※当サイトは一部内容を文部科学省、子供たちの未来を育む家庭教育、国立教育政策研究所を参考にしています。お受験プリントのプリントは理英会さんの「ばっちりくんドリル」、こぐま会さんの「ひとりでとっくん」シリーズの補助として活用いただけます。
【成城学園初等学校編】受かる子・合格した子のご家庭インタビュー:学校別対策シリーズ
1917年に設立された成城学園初等学校は幼稚園から大学までの一貫教育を行う人気の私立小学校です。
今回の記事では、成城学園初等学校に合格されたご家庭にご協力いただいたオンラインインタビューの内容と学校のホームページや学校パンフレットからから「覚えておきたい内容」をまとめました。
成城学園初等学校を受験される方はぜひ、参考にしていただけると嬉しいです。
受かる子は知っている?「成城学園初等学校」の公式情報
ここでは学校のホームページやパンフレットから覚えておきたい内容を引用してまとめています。
教育の4つの「希望理想」
成城学園初等学校は、大正6(1917)年に柳政太郎先生が、画一的な教育を打破するための実験学校として成城小学校を創立したのが始まりです。その後1947年に現在の校名に改称、創立以来の理念は今日まで受け継がれています。初等学校は、成城学園の原点なのです。
本校では、感じる心、考え、創造し、表現する力をじっくり扱います。「学校は子どもたちのためにあるべきである」この考え方のもとに、教育方針や教育内容が定められ、無理のない自然な方法で児童の特性や国性を育んでいます。カリキュラムは、一般の学校で行われている教科の他に、「文学」「劇」「映像」「舞踊」「遊び」「放歩」「読者」「特別研究」など情操教育・緑合教育に力点を置いた時間を特設しています。これらの教科によって、自然や社会、人間を見つめる豊かな感性を育てることを目指しています。
パンフレットより
個性尊重の教育
「子どもたちは、それぞれに違った天分や能力を持っています。それらを学校生活の中で発見し、糖なく発輝せしめること。」これが、創立以来本校が「希望理想」の第一に掲げている教育の基本姿勢です。教科の学習はもちろん、教科外活動や校外学習においても、一人ひとりの発想や思考を大切にし、それらを生かす場を設けるように心がけています。国語や数学の学習では、独自の学習材を用いて、個人の能力に応じ、学習の方法を工夫しています。音楽・美術をはじめ、劇・文学・映像・舞路などの特色ある教科では、それぞれの子どもたちが活躍できる表現の場を用意しています。
自然と親しむ教育
校内には木が多く、自然の勾配を利用した坂や池もあります。そのような緑と土に囲まれた空間の中で、子どもたちはのびのびとした学校生活を送っています。声をあげてどろだんご作りに興じたり、真剣なまなざしで木登りにチャレンジする子どもの姿。子どもたちにとっては、自然も立派な教育者なのです。実のなる木も多く、季節ごとには様々な花や実が、豊かな香りと彩りを子どもたちに届けてくれます。安全には充分な配慮をしていますが、子ともたちは教師と共に自然に触れ合い、たくましく育っています。夏の学校やスキー学校など、校外教育の機会を多く設けているのも、子どもたちが自然を自らの肌で感じ、自然を取する心を育んで欲しいと考えているからです。
心情の教育
本校の教師の第一条件は、創立以来「子どもが好きで、子どもを愛することができる人」だと言われています。「子どもの心を理解し、一緒に泣いたり笑ったりできる。」そのような信頼関係の上にたって、子どもと共に多くの課題に挑み、時には厳しく指導もする教師を目指して、私たちは日々努力をしています。教科学習のうち、文学や劇の授業では、そこに登場してくる人物の心情や生き方、人間関係から自分自身の身の回りのことを考えたりもします。音楽や美術の授業では、早くから「本物」に触れる機会を設け、その道の第一線で活躍している方に、直接指導していただく機会も設けています。また、劇の会・音楽の会・文化祭など、子どもたちの創造的表現活動の場が多いことも、心身の健全な育成に大きな意味があると考えています。
科学的研究を基とする教育
遊び・散歩・劇・文学・映像・舞など他校に見られない授菜を行っていたり、数学や国語のように、独自の学習材を用いて授業に取り組んでいるのも、本校が創立以来「科学的研究を基とした実験学校」を、標揚しているからです。時代の状況を見据えながらも、それらに流されることなく、独自の研究に基づいた「真の教育」を目指しています。長年の実績を踏まえた丘統を大切にしつつ、「情報・環境・国際理解・福祉」など、社会の変化に応じた新しい視点からも教育の見直しを図っています。
成城にはいつでも頼れる兄姉がいる。
異年齢の触れ合い
心と心の繋がりを大切に人間関係が希薄になりつある今日、成城学園では異年齢の触れ合いを大切にした教育を実践しています。成城学園の特徴であるワンキャンパス。幼稚園から大学・大学院までが同一敷地内に揃い、豊かな人間関係を育む様々な交流の場があります。初等学校内で、また学校の枠を越えて、長い伝統に培われた触れ合いの中で、子どもたちは充実した学園生活を送ります。
パンフレットより
成城にはいつも見守る家族がいる。
三位一体
~子ども・保護者・先生~家族のように過ごすあたたかい6年間子どもたちは、たくさんの人との触れ合いの中で多くのことを学び成長していきます。保護者や先生の豊かな愛情に包まれ、視野を広げ、自信を身につけます。時には厳しく叱られることも。そのような本当の触れ合いの中で、子どもたちは、たくましく立派に成長していくのです。
パフレットより
日々さまざまな発見、学習意欲を引き出す授業。
多彩なカリキュラムで、基礎・基本の充実を図るとともに、一人ひとりの個性を伸ばす教育にも力を入れています。特に、『遊び』『散歩』『つながり』『劇』「映像』「舞踊」等、他校には見られない教科も特設しています。授業も、学級担任が全てを担当するのではなく、各教科の専門教師がそれぞれの授業を受け持ちます。
パンフレットより
~できる・考えられる自信~
日常生活との関わりを考え、直接体験を重視した実践を行っています。独自の教材を開発して「成功の喜びを味わう」「驚きを持つ」授業を目指しています。「基礎的知識」を身につけ、「できる・考えられる自信」と「自然を愛する心」を育てます。
~学び合いで思考力を高める~
本校では算数を数学と呼び、独自の教材「児童数学」をもとに学習を進めています。自分の考えを筋道立てて説明したり、図に表したりすることを大切にしています。多様な考えに触れ、共に学び合う環境の中で思考力を高めていきます。
~なぜの追究~
社会科では、「なぜ」を発見し意欲的に追求する力を育てるために、1年生から社会科を行います。そして6年生では、学級ごとに、社会科に関連する学習問題を見つけ、時間をかけて粘り強く追求する活動に取り組みます。
~多読と自学学習法~
「自学学習法」を中心に、読解力や表記・語彙・文法等の「ことばの技術技能」を身につける教科です。低学年では、「多読」や「全文視写」を通して読むことや香くことに慣れ、中・高学年では「半数授業」を取り入れ、説明的文章の問題を解いて読解力を養います。
~英語を英語のまま理解する~
「聞く」、「話す(やり取り)」、「話す(発表)」、「読む」、「書く」の4技能5領域をバランスよく学習します。学習して得た知識や技能を活用して、主体的にコミュニケーションを図る力を養います。授業は1年生から実施しています。全て外国人講師とのティームティーチングで授業を行っています。
~興味関心に応える自由読者~
国語の延長としてではなく、場所(図書室・教室)と時間(「読害の時間」・「朝読書の時間」)と教材(本)を保証し、子どもたちが自主的に学ぶ授業です。一人ひとりが、興味関心や能力に応じ、1万冊以上の蔵書の中から自由に本を選ぶことができます。
成城学園一貫英語教育
パンフレットより
幼稚園から高等学校までの学習到達目標をCEFR-Jに基づくCAN-DOリストで作成し、教育を行っています。一貫教育を通して、「グローバル社会の中で自分の意見を主張し、リーダーシップを持って行動できる力」、そして「異なる考えや文化を理解し、正しい知識を持って話し合うことができる英語力」を育成していきます。
~メディアリテラシーを通じて磨く感性~
カメラ、ビデオ、パソコン等の機器を使った表現活動を通して、情操を陶治し、創造力を養います。また、映像作品の結質によって、情報の読み取り能力や映像に対する批判力も育てています。
~絵・彫塑・工芸に分けて~
絵画・彫望・工芸の3分野に分け、独立して授業を行います。一人ひとりの様々な可能性に応じ、より多様で内容の濃い体験ができるようにしています。各分野担当の3人の教師が、3人の眼で子どもの表現を認め、育んでいます。
~音楽を味わい楽しむ~
「歌は音楽の礎であり、母胎であり、本質である」との考えから、歌唱中心に授業を進めなから、成長に応じ、合唱や合奏を楽しみます。時代性や子どもたちの実態に合わせ、幅広い下ジャンルから質の高い曲を選びます。「音楽をの会」は年2回行っています。(全児童出演)
~選んで学ぶ~
5・6年生が、各自の希望で部を選ぶ選択授業です。好きなことに精一杯取り組み、達成感を味わい、自店も身につきます。指導には、成城大学の学生・卒業生・保護者も協力してくれます。運動部は、対外試合や合宿も行っています。
~活動体験を豊かに~
教えるのではなく、自らが主体的に学ぶ場として、低学年に特設している授業です。様々な遊びから経験を豊かにし、多面的な発育を期待します。感性・創造性・創意工夫を身につけ、人に対する思いやりや社会性も育てます。
~ことばの芸術による感動体験~
文学をことばの芸術と捉え、音楽や美術等と同じ情操教育として特設しています。独自のテキスト「文学」や「作文~指導実践事例集~」を使い、作品の「鑑賞」と文章による「表現」を学び、多くの感動体験を通して豊かな感性を身につけていきます。
~身体表現で心身の調和を~
1~4年生の授業です。心を解放させ、動くことの楽しさを味わいながら、作品を創作したり互いの作品を鑑賞したりします。のびのびとした表現活動を通して、豊かな心や健康な身体つくりを目指し、心身の調和を図ります。
~身体を動かす喜び~
低学年では、基礎体力を養うために、成城独自の身体つくり運動を中心に授業を行います。3年生以上は、様々な運動種目を通しで、技能の向上、社会性、協調性を養います。6年生は、男女別に個を重視した授業を行います。
~一人ひとりの発見を大切に~
低学年に特設している授業です。「何をしに 行く」という目的を持たない「ぶらぶら散歩」 が中心で、一人ひとりの興味や発見を大切に します。自然や社会の事物や現象を直接見聞 きし、たくさんの感動や体験を通して、人間性 を深めます。
~人間関係を深める~
3年生から始まる授業です。独自のテキスト「げきのほん」を使い、様々な「劇活動」を通して、子どもたちが人間関係を深め、創造力を豊かにし、鑑賞力を高めます。劇の授業の発展として、年3回の「劇の会」も行つています。
日常の授業では体験できないダイナミックな総合活動の時間です。校外に出かけて見学・体験学習を行う他、外部講師を招いて特別」授業を行うこともあります。高学年と低学年の子どもたちが異年齢で宿泊を伴う共同生活に取り組むこともあります。
<オーストラリア・ホームステイに向けて>
国際理解教育の一つとして、夏休み中に5・6年生の希望者が参加する「オーストラリア・ホームステイの旅」があります。その事前・事後学習の時間が、「コアラタイム」です。英会話の練習やオーストラリアの自然や文化について調べたり、日本文化を紹介するための学習も行います。
さらに深い繋がりを求めて。
これからの世の中に集立っていく子どもたちにとって、集団の中において自己の価値を自覚し、他者を認め尊重し、円滑な人間関係を構築することは、とても必要とされるでしょう。そこで、成城学園初等学校では実験的に「つながり」の時間と「城の時間」を設け、より積極的に人間関係を深める場を作っています。
パンフレットより
「つながり」異年齢のつながり
「つながり」では1~6年生で形成されたユニットによる活動を通して、異学年での人間関係を築きながら深めていきます。この「つながり」の時間で築かれた人間関係は、休み時間に学年にとらわれず遊んだり、まるで兄弟姉妹のように登下校したりする姿が見られます
「城の時間」成城独自の総合的な活動
「クラスの時間(自治活動)」と「総合活動の時間」があります。「クラスの時間」では、学級内の係活動や児童委員会に関わる活動を行います。「総合活動の時間」は、行事前の練習や打ち合わせ、校外教育に出かける際の事前学習や打ち合わせ、事後のまとめや振り返り等に使います。
夏休みの体験活動
夏休み中に、希望者参加の行事として、「オーストラリア・ホームスティの旅」と「新・自然体験の旅」を実施しています。「オーストラリア・ホームスティの旅」は、オーストラリアサンシャインコーストにあるセントーマスモア小学校に短期留学し、ホームスティも体験します。「新:自然体験の旅」は、毎年7月下旬から1週間、鹿児島県与論島で行われています。参加者は5・6年生の希望者です。離島ならではの大自然の中で、地元の小学生との交流会やお世話になる品の方々とのふれあいを通して感謝の気持ちや人間関係を学ぶ、普段では経験できないダイナミックな活動を行っています。
学校紹介動画
成城学園初等学校に受かる子・合格した子知っていた?
伸芽会の学校紹介動画
【成城学園初等学校】受かる子・合格した子のご家庭インタビュー
お受験プリントでは「合格ママ」さんにご協力いただいてオンラインインタビューを行いました。ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。
この度はお時間をいただきましてありがとうございます!
まず初めに「成城学園初等学校」を選んだ理由から教えていただけますか?
成城学園は子どもたちの自主性や創造性を大切にし、個々の才能を伸ばす教育を行っています。特に、自由で伸び伸びとした校風が魅力的で、子どもが自分らしく成長できる環境だと感じました。
また、教育カリキュラムも非常に充実しており、学問だけでなく、芸術やスポーツなど多岐にわたるプログラムが用意されている点も魅力でした。
ありがとうございます。実際に通ってみていかがですか?
成城学園に入学できて、本当に良かったと感じています。
学校の雰囲気がとても温かく、教育方針に沿って、自主性を尊重する姿勢を強く感じています。授業が非常に創造的で、子どもたちが楽しみながら学べるように工夫されています。
また、校外学習やイベントも豊富で、学外の世界と接する機会が多く、広い視野を持つことができるようになるのではないかと感じてます。
親としても、子どもが毎日学校に行くのを楽しみにしている姿を見るのは何より嬉しいことです。
素晴らしいですね。
成城学園初等学校というと、かなりの人気校ですがどのような対策を意識してましたか?
当時はいろいろと気にかけてましたが、特に気にしていたのが、「マナー」ですね。
日常生活の中で子どもにお手伝いをさせたり、自立心をしっかりと育むことを意識していました。食事の後片付けや掃除、洗濯物をたたむなど、家庭内でのさまざまなお手伝いを通じて、自分のことは自分で行う習慣を身につけさせました。
また、公共の場での振る舞いや礼儀作法についても、繰り返し教えることで、自然に身につけるよう心がけました。
ありがとうございます。
他には何か心掛けていたことなどはありますか?
そうですね、個別テストの対策もできる限り具体物を使って体験できるように意識していました。
プラスチックのコップに大きさの違う石を入れて水面の高さの変化を見たり、紙粘土でいろいろな形を作って、一度固めてから、いろいろな方向から切ってその断面を見るなど、試行錯誤しながらやっていました。
お受験プリントでは、ペーパー対策がいっぱい!
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全てのご要望に応えられるかは分かりませんが、頑張ります!
ご要望のほかにも、ご意見・ご感想などいただけると嬉しいです!
*作成した問題は「お受験プリント」上で配布することもあります。