす力が問われます。立体図形・展開図や「見え方」は、積み木を別の方向から見たらどう見えるか、組み立てたらどうなるかといった、立体を扱う課題です。
記憶系も同じくらい濃く、話の記憶・長文の記憶・映像の記憶の3つに◎がついています。長文の記憶が入っているということは、それなりの長さのお話を最後まで集中して聞き取る場面が想定されているのかもしれません。数量では求補・求差と規則性に◎がついており、常識では動物・植物といった理科的な知識が◎になっています。
行動観察は20分で、指示行動や課題作業などが、集団と個別の両方の形で行われるとされています。指示行動は、先生の話を聞いてそのとおりに動く課題です。一度で聞き取れるか、途中で分からなくなったときにどうふるまうかといったところが見られていると考えられます。
課題作業は、手を動かして何かをつくったり、片づけたりする内容です。上手にできることそのものより、最後までやりきる姿勢や、道具の扱い方、終わったあとの片づけといった部分に、日々の生活が表れやすい場面かもしれません。集団の場面では、初めて会うお子さまとどう関わるか、譲ったり待ったりできるかといった様子も自然と見えてきます。
個別テストは10分で、巧緻性・生活力・対話力という3つの観点が挙げられています。巧緻性は、ひもを結ぶ、はしを使う、折る・切る・貼るといった手先の作業です。生活力は、身のまわりのことを自分でできるかという観点で、着替えや持ち物の整理などが想定されます。
そして対話力は、先生と一対一で言葉のやりとりができるかという部分です。正解を言えるかどうかよりも、聞かれたことに対して自分の言葉で答えようとする姿勢が大切にされていると考えられます。「生活力」がわざわざ観点として挙がっている学校ですので、ご家庭で普段からお子さま自身にやってもらう場面を少しずつ増やしておくと、自信につながるかもしれません。
面接は本人と保護者で、10分程度とされています。第1回は考査より前の10月17日(土)・10月24日(土)のいずれか1日、第2回は考査当日に行われます。公式の募集要項には「面接は保護者の方(両親・場合によりお一人でも可)」と明記されており、必ずしもご両親そろっての参加が求められているわけではありません。ご家庭の事情に配慮のある書き方だと感じられる方も多いのではないでしょうか。
また、出願書類(受験票・写真票)は事前面接日と選考日の両日に持参し、面接資料書は面接日に持参する、という案内も出ています。面接の日時は出願時に割り振られ、受験票で確認する形です。第1回の面接日の変更は要相談(電話で問い合わせ)とされています。
質問内容については、保護者に対しては家族構成やお仕事のこと、子育てで大切にしていることなどが聞かれたという声があります。お子さまに対しては、お名前や生年月日、将来の夢、この学校に来たい理由といった、答えやすい内容から入ることが多いようです。いずれも特別な準備が必要な質問ではありませんので、普段ご家庭で話していることを、落ち着いて言葉にできれば十分かと思います。
ワンキャンパスと1学年1クラス。幼稚園から高校までが同じ敷地にあり、小学校は1学年1クラスです。学年を超えたつながりが生まれやすい一方で、クラス替えがないことをどう受け止めるかは、ご家庭によって感じ方が分かれるところかもしれません。学校側は、校内で自然に生まれる縦のつながりを1学年1クラスならではの特長として説明しています。
内部進学は「制度はあるが総合判断」。公式の入学Q&Aには、中学校への進学について「希望者には内部進学の制度があります。ただし、学習面や学校生活の状況などを総合的に考慮して判断しています」と記載されています。制度としては用意されているものの、全員が自動的に進学できるという書き方ではありません。この点は、学校の説明会などで直接ご確認いただくのが確実です。
中学受験にも開かれた放課後。アフタースクールのなかに「翔英ゼミ」という学内塾があり、中学受験コースと基礎学力コースの2コース制がとられています。内部進学と外部受験のどちらの道も想定された環境になっている、と考えることができそうです。
校名変更からの年数。2020年に品川翔英小学校となってからまだ数年です。ネット上には旧校名(小野学園小学校)時代の情報も残っていますので、学費や入試の形式などを調べる際は、いつの時点の情報かを確認されることをおすすめします。
品川翔英小学校の入試は、ペーパー・行動観察・個別・面接と幅広く見られますが、そのぶん「一発勝負でどれか一つが決める」という性格の入試ではないともいえます。図形や記憶の力は、毎日少しずつ積み上げた分がそのまま形になりますし、生活力や対話力は、ご家庭で過ごしてきた時間そのものが表れる部分です。積み上げられるところは、あわてずに、続けることを大切になさってください。
いっぽうで、当日の体調やお子さまの気分、初めて会うお友だちとの相性など、どうにもならない要素があるのも小学校受験です。そこは運の部分と割り切って、ご家庭で整えられるところに力を注いでいただくのがよいかと思います。お受験プリントでは、頻出単元の無料プリントや、願書・面接の準備に使っていただける教材をご用意しています。ご家庭の毎日のなかで、少しでも肩の力を抜いていただける一助になれば幸いです。
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ここからは、品川翔英小学校が公式サイトで公表している内容を整理してお伝えします。学校パンフレット(スクールガイド2027)のデジタル版も公式サイトで公開されています。
「品川から、世界へ、未来へ 英知を翼に、大きな空へ羽ばたいてほしい」をモットーに、「人は学び続ける存在である」という信念のもと教育に向き合うとされています。教育理念は「頭と心と体をつなぎ、協働と探究で未来を切り拓く」。目指すのは、日本人としてのアイデンティティを大切にしながら、世界とつながる視野を持ち、学び続ける子どもである、と示されています。(出典:学校公式サイト「品川翔英小学校について」)
教育方針は「頭・心・体のバランスの取れた教育」です。公式サイトでは、ハーバード大学のハワード・ガードナーが提唱した「多重知能理論(人間には8つの知能があり、どれも後天的に身につく)」を基に学習を進める「SHOUEI METHOD」が紹介されています。8つの知能を同じように評価して伸ばすため、体験学習や探究学習を多く行い、子どもたちの個性を伸ばしていく、という考え方です。(出典:学校公式サイト)
専科制を導入しており、理科・音楽・図工・ICTなど専門性の高い授業を専科教員が担当します。さらに1年生から英語を週2時間以上実施し、「聞く・話す」力の土台を育てるとされています。6年間の学びは次のように段階分けされています。
1学年1クラスならではの特長として、校内で自然に生まれる縦のつながりが挙げられています。運動会や音楽会では学校全体が一致団結し、「志ら梅祭」(文化祭)では幼稚園から高校までが同じ敷地にある環境を活かして、身近なところで目標を見つけるきっかけを持つとされています。林間学校では、学校所有の山中湖セミナーハウスで過ごし、親元を離れる経験を通して自律への一歩を踏み出します。4年生以上は学年を縦割りにした委員会活動を行います。(出典:学校公式サイト)
季節を問わず泳ぐことのできる水深調整可能な室内温水プール、人工芝のグラウンド、冷暖房完備の体育館を備えています。運動会は国立代々木競技場 第二体育館で行われ、天候に左右されない環境で競技や演技に取り組みます。縄跳び大会は、昨日の自分・去年の自分と比べながら記録に挑戦する行事として紹介されています。林間学校(1〜5年生)では山中湖セミナーハウスを拠点に登山に挑戦し、学年が上がるごとにより高く困難な山に挑む形になっています。(出典:学校公式サイト)
公式サイトに掲載されている1日の流れは次のとおりです。
授業時数は、新1・2年生は全曜日5時間授業、3〜6年生は全曜日6時間授業とされています。昼食は2社から選べるお弁当の注文制度があり、注文する日にちは前月に保護者が自由に設定できると案内されています。(出典:学校公式サイト「1日の流れ」)
放課後の特別教育活動は、学校の教育活動と連携した課外教室として位置づけられています。公式サイトで紹介されているプログラムは次のとおりです。
幼稚園から高校までを併設したワンキャンパスで、人工芝のグラウンド、空調完備の体育館、温水プールなど運動施設が充実しているとされています。約6,500冊の蔵書を持つ図書館と、最新のパソコンを備えたICT設備も紹介されています。ほかに理科室、音楽室、美術室、品川翔英80周年記念講堂などがあります。(出典:学校公式サイト「環境と施設」)
都会的で品のある、活動しやすい制服を採用しているとされています。暑い時期は紺色のポロシャツも着用可能で、汚れがつきにくく家庭で洗濯できる素材である点が公式サイトで説明されています。(出典:学校公式サイト「制服」)
公式サイトに掲載されている主な年間行事は次のとおりです。
公式サイトの「品川翔英のあゆみ」には、1932年(昭和7年)10月の京南家政女学校設立から現在までの歩みが記載されています。小学校に関わる主な出来事は、1952年(昭和27年)の大井小学校開校、1957年(昭和32年)の小野学園小学校への校名変更、1963年(昭和38年)の室内温水プール・第2体育館落成、2001年(平成13年)以降の校舎整備、2009年(平成21年)の校庭全面天然芝化、2012年(平成24年)の創立80周年記念講堂・第2体育館完成、そして2020年(令和2年)4月の品川翔英小学校への校名変更です。(出典:学校公式サイト)
所在地は〒140-0015 東京都品川区西大井1-6-13です。西大井駅(JR横須賀線・JR総武線快速・JR湘南新宿ライン・相鉄線直通)より徒歩6分、大井町駅(JR京浜東北線・東急大井町線・りんかい線)より徒歩12分、東急バス(井03・井05・井09・品94)大井本通り下車 徒歩5分と案内されています。あわせて、大井町駅・立会川・青物横丁・馬込・大崎方面へ3〜5系統の送迎スクールバス(希望者・有料)が運行されています。詳しくは品川翔英小学校 公式サイトをご確認ください。
ここからは、お受験プリントの読者に多い共働きのご家庭に向けて、率直にお伝えしたいことをまとめます。品川翔英小学校は、校内に19時までのアフタースクールがあり、複数路線が使える立地で、面接も保護者お一人での参加が認められている——共働きにとってありがたい条件が、いくつも重なっている学校です。
いっぽうで、給食がなくお弁当が基本であること、大学までの一貫ではないこと、内部進学が総合判断であることなど、入学前に把握しておきたい点もあります。良いところだけを見て決めてしまうと、入学後に「そうだったのか」となりかねません。プラスとマイナスの両方を並べたうえで、ご家庭に合うかどうかを判断していただければと思います。
| チェック項目 | 状況 | ひとこと |
| 給食 | △ | 給食はなくお弁当が基本。ただし2社から選べる注文制度があり、注文日は前月に保護者が自由に設定できます |
| 学童・アフタースクール | ◎ | 校内の「小野の子クラブ」が平日19時まで。長期休暇・代休日も開設。1〜6年生が対象で、外部手配が不要です |
| 系列校エスカレーター | △ | 品川翔英中学校への内部進学制度はありますが、公式Q&Aでは「学習面や学校生活の状況などを総合的に考慮して判断」とされ、保証ではありません |
| 大学まで一貫 | ✕ | 系列は幼稚園から高等学校まで。大学は併設されていないため、進路は高校卒業時に外部へ向かいます |
| 通学(最寄駅) | ◎ | 西大井駅 徒歩6分/大井町駅 徒歩12分。複数路線が使え、希望者向けの有料スクールバス(3〜5系統)もあります |
| 学費 | ◎ | 年学費合計900,000円、初年度合計1,400,000円。公式の月額校納金は75,000円(2026年度参考)。都内私立小のなかでは負担が抑えられている方です |
| 保護者参加機会 | △ | 行事は多彩で、個別面談も年3回設定されています。保護者の関与度についての公表情報は限られるため、説明会での確認をおすすめします |
| 受験での共働きの扱い | ◎ | 面接は「両親・場合によりお一人でも可」と公式に明記。第1回の事前面接は土曜日に設定されています |
校内で19時まで預かってもらえる。共働きのご家庭にとって、放課後の時間をどう埋めるかは最大の関心事かと思います。品川翔英小学校では、下校時刻の16時のあと、校内の「小野の子クラブ」で平日19時まで過ごすことができます。長期休暇や代休日にも開設されており、対象は1年生から6年生までです。移動を伴わずに校内で完結するため、低学年のうちの安全面でも安心につながります。
習いごとを放課後に組み込める。アフタースクールには英会話、ロボット、サイエンス、絵画、ピアノ、茶道、水泳、体操といった講座が並びます。平日の夕方に送迎して習いごとに通わせる、という負担がそのぶん軽くなります。学内塾の「翔英ゼミ」もありますので、家庭学習の伴走をどこまで担うかという悩みも、少し軽くなるかもしれません。
面接で保護者一人の参加が認められている。公式の募集要項に「面接は保護者の方(両親・場合によりお一人でも可)」と明記されています。ご両親そろっての参加が難しいご家庭にとって、これは大きな安心材料です。第1回の事前面接が土曜日に設定されている点も、平日に休みを取りにくい方には現実的な配慮といえます。
通学しやすい立地。西大井駅から徒歩6分、大井町駅からも徒歩12分。JR横須賀線・湘南新宿ライン・京浜東北線・東急大井町線・りんかい線と選択肢が多く、通勤経路に組み込みやすい方も多いのではないでしょうか。スクールバスも希望者向けに用意されています。
お弁当が基本です。給食は実施されていません。2社から選べる注文制度があり、注文日を前月に自由に設定できる仕組みは共働きにとって非常にありがたいのですが、「毎日必ず注文できる」ことを前提にする前に、費用や運用の実際を説明会で確認しておかれると安心です。朝のお弁当づくりが日課になる可能性は、あらかじめ織り込んでおきたいところです。
内部進学は「制度あり」だが総合判断。中学受験をしなくて済むことを期待して私立小を選ばれるご家庭は少なくありません。品川翔英小学校には内部進学の制度がありますが、公式には「学習面や学校生活の状況などを総合的に考慮して判断」と書かれています。また学内塾に中学受験コースが置かれていることからも、外部受験を選ぶご家庭が一定数いることがうかがえます。中学受験の可能性をゼロにできる学校ではないという前提で、6年後の見通しを立てておかれるとよいかと思います。
大学までの一貫ではありません。系列は高等学校までです。長い目で見たときに、高校卒業時点で大学受験に向き合うことになります。この点は「大学附属」を志望条件に入れているご家庭にとっては、判断の分かれ目になるかもしれません。
行事は多く、平日開催もあります。年間行事を見ると、運動会・志ら梅祭・音楽会・縄跳び大会・持久走記録会など、保護者が見に行きたくなる行事が多く設定されています。個別面談も7月・12月・3月と年3回あります。行事の豊かさは学校の魅力そのものですが、共働きのご家庭では「どこまで参加するか」を早めに家庭内で決めておかれると、後々の負担感が違ってきます。
校内のアフタースクールがあるため、多くのご家庭は外部の学童を併用せずに済むかと思います。そのうえで、19時以降や急な残業に備えて、選択肢を知っておくと安心です。
※学童・区の事業・民間サービスの制度内容や料金は変更されることがあります。最新情報は必ず各機関にご確認ください。
品川翔英小学校の入試には、本人と保護者の面接があります。保護者への質問では、お仕事のことや子育てで大切にしていることが聞かれることがあるようです。ここで「共働きであること」を隠す必要はまったくありません。公式に保護者お一人での参加を認めている学校ですから、共働きのご家庭を想定していないということはないはずです。
お伝えしたいのは、働いていることそのものではなく、限られた時間のなかで、お子さまとどう向き合ってきたかです。時間の長さではなく、質の高い対話をしてきたご家庭であることが伝われば十分だと思います。たとえば「夕食の時間だけは必ず一緒にとって、その日にあったことを聞くようにしています」といった具体的な習慣は、どんな立派な言葉よりも説得力があります。
また、放課後の預け先について聞かれた場合には、校内のアフタースクールを利用する予定であること、緊急時に誰が対応できるかを整理して伝えられると、学校側も安心されるかと思います。ご夫婦で答えが食い違わないよう、面接の前に一度すり合わせておかれることをおすすめします。
向いているご家庭
慎重に検討したいご家庭
共働きだから小学校受験は難しい、ということはありません。むしろ、放課後の環境が整っている学校を選ぶことは、共働きのご家庭にとって合理的な選択です。品川翔英小学校は、その条件をかなり満たしている学校のひとつだと感じます。あとは、お弁当や内部進学といった「前提」の部分が、ご家庭の描く6年間と重なるかどうかです。他校との比較を含めて考えたい方は、【共働き×小学校受験】人気校の共働き対応度を徹底比較もあわせてご覧ください。



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