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【早稲田実業学校初等部編(早実)】受かる子・合格した子のご家庭インタビュー!偏差値や倍率、試験内容対策など:学校別対策シリーズ
1901年に開講した早稲田実業学校が2002年に開講した初等部は大学までの一貫教育や注力している国際教育が魅力の人気校です。
今回の記事では、早稲田実業学校初等部に合格されたご家庭にご協力いただいたオンラインインタビューの内容と学校のホームページから「覚えておきたい内容」をまとめました。(一部、学校説明パンフレットも引用しています)
早稲田実業学校初等部を受験される方はぜひ、参考にしていただけると嬉しいです。
早稲田実業学校初等部の難易度:倍率・偏差値
早稲田実業学校初等部の倍率
早稲田実業学校初等部への入学志願者は例年1,200名ほど(2023年は1,150名)で、合格者が108名ですので、倍率は10.5倍前後という計算になります。
早稲田実業学校初等部の偏差値
小学校受験では、学校ごとに試験内容が異なることもあり、それぞれを比較するための「偏差値」は存在しませんが、系列中学校の偏差値を参考値とすると、早稲田実業学校中等部の偏差値は75となっています。(首都圏模試センター参考)
早稲田実業学校初等部 入試出題内容傾向
年別ペーパー出題内容
2021年
お話の記憶、点図形、数量
2022年
お話の記憶、重ね図形、数量
2023年
お話の記憶、数量、回転図形
お受験プリント「早稲田実業学校初等部」対策おすすめ一覧
複数の情報を参考に、「理解度確認」や「反復学習」におすすめのプリントはこちらです。
受かる子・合格した子は覚えてた?「早稲田実業学校初等部」の公式情報
ここでは学校のホームページ/パンフレットから覚えておきたい内容を引用してまとめています。
「早実」の精神
早稲田実業学校初等部は、一人ひとりの子供が人間として自立し、生きていくための素地を培い、土台をつくるために、本来あるべき学習を通じて、子どもたちをのびのび、いきいきと育てます。
パンフレットより
歴史
子どもたち一人ひとりが自立し、人間らしく生きるための土台をつくる。
早稲田実業学校の創立は、1901(明治34)年にさかのぼります。
校是「去華就実」(華やかなものを去り、内面の充実を図る)という一語は、社会に貢献する実業の精神そのものです。
本校の基礎を築いた天野為之(早稲田大学第二代学長)が唱えた「三敬主義」(他を敬し、己を敬し、事物を敬す)の校訓は、つねに他者に敬意を払い、自重自立し、机上の雑務から一国の政治まですべてのことに敬を持ってあたるという本校伝統の誠実な姿勢を示すものです。
こうしたり理念を受け継ぐ初等部は、2002(平成14)年に開校、早実の歴史に新たな一歩を踏み出しました。
パンフレットより
教育課程・教育方針
初等教育のための5つの教育方針
大学までの一環教育により、自主独立の気風にあふれ広く社会に貢献できる人間の土台を確立するため、本校では以下の教育方針を実践していきます。
パンフレットより
- 男女共学により、両性の相互理解に基づく人間性豊かな児童を育成する。
- 一人ひとりの児童を尊重し、それぞれが持っている個性の芽を伸ばす。
- 身体を鍛え、豊かな心を養い、確かな学力を身につける。
- 自ら学び、自ら考え、自ら創り出し、自ら表現する力を育てる。
- 国際社会に生きる人間としての資質・能力の基礎を作る。
手を使ってものをつくることは創造力の源です。
現代の「早く便利に」という効率至上主義は、子どもたちから手仕事を奪ってしまいました。私たちは手でものを作り出す経験をたくさんさせたいと考えます。
それは単なる手先の訓練ではありません。例えば、ナイフを使えば、道具の機能やものの性質に気づき、新たな創作意欲が芽生えたりします。手仕事は、創造力の源なのです。
同じように、自ら考えて作る詩や作文、自ら創り出す美術、自ら表現する音楽など個性を伸ばす表現活動も積極的に取り組んでいきます。創造する喜びや表現する楽しみを知ることで、子どもたちは自発的、主体的にものごとに取り組めるようになるのです。
野外で五感を養い、自然科学の理論を深め自然から新しい発見をする力を身につけます。
現代の生活環境にあって、からだと心を強くしなやかに鍛えるため、積極的に子どもたちを自然のなかに解き放ち、身の回りの自然から自分が見つけたことを発表させたり、みんなで考えたりしながら、自然を本質的にとらえる目を養わせていきます。
五感をつかって自然とふれあう活動は、人間同士のコミュニケーションも旺盛にし、自然科学の基礎的な事実、概念、論理などを深めていきます。また、自然発見に低学年から取り組みます。自然といっても、特別な環境に出かけるというものではなく、子どもたちの生活の中にある身近な自然や環境に自ら働きかける活動です。
学校や家庭での生活の中で、出会う自然の出来事に、進んで「見て」「触れて」「耳を澄まして」「嗅いで」そしてときに「昧わって」みることで、子どもたちはたくさんの驚きを抱き、自分自身で見い出した事実を見つけます。
これらの個々が見いだした自然の事実を教室に持ち寄り、みんなで伝え合い考え合うことで、自然の本質に迫り、たくさんの知恵を身につけています。これは自然に関する学習に止まらず、「自分の意見や考えをいかに伝えるか」というコミュニケーション能力を育てる学習でもあります。
自分なりの工夫を重ね、自分の考えを他の子どもたちに伝えます。発表に対して質疑応答もあり、自分の意見をさらに深めたり、伝え方をより高めたりしていきます。このように自然発見は、問題解決のプロセスを踏みながら、自己の表現力を磨く場でもあるのです。
課題を粘り強く追求し、自分で考える力を養う。
初等教育では、国語と算数を貴重な基礎学習に位置づけ、自分の頭で考える力を養うのに、不可欠な要素としています。
一人ひとりが持っている能力を引き出し育てるためには、教え込むばかりではなく、時に自分で課題を粘り強く追求させていくことも必要です。現在の状況の中で子どもたちは、あまりに多くのことがらを早い時期に教えられすぎ、自分でものを考えられなくなっています。考えることの入り口は、素朴な驚きや発見です。
私たちは、蓄積された先人の教育研究に学び、子どもたちの知的好奇心をかきたてる工夫をおこたりません。「考えることは楽しい」という充足感を少しでも多く体験してもらいたいからです。
日本の教育改革のモデルとなるような試みを日々実践していきます。
日本文化への誇りから「国際理解」は生まれます。
現代社会では、自分で主体的に情報をとらえて組み立て、自ら発信していく力が、より一層求められるようになります。低学年から読解を中心に日本の文化に触れ、日本語の美しさ、日本文学のすばらしさを感じながら、コミュニケーション能力の育成にも役立てています。
一方で、加速された国際化の進展にも対応していかなければなりません。しかし、外国語学習に力を入れるだけでは、国際社会で通用する人材は育ちません。相手の行動背景にある文化を尊重できて初めて真の「国際理解」は生まれるのです。
それにはまず、日本の文化に誇りをもてなければなりません。同時に自分の考えとともに母国の文化を発信できる能力を身につけさせたいと考えています。
パンフレットより
日本文化
親子で学ぶ創立者大隈重信と故郷佐賀(希望者)
7月下旬に早稲田大学の先生と一緒にまわるフィールドワーク(半日)と、 8月の夏休みに大隈侯の故郷佐賀市と早実の「去華就実」「三敬主義」の礎を作った天野為之先生の故郷唐津を親子でまわるフィールドワーク(二泊三日)を通じて、早稲田大学と早稲田実業のことを深く楽しく学んでいく企画です。
いのちめぐるまち南三陸フィールドワーク(希望者)
5・6年生の児童と保護者を対象に、 3泊4日で東日本大震災から復興が進む宮城県南三陸町をフィールドにして「海・山・人」をテーマに様々な体験学習を行います。
海洋生物学から海と森のつながり、自然と人間の関係といった幅広い内容を親子で楽しく学びます。
国際理解
外国語活動
1年生から、ネイティブと日本人の教員の英語授業を実施しています。その中で5年生では、「英語と日本語の違い」を各自で調べ、留学生に質問して、ことばや文化などの違いを聞きとる交流活動などを行っています。
6年生では、国分寺駅の周辺で行う活動の他、社内にて英語を使用している会社にも見学に行き、英語の大切さを実感体験しています。
国際理解授業
3・4年生では、これから国際社会に向けて成長していく子どもたちのために、早稲田大学国際異文化交流センター協力のもと、留学生と早大生のペアで授業を実施しています。
韓国出身の留学・生は韓国語で、フランス出身の留学生はフランス語で、出身国の文化や歴史、習慣などを楽しくわかりやすく授業を行います。
オーストラリア・ホームステイ(6年生希望者)
「真の生きる力を育むホームステイ」というコンセプトの下に 10泊11 日間オーストラリアのブリスベンで生活をします。その近郊の ILCP (イマニュエル・ルーサラン・カレッジ・プライマリースクール)やホストファミリーの家でバディと共に過ごす貴重な体験ができます。
学んできた「英語やコミュニケーション能力、国際理解の心」を活用し、その力を試されていると実感する素晴らしい体験となるでしょう。
ハワイサマープログラム(1・2・3年生希望者)
夏休み中の約10日間を利用して、ハワイのミッドパシフィック校主催のサマープログラムに参加します。英語の学習を中心に、演劇、英会話、ウクレレ演奏、工作、ダンス、ゲームなどを通じてハワイの文化に楽しく触れます。
また保護者の方にも英会話やフラダンス、ウクレレのレッスンを開催し、普通の家族旅行では経験できない魅力的なプログラムとなっています。
スイスサマープログラム(4・5・6年生希望者)
夏休み中の約7日間を利用して、スイスのローゼンベルグ校が主催する留学プログラムに参加します。
児童は世界各国からの参加者と寝食を共にしながら、英語レッスンやアクティビティーに参加します。
台湾私立薇閣(ウェグゥ )国民小学校と学術交流、新しい早実の国際交流が始まる。
台湾私立薇閣(ウェグゥ)国民小学校と早稲田実業学校初等部の交流事業の一環で、7月10日・11日2日間、薇閣国民小学校の児童が、5・6年生の家庭にホームステイをし、5・6年生のクラスで一緒に授業を受けて交流を深めました。英語でインタビューしたり、リコーダーを演奏したり、校庭で元気よく遊んだり、親睦を深めました。また、中・高等部では、書道と茶道を体験してもらいました。
そじて、11月6日からの5日間、本校の5・6年生21名が、台湾の薇閣小学校の児童の家にホームステイして児童と一緒に薇閣小学校に通って、学校生活や文化交流を行いました。
多言語でコミュニケーションを圏ったり、異文化体験を通して、習慣や価値観が異なる人々の存在に気づき、その違いを体感した交換ホームステイになりました。
パンフレットより
初等部・中高等部の連携教員による専科授業の充実を図っていきます。
2015年度より初等部と中高等部の連携を強めるために「初中連携教員」を採用し、 5・6年英語・算数・社会で専門的な授業を展開しています。また、授業だけではなく、校外学習やオーストラリアホームステイの準備などにも参加しています。これによって、児童生徒の理解、教員間の連携も深まってきています。また、中等部進学の際の不安なども取り除かれ、連続的な指導ができると考えています。
今後、「初中連携教員」を中心に、児童生徒の連携、学習面での教科の連携、システム作りなども実施しながら、新しい早実を構築しています。
パンフレットより
「早実」の特色のある課外授業
開校以来継続して行っている校外学習は、さまさまな成果をあげ、子ともたちの心身の健やかな育成につなけています。
パフレットより
「校外学習」と聞いて、どんな活動を思い浮かべるでしょうか。早実初等部では、実物にふれる・五感で味わう・仲間と共に汗をかく、こうした活動を大事にしています。
「相手の気持ちは、彼と同様の体験した自分しかわからない」(ドイツ・教育学者シュプランガー)と言われるように、教室において座学で学んだことは自らの体験を通して初めて「そうだったのか」と納得できるようになリます。授業で理解したことが、知識として定着するようになリます。
低学年の時期に学ぶ生活科を延長させて、社会科や理科といった教科のカリキュラムを発展させた体験活動を重視しています。
稲作体験~貴重な体験で学ぶ~
5年生では、 6月に田植え、 10月に稲刈り体験を行います。ヌルヌルの田んぼに最初に足を入れたときには一同大騒ぎですが、少しなれてくると気にならなくなりました。農家の方の気持ちになって一本一本心を込めて植えました。秋に稲が大きく育ち、黄金色の実をつける頃に稲刈りです。たわわに実った稲穂の束を、一人ひとりが鎌で丁寧に刈り取っていきます。今では機械であっという間の作業ですが、苦労を感じることができる体験です。早実の校章にある稲穂の姿を思いうかべてあらためて自分が早実生であることを実感しました。
遠足 ~大自然を感じながら~
新緑がまぶしい初夏5月に、学年ごとに遠足に行きます。1・2年生では、みんなで仲良く楽しく過ごすことをねらいの一つとし、まだ自然が農かに残る記念公園や動物園などへ出かけます。自然や季節、動物の迫力を感じながら遊びの中で、仲間の大切さや集団の一員としての意識の向上、命の大切さなどを学びます。 3年生以上は、自然豊かな高尾山や森林公園などを訪れます。まさに大自然に身を投じ、自然の素晴らしさや雄大さ、厳しさなども学んでいます。厳しい道のりを、みんなで協力し励ましあいながら頂上に到達したときの達成感や感動は、子どもたちの心に財産としていつまでも残り続けます。子どもたちは目標を立て、それに向かって努力することの大切さを実感し、日頃の学習活動にも大いに生かされています。
宿泊体験学習~大自然や歴史的な景観の中で~
宿泊体験学習を通して、子どもたちは自然豊かな土地で、大自然につかりながら様々な体験活動を行います。また、自然だけではなく、現地の産業や文化、歴史にも触れ、時には講師を招きお話を伺うなど、その土地についても詳しく学習します。出発にあたり事前学習をしっかり行い、一人ひとりが目的意識を持ち当日を迎え、事後学習では現地で学んだことを発表するなど、宿泊体験学習のまとめをしっかり行い、身につけていきます。今年度は、3年生は高尾の森、4年生は長野県駒ヶ根市にある早実駒ヶ根校舎、 5年生は長野県志賀高原、6年生は滋賀・京都へ行き、宿泊をしながら学習を進めています。
早稲田実業学校初等部に受かる子・合格した子知っていた?
伸芽会の学校紹介動画
早稲田実業学校初等部に受かる子・合格した子知っていた?
理英会の学校紹介動画
【早稲田実業学校初等部編(早実)】受かる子・合格した子のご家庭インタビュー
お受験プリントでは「合格ママ」さんにご協力いただいてオンラインインタビューを行いました。ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。
この度はお時間をいただきましてありがとうございます!
まず初めに「早稲田実業学校初等部編(早実)」を選んだ理由から教えていただけますか?
「早稲田実業学校初等部」を選んだ理由は、教育理念とカリキュラムに強く共感したからです。
自立心や創造力を育てる教育方針は、将来の社会でのリーダーシップを養うために重要だと考えました。
また、早稲田大学との連携による進学の選択肢の広がりも魅力でした。
多様な背景を持つ子供たちとの共学環境や、自由で開放的な校風が、子供の個性と成長を大切にするのに最適だと感じたのも大きかったです。
ありがとうございます。実際に通ってみていかがですか?
毎日、子供が学校に行くのを楽しみにしている姿を見ると、早実を選んで本当に良かったと感じます。
先生達が非常に熱心で、個々の子供の特性を理解し、それに応じた指導を行ってくれる点が印象的です。
特に、子供が自ら考える力を育てる教育方針が徹底されており、授業内容も多岐にわたって興味深いもので、また、学校行事やクラブ活動が充実しており、学業だけでなく、子供の社会性やリーダーシップも養われていると感じます。
素晴らしいですね。
早稲田実業学校初等部というと、かなりの人気校ですがどのような対策を意識してましたか?
ペーパーはかなりの時間を割いて、幅広く基礎から応用までじっくり取り組みました。特に「頻出」と言われるお話の記憶、数、推理、構成などは複数の問題集やインターネットで販売されているプリントを購入してできるだけ多くの問題に触れるようにしました。
加えて、息子は絵を描くのが苦手だったので、絵を描く練習を定期的にしてました。
具体的にはどのようなことをされてましたか?
特別なことはやってないのですが、できる限り週末は家族で色々なところにお出かけするようにして、帰ってきたら感想を絵日記にすることをやっていました。
できる限り違う経験をできるように場所を選ぶのは大変でしたが、絵の練習と子供のリフレッシュにもなったようで良かったと思っています。
その他、意識していたことなどはありますか?
早実では子供の自立レベルを見られると聞いていたので、自分のことは自分でやらせたり、積極的にお手伝いしてもらうようにしていました。
慣れるまでは危なっかしくてすぐに手伝ってしまいそうになる自分を抑えるのが大変でしたが(笑)年長になることには本当い色々とお手伝いをできるようになってくれて、助かりました。
お受験プリントでは、ペーパー対策がいっぱい!
お受験プリントは900名以上の方々にご利用いただいておりますので、ぜひお試しください!
ご意見・ご感想・ご要望など、お気軽にご連絡ください!
「お受験プリント」では、管理人が過去に作成したプリントを清書したものを配信しています。
もし「反復用にこの問題の”そっくり問題”が欲しい!」などのご要望がありましたら、お問い合わせフォームからご連絡を音がいします!
全てのご要望に応えられるかは分かりませんが、頑張ります!
ご要望のほかにも、ご意見・ご感想などいただけると嬉しいです!
*作成した問題は「お受験プリント」上で配布することもあります。