【2026年版】横浜国立大学教育学部附属横浜小学校の偏差値・倍率などの難易度や知っておきたい公式情報まとめー試験内容対策、共働き家庭の気になる情報も!:学校別対策シリーズ

横浜小学校

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横浜国立大学教育学部附属横浜小学校は、明治43年(1910年)に神奈川県女子師範附属小学校として創立された、110年以上の歴史をもつ横浜市中区の国立小学校の一つです。

この記事では、難易度の指標として倍率や偏差値などに加え、公式サイトやパンフレットの情報をまとめました。受験を検討中の方はもちろん、学校研究の方にも参考にしていただけます。

横浜国立大学教育学部附属横浜小学校ホームページ更新のお知らせお受験プリントでは、各学校のホームページを毎日調査し、更新内容をご案内しています。
2026年6月26日教育実習生が4週間の実習を終えた様子が横小Diaryで紹介されたようです。(出典:公式サイト
2026年6月23日令和8年度のクラブ活動に関する記事が横小Diaryに掲載されたようです。(出典:公式サイト
2026年6月12日給食試食会の様子が横小Diaryで紹介されたようです。(出典:公式サイト
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目次

横浜国立大学教育学部附属横浜小学校の難易度:倍率・偏差値

横浜国立大学教育学部附属横浜小学校の倍率

横浜国立大学教育学部附属横浜小学校の募集は、男女各50名程度(計100名程度) とされています。入学志願者数は学校側から公表されていませんが、複数の幼児教室・受験情報サイトの推定を総合すると、倍率は近年 5倍前後 と見られています。

応募が男女それぞれ一定数(近年の要項では250名程度)を大きく超えた年には出願段階で「事前抽選」が行われることがあり、応募状況によって年ごとに実際の通りやすさは変動するようです。さらに横浜国立の場合、考査を通過したあとに最終の抽選(第2次選考)が控えている点も特徴で、数字だけでは測りきれない部分があります(くわしくは後述の「入試の流れ」で整理します)。

横浜国立大学教育学部附属横浜小学校の偏差値

小学校受験では、学校ごとに試験内容が異なることもあり、比較のための「偏差値」は存在しません。参考値として系列の 横浜国立大学教育学部附属横浜中学校 の偏差値を見ると、48 とされています。(四谷大塚)

ただし小学校受験の考査は、いわゆる学力テストとは性質が異なります。横浜国立ではお話の記憶や身のまわりの常識、集団での行動観察などが問われるため、数値以上に「日頃の生活経験の豊かさ」や「集団の中でのふるまい」が大切になると考えられます。

ペーパー対策の落とし穴

小学校受験のペーパー試験では、「問題が分かるかどうか」だけでなく、
音声で条件を正確に聞き取れるか
制限時間の中で集中を切らさずに考え続けられるか
途中で迷っても、次の問題へ切り替えられるか といった“試験中の状態”が大きく影響します。
幼児にとって、音声を聞き取りながら条件を整理し、限られた時間の中で考え続けることは、想像以上に負荷のかかる作業です。
早い段階から「本番を意識したテンポや流れ」に触れておくことが、当日の安定感につながります。

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横浜国立大学教育学部附属横浜小学校 入試出題内容傾向

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複数の情報を参考に出題傾向を独自に分析し、横浜国立大学教育学部附属横浜小学校 の対策としておすすめの無料プリントをご紹介させていただきます。

一般公開されている参考情報

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横浜国立は「お話・長文を聞いて覚える力」と「動植物や季節、暮らしの中の常識」が対策の中心になりやすい学校といえそうです。記憶と常識をコツコツ積み上げつつ、数量・図形の基礎も落とさないバランスが鍵になると考えられます。

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レビューのご紹介

お受験プリントオリジナルの「全問音声付きプリント」は多くの先輩ママさんたちにご評価いただいてます。ありがとうございます!

youtubeの音声で時間の制限があるなかで練習できたので、本番の試験に向けて本格的に取り組むことができました。ありがとうございました。

本番の試験さながらに様々な問題をyoutubeの音声で解くことができて、力がつきました。時間の区切りがあるということを子供が理解しやすかったと思います。

youtubeの音声を男性、女性と選ぶこともでき、本番の時間に備えることができました。

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お受験プリント オリジナル分析 横浜国立大学教育学部附属横浜小学校編

概要

横浜国立大学教育学部附属横浜小学校は、神奈川県横浜市中区立野にある国立大学の附属小学校です。JR根岸線「山手駅」から徒歩7分ほどの丘の上に位置し、横浜国立大学教育学部を母体として、教育理論の研究・検証や、教員を目指す学生の教育実習の場としての役割を担っています。

系列には横浜国立大学教育学部附属横浜中学校があり、卒業生の一定数が中学校へ進みます。また同じ大学の附属として鎌倉小学校・鎌倉中学校があるほか、中学からは連携型の中高一貫として神奈川県立光陵高等学校とのつながりも知られています。研究校・実習校という性格上、日々の学びや行事に「探究」や「協働」の色が濃く出るのが、公立の小学校とは異なる大きな特徴です。

教育理念・方針

横浜国立大学教育学部附属横浜小学校では、学校教育目標として次の4つを掲げています。

  1. 創造の精神を持つ、主体性のある子(自分を高めようとする子)
  2. 民主的精神をもつ、社会性のある子(よりよい社会をつくる子)
  3. 人間尊重の精神をもつ、人間味のある子(広く豊かな心をもつ子)
  4. 生命尊重の精神をもつ、健康な子(強くたくましい子)

「創造・民主・人間尊重・生命尊重」という4つの精神を土台に、子どもが自分の意思で学びの方向を決め、他者とかかわりながら新しい価値を生み出していく力を育てることを目指しています(出典:学校公式サイト「学校教育目標」)。願書や面接で家庭の考えを伝える際にも、この4つの子ども像とご家庭の方針がどう重なるかを意識しておくと、軸のぶれない伝え方につながります。

入試の流れ

横浜国立の選抜は、いくつかの段階を経て進みます。年度によって細部は変わりますので、大まかな流れとしてご覧ください。

  1. 出願応募:まず出願応募を行います。
  2. 事前抽選(実施されない年もあり):応募が男女それぞれ一定数(近年の要項では250名程度)を大きく超えた場合にのみ、公開の事前抽選が行われます。応募が少なめの年は抽選を行わず、応募者全員が次の段階に進めることもあるようです(実際に2023年度は事前抽選が行われませんでした)。
  3. 本出願:抽選を通過した方、または抽選が行われなかった年は応募者全員が本出願を行います。
  4. 第1次選考(考査):学校では「選考調査」と呼ばれ、2日間にわたってペーパー・個別(面接)・行動観察などが行われます。
  5. 第1次合格発表
  6. 第2次選考(抽選):第1次を通過した子どもの中から、最終的に抽選で入学予定者が決まります。この段階でおおよそ2倍前後まで絞られるとも言われ、考査の結果とは別に「運」の要素が残るのが横浜国立の大きな特徴です。

このように、努力で積み上げられる「考査」の部分と、当日の抽選という「運」の部分が併存します。抽選で結果が分かれることもあるため、併願校の準備をあわせて進めておくご家庭が多いようです。

考査の構成

横浜国立の第1次選考(選考調査)は、ペーパーありの考査です。大きく分けると、ペーパーテスト・集団テスト(巧緻性・行動観察)・個別(面接/口頭試問)の3つの柱で構成されているとされています。近年は運動単独の課題は出題されていないようですが、行動観察の中で体を動かす場面はあるようです。

以下、それぞれの内容を、過去の傾向をもとに整理します(複数の受験情報を独自に照合しています。年度により変わる可能性があります)。

ペーパー

ペーパーは、テレビモニターなどから問題が示される形式で出題されることがあるとされています。頻出のテーマは次のようなものです。

  • 話の記憶・長文の記憶:絵を見せずに400字程度のお話を聞き、内容の順番や登場人物の気持ちの変化などを問われます。年によっては2題出題されることもあるようです。読み聞かせを日常に取り入れ、「誰が・どこで・何を・どんな気持ちで」を意識して聞く練習が生きてきます。
  • 数量:数を正確に数えるだけでなく、いくつ多いか(差)、合わせるといくつか、いくつかに分けるといくつか、といった操作が問われます。1対1対応・1対多対応の考え方も大切です。
  • 図形・推理:図形の回転や重ね図形の基本的な理解のほか、折り紙を2つ折り・4つ折りにして切り、広げるとどうなるかといった問題、パズルのような構成の問題が見られます。
  • 常識(理科・生活):動物・植物といった身のまわりの生き物、野菜や果物の切り口、季節や行事、童謡、昔話など、体験に根ざした常識が問われます。飼育・栽培の経験や、季節の行事を一緒に楽しんだ記憶がそのまま力になります。

解答のスピード感も特徴の一つで、1枚あたり1分程度のテンポで進むことがあるとされています。ふだんから「速く、ていねいに」取り組む姿勢を育てておけると安心につながります。

集団テスト(巧緻性・制作)

集団テストでは、折り紙がほぼ毎年出題されているとされ、テーマ(海のものや山のものなど)に沿って折る課題が知られています。あわせて塗り絵や絵画など、手先の巧緻性を見る課題も見られます。指示を聞いて、落ち着いて手を動かせるかがポイントになりそうです。

行動観察

行動観察では、リトミックや動物の模倣、体ジャンケンといった指示行動のほか、一度に5つ程度の指示を覚えて動く課題、「風船運び」のような友だちと協力して行う課題遊びなどが見られます。ルールを理解して守れるか、初めて会うお友だちや在校生と自然にかかわれるかが見られていると考えられます。

待機(横浜国立ならではの場面)

横浜国立の考査では、待機の時間が長いことがよく話題になります。何もせずに静かに待つ待機と、折り紙などの課題をしながら待つ待機の2種類があるとされ、考査の合間に5年生(在校生)が一緒に遊んでくれる時間があるとも言われます。楽しい雰囲気になりがちな場面ですが、はしゃぎすぎず、今が何をする時間かを理解して切り替えられるお子さんが、落ち着いた印象を残しやすいようです。

個別・面接(口頭試問)

面接は、先生と子どもが1対1、または先生1人に対して子ども3〜4人という形で行われることが多いとされています。背もたれのない椅子に座って受け答えをする場面もあるようです。質問例としては、次のようなものが知られています。

  • お名前・年齢
  • ここまでどうやって来ましたか
  • 小学校に入ったらやってみたいこと
  • 好きな季節はいつですか
  • 幼稚園(保育園)ではどんな遊びをしますか/仲の良いお友だちの名前
  • あなたの「大切なもの」は何ですか
  • 今までで一番うれしかったこと/「あ〜よかった」と思ったのはどんなとき/安心するのはどんなとき

自分の言葉で、体験を交えて話せるかが見られていると考えられます。暗記した「正解」を言うのではなく、家庭での会話を通じて、自分の気持ちやエピソードを短くまとめて話す練習を重ねておけるとよいかもしれません。

願書(志願者の性格と志望理由)

横浜国立の願書には、志願者・保護者の情報や家族欄に加えて、「志願者の性格と本校を志望した理由」を記入する欄があります。この欄は罫線がなく外枠のみで、40字程度×8〜9行、全体で320〜400字ほどが目安とされています。

書き方としては、お子さまに将来どう育ってほしいかを一言で示し、性格とエピソードを簡潔に添えたうえで、横浜国立のどの点に共感し、お子さまの性格や将来像と合っていると感じたのかを具体的に記す流れが読みやすいとされています。研究校・実習校という性格上、教育実習や研究への協力があることへの理解を示しておくと、学校側も入学後の姿を想像しやすくなると考えられます。

横浜国立ならではの留意点

  • 研究校・実習校であること:横浜国立は教育学部の附属として、研究授業や教育実習が日常的に行われます。授業を公開したり、実習生が入ったりする機会が多い環境です。こうした特色を理解し、前向きに受けとめられるご家庭が向いていると考えられます。
  • 内部進学は「自動」ではない:卒業生のうち一定数(およそ半数程度とされます)が系列の附属横浜中学校へ進みますが、内部進学のためには進学のためのテストを受けて基準を満たす必要があるとされ、全員が自動的に上がれるわけではありません。情報源によって数字に幅があるため、あくまで目安としてお考えください。
  • 抽選という運の要素:前述のとおり、最後に抽選が控えています。準備を尽くしても結果が分かれることがある前提で、心の準備と併願対策をしておくと安心です。
  • 通学区域の制限:指定された区域内に保護者と居住していることが受験の条件です(くわしくは後述)。

合格するお子さまの特徴

  • 読み聞かせを楽しみ、お話の流れや登場人物の気持ちを自分の言葉で話せる子
  • 生き物や季節、身のまわりのことに興味をもち、体験を通じて知識を広げている子
  • 初めての場やお友だちの中でも、ルールを理解して自然にかかわれる子
  • 長い待ち時間でも、今が何をする時間かを理解して落ち着いていられる子
  • 自分の気持ちやうれしかった経験を、短くまとめて話せる子

ご家庭でできる対策

  • 毎日の読み聞かせ … お話の記憶が最頻出です。読み終えたあとに「どんな順番だったかな」「◯◯はどんな気持ちだったと思う?」と一言添えるだけで、聞く力がぐんと深まります。
  • 季節と生き物の体験 … 動植物・季節・行事の常識が濃い学校です。散歩や買い物、行事の中で「これは何の季節かな」と自然に話題にすると、机の上の暗記より記憶に残りやすくなります。
  • 手先の遊び(折り紙) … 折り紙は毎年のように出題されます。テーマを決めて折る遊びを取り入れておくと、指示を聞いて折る課題に落ち着いて向かえるようになります。
  • 数の操作あそび … おやつやおもちゃを使って「合わせるといくつ」「分けるといくつ」「どちらがいくつ多い」を遊びにすると、数量の土台が育ちます。
  • 待つ練習と切り替え … 長い待機に備えて、静かに待つ時間・遊んでよい時間の切り替えを、日常の中でゆるやかに経験しておけると安心です。
  • 会話でエピソードを整える … 面接では体験を問う質問が多めです。「今日いちばん楽しかったことは?」と毎日聞いて、短く話す習慣をつけておくと、本番でも自分の言葉が出やすくなります。

横浜国立の受験には、読み聞かせや季節の体験、手先の遊びといった「毎日の積み重ねで伸ばせる部分」と、当日の抽選という「運の部分」が同居しています。積み上げられるところを一つずつ丁寧に育てていくことが、お子さまの自信にもつながっていきます。運の部分に一喜一憂しすぎず、ご家庭のペースで準備を進めていただけたらと思います。

お受験プリントでは、お話の記憶や季節・常識、数量・図形といった横浜国立で問われやすい分野を、ご家庭で無理なく取り組める形の教材でお手伝いしています。願書や面接の準備とあわせて、必要な部分から少しずつ整えていく一助になれば幸いです。

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横浜国立大学教育学部附属横浜小学校の公式情報

学校教育目標

公式サイトでは、学校教育目標として以下の4つが掲げられています(原文どおり)。

  1. 創造の精神を持つ、主体性のある子(自分を高めようとする子)
  2. 民主的精神をもつ、社会性のある子(よりよい社会をつくる子)
  3. 人間尊重の精神をもつ、人間味のある子(広く豊かな心をもつ子)
  4. 生命尊重の精神をもつ、健康な子(強くたくましい子)

学校は、これまでの歴史と伝統の上に立ちつつ、社会の変化に応じて「附属小学校ならではの新しい学校のあり方」を提言していく姿勢を示しています(出典:公式サイト「学校教育目標」)。

本校の使命と特徴

横浜国立大学教育学部附属横浜小学校は、公式サイトで自校の使命を大きく3つに整理しています(出典:公式サイト「学校教育目標」)。

  • 普通教育:教育基本法・学校教育法に基づいて初等普通教育を行う。子どもが「学びたい」という明確な意思をもち、他者とよりよい関係をつくりながら、より新しく、より高い価値を生み出す力を育てる。
  • 教育研究:教育の理論と実践に関する研究とその検証を行う。日常の教育活動と研究活動の一体化を目指す。
  • 教育実習:横浜国立大学の学生の教育実習を行い、教師としての資質と技術を養成する。

募集案内でも「初等普通教育を行うとともに、教育の理論と実践に関する研究・検証を行うことを使命とする」「教育学部附属学校であることから、大学の学生が教育実習生として児童の教育に参加する」と明記されており、志願にあたっては学校の教育方針や特殊性を十分に理解してほしい、という趣旨が示されています(出典:公式サイト「新入学児童募集案内」)。

また学校案内(パンフレット)では、これら教育活動すべての基盤に 「インクルーシブ教育(〜全ての子どもを包摂〜)」 を据えていることが示されています。近年は、インクルーシブ教育を推進する地域の基幹校として新たなスタートを切り、横浜国立大学のD&Iセンターと連携しながら、多様な子どもが共に学び合う学校づくりを進めているとされます。その土台には、「子どもは自ら学ぶ力をもち、前向きに追究していく能動的な存在である」という創立以来の理念があります。

特色のある教育・本校の研究

研究校である横浜国立では、毎年テーマを定めて研究に取り組み、その成果を全国に向けて発表する「教育研究集会」を開いています。当日は全国から多くの教員・教育関係者が集まり、研究を深める場となっています。近年の研究主題は『材と向き合い続ける「個」〜3つ「かかわり」を深めた先に〜』とされ、長年「共につくりあげる学び」「自律的に学ぶ子」を軸に研究が続けられてきました(出典:公式サイト「研究紹介 主題・概要」/研究主題は年度により変わります)。

学びの柱としては、次のような独自の教育活動が挙げられています。

  • 生活総合科(1・2年生):一人ひとりが自分のやりたいことにじっくり取り組み、追究していく姿を大切にする学び。
  • 総合単元学習(3〜6年生):クラスごとに追究するテーマを決め、人・もの・こととのかかわりの中で粘り強く探究し、学びを深めていく活動。

学校案内では、この学びの深まりを発達段階に沿って、1・2年生は「自分がやりたいことを追究する」、3・4年生は「自分で考え、活動を生み出し、実行する」、5・6年生は「目標をつくり、理想とする姿に向かって全体で追究する」という3つの段階として示しています。学年が上がるにつれ、一人の追究からクラス・学年全体での探究へと広がっていくイメージです。

ユニークな文化として、各学年に 「学年愛称」 があります。「こんな学年にしたい」という子どもの思いや教師の願いを込めて名づけられ、多くは子どもたち自身が話し合って決めていくもので、その年の目標であり象徴にもなります(1年生は例年、担任からの贈り物として名づけられます)。愛称は年度によって変わり、たとえばある年度には『おもち』『つみき』『ツバメ』『ハーモニー』『OCEAN』『Story』といった愛称が掲げられました。

また沿革によれば、昭和38年(1963年)には山梨県清里に「若梅寮」が落成し、自然の中での「山荘学習」が始まっています。昭和58年(1983年)からは帰国児童の受け入れを行い、混合方式での帰国子女教育にも取り組んできました(出典:公式サイト「沿革」)。

年間行事と学校生活

学校案内には、1年間の主な行事も紹介されています(出典:学校案内『2025 SCHOOL GUIDE』「主な学校行事」。日程・内容は年度により変わります)。

  • 春(4〜6月):入学式・1年生を迎える会、健康診断、交通安全教室、PTA総会、運動会 など
  • 夏(6〜7月):3・4・5年生の山荘学習(山梨県清里の若梅寮での宿泊学習)、6年生と鎌倉小学校との交歓会、国際教室の横浜見学 など
  • 秋(10〜11月):6年生の修学旅行(飛騨高山)、中区児童音楽会 など
  • 冬〜春(12〜3月):YES学園フェスタ、教育研究集会、校内造形展、ありがとう6年生の会、スポーツ交流会や特別支援学校との交流会、お別れ式・卒業式 など

系列の鎌倉小学校との交歓会や、特別支援学校との交流会など、附属校・地域とのつながりを生かした行事が多いのも特徴です。個人面談や希望制面談も年に複数回設けられています。なお学校には校歌があり(作曲は作曲家の高木東六氏)、丘の上の立地や港町・横浜らしい情景が歌い込まれています。

基本情報・沿革

  • 所在地:〒231-0845 横浜市中区立野64番地
  • アクセス:JR根岸線「山手駅」より徒歩7分(丘の上・上り坂)
  • 公式サイト横浜国立大学教育学部附属横浜小学校 公式サイト
  • 規模:各学年3学級・全18学級、児童数はおよそ600名規模(令和8年5月時点で計605名)
  • 沿革の要点:明治43年(1910年)に神奈川県女子師範附属小学校として創立。昭和2年(1927年)に現在の立野へ移り、昭和41年(1966年)に「横浜国立大学教育学部附属横浜小学校」へ改称。その後の大学の学部再編を経て、平成29年(2017年)から現在の名称となっています。

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共働き家庭が横浜国立大学教育学部附属横浜小学校を選ぶ前に知っておきたいこと

横浜国立大学教育学部附属横浜小学校は、研究校ならではの探究的な学びや、給食があり学費が抑えられる国立小学校ならではの環境など、共働き家庭にとって魅力の多い学校です。一方で、国立小学校ならではの「校内学童がない」「保護者のかかわりが一定量ある」といった、事前に把握しておきたい点もあります。

ここでは、給食・学費といったプラス要素と、学童・保護者参加・通学区域といった注意したい要素の両方を、当事者目線で正直に整理します。隠さず・煽らず、そのうえで「わが家に合うかどうか」を判断する材料としてご覧いただければと思います。

共働き対応チェック一覧

チェック項目状況ひとこと
給食給食があり、日々のお弁当づくりの負担が軽い
学童・アフタースクール△〜✕国立小のため校内学童は基本なし。放課後は外部の手配が前提
系列校エスカレーター中学へ一定数が進学。ただし内部進学テストが必要で自動ではない
大学まで一貫附属高校はなく、大学までの一貫制度はない
通学(最寄駅)JR山手駅徒歩7分。ただし指定区域内に居住していることが条件
学費国立のため授業料は原則かからず、私立と比べ大幅に抑えられる
保護者参加機会運動会・PTA総会・個人面談・造形展など、研究校らしく行事は一年を通してある
受験での共働きの扱い考査・面接は子ども中心。共働きが不利という情報は見当たらない

※制度・数値は年度により変わります。最新は学校や各機関でご確認ください。

共働き家庭にとってのメリット

  • 給食がある:横浜国立には給食があり、費用も学費の中に含まれる形とされています。毎朝のお弁当づくりから解放されるのは、共働き家庭にとって大きな安心材料です。
  • 学費が抑えられる:国立小学校のため授業料は原則かからず、給食費・PTA会費・後援会費などの実費が中心です。私立小学校と比べると初年度の負担は大幅に軽く、家計の見通しが立てやすいといえます(金額は年度により変わるため、最新は要確認)。
  • 探究的で豊かな学び:生活総合科・総合単元学習や、若梅寮での山荘学習など、公立とは一味違う体験的・探究的な学びが用意されています。研究校ならではの手厚い教育環境は、共働きで日中そばにいられない分、学校で豊かに過ごしてほしいと願うご家庭にとって心強いポイントです。

共働き家庭が特に注意すべき点

  • 校内学童が基本ない:国立小学校のため、私立のような校内アフタースクールは基本的にありません。放課後の預け先は、お住まいの地域の学童・民間学童・シッターなどをご家庭で手配する前提になります。ここは共働き家庭にとって最初に検討したい点です。
  • 保護者のかかわりが一定量ある:研究校・実習校のため、教育研究集会や公開授業に加え、運動会・PTA総会・個人面談(年に複数回)・YES学園フェスタ・校内造形展など、保護者が関わる行事が一年を通してあります。平日開催のものもあり得るため、勤務先の調整余地を見ておくと安心です。また3年生からは山梨・清里の若梅寮での山荘学習(宿泊)、6年生では飛騨高山への修学旅行があり、宿泊行事の持ち物準備などを含め、家庭での段取りを見通しておけるとよいでしょう。
  • 内部進学は保証されない:中学への内部進学には進学テストがあり、全員が自動的に上がれるわけではありません。中学以降の進路も含めて、家庭学習をどう支えるかをあらかじめ考えておきたいところです。
  • 通学区域と通学時間:指定された区域内に保護者と居住していることが受験の条件です。通学は徒歩・公共交通機関が基本で、丘の上の立地のため駅からは上り坂を歩きます。送り迎えや通学の負担を、共働きの生活リズムの中で現実的に描いておくとよいでしょう。

放課後サポートの選択肢

横浜国立が所在する横浜市には、放課後の預け先としていくつかの選択肢があります。ただし国立小学校に通う場合、市立小学校向けの制度が使えるかどうかは条件によって異なるため、必ず事前にご確認ください。

  • 横浜市の放課後事業(放課後キッズクラブ/はまっ子ふれあいスクール):市立小学校を基盤とした事業のため、国立小に通う児童の利用可否は要確認です。
  • 民間学童:お住まいの区(中区・南区・磯子区など)や自宅近くの民間学童。送迎サービスの有無も含めて比較検討を。
  • 横浜市ファミリー・サポート・センター:地域の会員同士で子どもの預かりや送迎を助け合う仕組み。
  • ベビーシッター・家事代行:習い事の送迎や帰宅後のサポートに。

※上記の制度・サービスは内容や利用条件が変わることがあります。最新情報は各機関に直接ご確認ください。

面接・願書での共働きの伝え方

横浜国立の考査は子ども中心で、いわゆる保護者面接(親への質問)は基本的にないとされ、家庭の考えは主に願書の「志願者の性格と志望理由」で伝える形になります。共働きであることを、無理に隠す必要はありません。むしろ、限られた文字数の中で、ご家庭がどのように子どもと向き合い、学校の教育方針に共感しているかを、具体的なエピソードで示すことが大切です。

たとえば「忙しい毎日の中でも、読み聞かせや季節の体験を大切にしてきた」といった日常の積み重ねは、横浜国立が重視する学びの姿勢とも自然に重なります。共働きだからこそ工夫してきたことを、前向きな言葉で伝えられるとよいかもしれません。

この学校を選ぶべきかの判断基準

向いている家庭

  • 給食・低廉な学費など、国立小ならではのメリットを重視したいご家庭
  • 探究的・体験的な学びに価値を感じ、研究校・実習校の環境を前向きに受けとめられるご家庭
  • 放課後の預け先を、地域の学童やシッターなどで自ら手配できる見通しがあるご家庭
  • 抽選という運の要素を理解し、併願も含めて柔軟に構えられるご家庭

慎重に検討すべき家庭

  • 校内アフタースクールなど、放課後の受け皿が校内で完結することを前提にしたいご家庭
  • 平日の保護者参加をほとんど確保できない働き方のご家庭
  • 大学までの一貫や、内部進学の「保証」を重視したいご家庭

横浜国立は、環境の良さと国立ならではの負担の軽さが魅力である一方、放課後や保護者参加の設計はご家庭側の工夫が前提になります。メリットと注意点の両方を見たうえで、わが家の働き方・暮らし方に無理なく重なるかどうかを、落ち着いて見極めていただければと思います。

共働き家庭向けのより詳しい比較は、【共働き×小学校受験】人気14校の共働き対応度を徹底比較もあわせてご覧ください。

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