※当サイトは一部内容を文部科学省、子供たちの未来を育む家庭教育、国立教育政策研究所を参考にしています。お受験プリントのプリントは理英会さんの「ばっちりくんドリル」、こぐま会さんの「ひとりでとっくん」シリーズの補助として活用いただけます。
【聖心女子学院初等科編】受かる子・合格した子のご家庭インタビュー:学校別対策シリーズ
女子小学校の難関校の一つとして知られる聖心女子学院初等科は4-4-4制を導入している人気の小中高一貫校です。
今回の記事では、聖心女子学院初等科に合格されたご家庭にご協力いただいたオンラインインタビューの内容と学校のホームページや学校パンフレットからから「覚えておきたい内容」をまとめました。
聖心女子学院初等科を受験される方はぜひ、参考にしていただけると嬉しいです。
受かる子は知っている?「聖心女子学院初等科」の公式情報
ここでは学校のホームページやパンフレットから覚えておきたい内容を引用してまとめています。
聖心女子学院の歴史 伝統の上に、未来 を描く。
聖心女子学院は1801年フランスのアミアンで、女子のための寄宿学校として創立されました。それ以後フラ
ンス各地 で 設立され、キリスト教的価値観に基づく現と高度な知性、行動力を育む女子教育の伝統を 築いてきました。1818年にはアメリカでも設立され、南米にも広がり、日本では、ヨーロッパからオーストラリアを経て、1908年4名の聖心会修道女により聖心の教育の 礎が定められました。現在、日本では6つの姉妹校が幼稚園から大学院まで、世界では32カ国の姉妹校が聖心の教育のスピリットを受け継いでいます。
パンフレットより
聖心女子学院初等科の教育方針
魂を育てる
祈る心を大切にし、キリスト教の価値観に基づいて愛と希望をもって生 きる姿勢を育てます 。
誠虚に自己を見つめ、現実に静かに向き合い、自らを深め 、高めていくように導きます。
みずみずしい感性と、他と共感できる豊かな 人間性を育 みます。
知性を磨く
知的価値を重んじ、喜びをもって自ら学ぶ力を育てます。
創造性に富む堅実な思考力と、正しく判断する力を育てます。
広い視野で物事をとらえ、自分の考えを明確 に表現 する力を育てます。
実行力を養う
人や社会と積極的に関わる能力を育てます。
骨惜しみせず働く習慣と、誠実に他者に尽くす行動力を育てます。
責任感と謙虚な心を備えたリーダーシップを養います。
聖心女子学院初等科の特徴
未来を育む森。
自分らしく未来を描きながら「多様にグローバルによりよく生き抜く」ために。
聖心女子学院の学び舎は、都心にありながら緑豊かな自然とふれあうことができる恵まれた環境の中にあります。豊かさを育む森の中で、四季の移ろいを感じながら、のびのびと学び 、それぞれの可能性を伸ばし 、自分らしく開花させていく1 2年間がはじまります。
パンフレットより
聖心は、ひとつの家庭。
家族のようにお互いを大切にし、温かく寄り添う、惜しみない心が根づいています。
子どもたち一人ひとりは、神の愛を受 けたかけがえのない存在です。そして、聖心女子学院での学校生活は
パンフレットより
子どもたちの成長を見守る、あたたかなまなざしのもとにあります。創立者である聖マグダレナ・ソフア・バラの「聖心はひとつの家庭」という言葉は、すべての児童・生徒の心に根づいています。家族と共にいるような安心感 や個頼感の中で育まれた「やさしさ」「思いやり」「人に尽くす心」は、日常生活のさまざまな場面で活かされていきます。
学ぶことは、考えること。
考える力を伸ばし、さまざまな状況に対応できる判断力を磨きます。
学習のスタートは、基礎学力を徹底し、学びの土台を築くことからはじまります。段階を踏みながら基礎・基本をかためることで、新しいことを学び、身につける楽しさを実感できるようになります。また、自ら課題を見つけて考える積極性も強われていきます。日々の授業で考える力を高めながら、学校生活の様々な体験を通して判断力を磨き、自分の内面から生まれる豊かで確かな言葉を発する力や行動力を身につけていきます。
パンフレットより
じぶんと、向き合う。
祈りの時間は、自分をみつめ自分と対話する時間でもあります。
祈り・行事・宗教の授業を大切にする姿勢は、すべての活動の基盤として聖心女子学院の生活全体をしっかりと支えます。毎日の生活の中に祈りの時間を大切にします。自分の心を見つめ、感謝や希望をもって生きる姿勢を張います。神のまなざしのもとにある自分と他者を大切にする心や、キリスト教の価値観に基づいた思考力・判断力・実践力を段階的に強いながら、自分の生き方を考え、選択できるように導いていきます。
パンフレットより
多様性を受け入れ、主体的に関わる。
他者のためにできることを自らさがし、実践していきます。
聖心女子学院には、校内はもちろん、校外、国際社会につながる多彩な奉仕活 動プログラムがあります。 立場の異なる様々な人の存在を認め、積極的に関わる力を身につける機会として、一人ひとりが奉仕の心を 持って活動しています。
パンフレットより
世界を、広げる。
時代や国境を超えて、自分らしく活躍できる女性を育てます。
英語教育だけでなく、国際理解を深め、世界の人々と関わり合える能力の育成に力を注いでいます。共生の姿勢と広い視野をもって交流を深めながら、世界の人々と関わり活躍する力を育てます。姉妹校からの国学生たちは本校生徒の家庭でホームステイをし、お互いの文化や生活の理解を通して、友情を深めています。異なる意見や考え方を持つ他者に敬意をもって接し、人種や国籍を超えて共生する力を身につけることで、一人ひとりの世界はさらに大きく広がっていきます。そして、その中で各々が個性を活かし他者とともに新しい世界を築いていきます。
パンフレットより
18歳までの12年間を有意義に。4-4-4制
女子の発達段階にふさわしい学びの理想を追求した3ステージ制です。
12年間という長いスパンを4年ごとの3ステージに区切り、成長の早い女子の発達段階を踏まえた、より質
パンフレットより
の高い教育をめざしています。たとえば、ファーストステージの代表としての役割を担う4年生時には、リー
ダーシップを発する規会が格段に増えるなど、よりよいタイミングで、よりよい機会を多く得ることができ
るようになります。学習面でも、ステージごとの狙いを明確にしたカリキュラムを備えています。
聖心女子学院初等科の卒業生からのメッセージ
パンフレットより引用
社会に生きるための人間教育
聖心で学校生活を送るなか、自分と同じ年頃の子どもが困難な状況下で生きているという事実について知り、成長段階にあわせて考える機会を数多くいただいたように思います。さまざまな経験を通じて、国際的な視野をもちながら、「よりよい社会を築く」ために自分が貢献できることについて考える習慣を育んでいただきました。
パンフレットより
耳の聞こえないTVディレクターとして
私は、テレビ番組を作っている、耳の聞こえないディレクターです。在校中は補聴器をつければ、会話がほぼ成立していましたが、現在は、自力では聞き取ることが出来ず、音声を文字に起こす通訳者と一緒に働いています。前例のない働き方を実現できた原動力の1つには、聖心で育ったことが影響しているように思います。
パンフレットより
大我に生きるよく生きる
聖心で培った、人智の及ばない大きなものに生かされ、守られているという意識は、自分に謙虚な気持ちと同時に、むしろ小さな己だからこそ自分らしく精一杯生きて人の役に立とう、それこそが生きる意義だ、という確信とエネルギーを、いまも与えてくれています。何より礎となっているのは、「小我でなく、大我に生きる」、奉仕の精神です。
パンフレットより
人間に興味を持つ世代を育てる
世界中に卒業生を抱える聖心コミュニティーの一員として、私たちは幼い頃から、自分たちは地球社会の一員だというワクワクとした自覚と、どんな小さなことでも「人のために何ができるか」を考えるヒューマニストとしての心を育む機会をいただいてきたように思います。今は中学か生ら大学生まで多様な年齢層を対象に、日本とアメリカの狭間で教育活動に関わっていますが、そこで実現したいのは「人に興味を持つ世代を育てる」ということです。
パンフレットより
聖心での学びと体験が翻訳家としての基礎に
翻訳の勉強を始めた時につくづく感じたのが、聖心の英語教育の質の高さです。よく「学校の勉強って何の役に立つの?」といった疑問を耳にしますが、私の場合は、学校の勉強こそが仕事に直結しました。今の仕事の基礎は、すべて中高で養ったと言っても過言ではありません。また、子ども時代の豊かな文化体験が大人になってからの生きる「地力」になることも実感。それを教えてくれたのも、一貫校ならではの聖心の行事や体験学習でした。
パンフレットより
他者に共感する心を持って誠実に
聖心では、「社会に貢献できる賢明な女性となること」を目指し、そのために「自分の出来ることは何か」を常に考えるように教えていただきました。
中等科では、「生物、化学、物理、地学」に分かれて専門的になる理科の授業が本当に面白く、自分の興味を追求し、学んだことを人のために役立てることができる職業として医師を目指しました。大学卒業後は耳鼻咽喉科医として診療にあたっています。同じ病気でも症状の辛さ、受け止め方は人それぞれです。訴えを傾聴した上で、診察、診断、治療していく。日々の診療は同じようなことはあっても同じことはおこりません。日進月歩の医療の世界では、提供できる治療の選択肢も年々増えています。
聖心で育んでいただいた他者に共感する心を持って誠実に、研鎖を怠らずに一人ひとりの患者さんのそれぞれの最善を目指すこと、それが、今、私に出来ることと考え、これからも努めてまいりたいと思います。
パンフレットより
心の指針をつくる場所
初めて三光町校舎を訪れたとき、緑豊かなキャンパスと初等科校舎の美しい佇まいに心奪われたことを今でもよく覚えています。正門から本館へと続く坂道の景色や、荘厳な聖堂での祈りの時間は、常に新鮮な感動や静な気持ちを与えてくれました。
聖心の豊かな環境は私にとっての美しさの原点です。また在学中、授業やミサで言及される社会問題、ハイチデーや奉仕活動への参加は、周囲に目を向ける機会をくれ、活躍する諸先輩方の講演会や著作に触れることで、他者のために行動することの大切さを学びました。他者への貢献は思考の原点です。
聖心は、私に心の指計を作ってくれました。この指針は”利用者だけでなく周辺地域や地球環境にも配慮した美しい建物を目指す”という、自分が働く上での大きな目標の礎となっています。そして自身の目標を実践していくことで、子供達や周囲の人々が心の指針を作る際のきっかけとなる存在でありたいです。
パンフレットより
人生の糧となり道標となる聖心スピリット
三光町の12年間で強く心にまれた教えの一つに「generosity」があります。物惜しみしないことを意味し、他者に寄り添い奉仕する惜しみない心を大事にした創立者の想いを表す言葉です。私は、実社会に貢献する仕事がしたいと考え、卒業後は法学部に進学し、現在は弁護士として主に国内外の企業買収案件に従事しています。
企業の重大な局面をサポートするにあたっては、難解な判断や、時に多化を極めることもありますが、この教えが自身の思考や行動の礎を形成していることを実感します。学院生活を振り返ると、他者、ひいては世界に目を向けて視野を広げる機会、また、他者に寄り添い自らの役割を考える機会が豊かにあり、その根底には物惜しみしない心と、それを正しく使える芯の強さやしなやかさを育むスピリットがありました。さらに、その聖心スピリットを共有し、時を超えて心を通わすことのできる友人や先輩後輩も、かけがえのない財産であると確信しています。
パンフレットより
聖心女子学院初等科の在校生の声
やさしく接してくださったお姉様のように
この間、12年生が2年生のために科学文化祭を開いてくださいました。バスボム作りでは、ビニール袋に重曹やクエン酸を入れて、香りや色をつけるためのオイルや食紅をまぜました。いいにおいで、もっとたくさん作っておふろに入りたいと思いました。ほかにも、砂糖を入れただけでシャポン玉が軍手でさわれたのでびっくりしました。帰ってから実験してみると、軍手をつけないでさわるとすぐにわれてしまうことがわりました。塩ではふくらみませんでした。12年生のお姉様に会うまではどういう方なのかと緊張しましたが、思った以上にやさしくて楽しい時間になりました。私はもうすぐ3年生です。秋の遠足で1,2年生をつれて動物園の案内をするので、楽しくお話をするお姉様になれるよう努力したいです。
パンフレットより
周りに耳を傾け人に尽くす心を忘れない
今年度の児童会では、初等科全体が一つになって、お互いの意見を尊重し合い、視野を広げるために「意見ポスト」を設置しました。意見ポストに入った意見をなるべく実現できるように、児童会で検討します。今年度は意見ポストに寄せられた意見を元に、SDGsをより身近に感じることができるような企画を考えました。意見ポストを通して、さまざまな意見や考え方を知り、寄せられた意見を実現するために深く考えることで、児童会の会長である責任感もよりわいてきました。また、他の学年と交流しながらSDGsに目を向けることで、一人で行うよりも楽しく、積極的にSDGsに取り組めます。児童会会長になり、自分のこだけでなく周りにも耳をたくさん傾けることの大切さが分かりました。これからも人に尽くす心を忘れずに過ごしていきたいと思います。
パンフレットより
グローバルマインドで考え行動する
小学校時代を海外で過ごした私は、将来は国を越えて人の役に立ちたいと思っていました。聖心には視野を世界に向けた奉仕活動やSDGsに取り組む活動が多くあり、私は日々の募金活動の他、語学研修や模擬国連活動への参加を通して、自ら勇気をもって一歩踏み出した先にある大きな世界の存在に気づきました。また、校内のプラスチック・フリー・キャンパス(PFC)の活動を通して、グローバルマインドで物事を考える必要性と同時に、実際に行動に起こす重要性を学びました。PFCでは、生徒主体で校内のプラスチック使用を最小限に抑える活動を行っており、自分たちの発案が学校を巻き込んだ大きな変化を生み出した際にはメンバーで大きな喜びを味わうことができています。Think globally act locallyという言葉のように、変動する世界情に目を向けつつ、自分にできることを実践していく大きな意義を感じることができました。
パンフレットより
聖心で得た経験を糧に視野をさらに世界へ
私は初等科5年から聖心に入学し、英語学習を始めました。コロナ禍に高等科へ進学し、5つ以上のプログラムに参加する機会がありました。その中の2つが特に印象に残っています。1つ目は、11年生の冬に参加したSacred Heart LIVE(10か国の海外姉妹校とのオンライン交流)です。約5人の混合グループを組んで文化の相違について討論しました。離れていても聖心の共同体の温かさを感じました。週に1回、校内の参加者が集まり、英語での素早い思考力を鍛えたことも役に立っています。2つ目は、12年生の夏に開催されたUCL Japan Youth Challenge (2022年度はオンライン開催)への参加です。ロンドン大学の教授による講義後、Q&Aで日本と英国にいる高校生の視点を共有します。海外交流を通して、積極的に学び達成感を得ました。また、双方向型の講義で学びに主体性を持つことができました。これからも聖心で得た経験を糧に、さらに世界へ視野を広げていきたいです。
パンフレットより
聖心女子学院初等科に受かる子・合格した子知っていた?
理英会の学校紹介動画
【聖心女子学院初等科】受かる子・合格した子のご家庭インタビュー
お受験プリントでは「合格ママ」さんにご協力いただいてオンラインインタビューを行いました。ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。
この度はお時間をいただきましてありがとうございます!
まず初めに「聖心女子学院初等科」を選んだ理由から教えていただけますか?
聖心女子学院では、学問だけでなく、道徳や社会性、そして他者への思いやりを育むことが大切にされていて、また、学校の行事やクラブ活動も充実しており、子どもが多様な経験を通じて成長できる環境が整っている点も大きな魅力でした。
英語教育にも力を入れており、卒業生の評判が高く、自主性と協調性を育む環境が整っていることも大きな決め手となりました。
ありがとうございます。実際に通ってみていかがですか?
英語の授業は期待以上で、ネイティブの先生から教わることで子どもが楽しみながら自然に英語を身につけています。また、学校のイベントや行事を通じて、子どもたちが協力し合い、社会性を身につけていように感じています。個人的には期待していた通り、学問だけでなく、人間としての成長も促されていると感じています。
カリキュラムも非常にバランスが取れており、子どもが多様な分野で学ぶ機会があるように感じています。音楽や美術、体育など、さまざまな教科での学びを通じて、子どもの興味と才能を引き出す環境が整っています。娘が毎日楽しみながら学校に通っていて嬉しい限りです。
素晴らしいですね。
聖心女子学院初等科というと、かなりの人気校ですがどのような対策を意識してましたか?
いわゆる「お話の記憶」の対策は特に重点的に行いました。
様々な問題に触れることはもちろんですが、問題ようしを裏返してお話を聞いて、お話を頭の中でイメージする練習をしていました。
また、毎日一緒に絵本を読んで「この時お姫様はどんな気持ちだったと思う?」など、登場人物の感情を一緒に考えたりするようにもしていました。
ありがとうございます。
他には何か心掛けていたことなどはありますか?
そうですね「常識問題」も頻出だと聞いていたので、普段の生活の中でできる限り触れられるように心掛けていました。
季節ごとに外に出ることはもちろん、簡単なお手伝いをさせながら野菜や果物の断面を見せてみたり、図鑑で見てから動物園や水族館に出かけたりしていました。
娘が推理系の問題が最初苦手だったので、ホームセンターでいろいろな形の発泡スチロールを買ってきて、いろいろな方向から見ながら覚えていったのはいい思い出です笑
お受験プリントでは、ペーパー対策がいっぱい!
お受験プリントは700名以上の方々にご利用いただいておりますので、ぜひお試しください!