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【筑波大学附属小学校編】合格する子・受かる子ご家庭インタビュー!偏差値や倍率、試験内容対策、共働き家庭の気になる情報も!:学校別対策シリーズ

筑波大学附属小学校_合格する子

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例年約4,000人程度の応募がある筑波大学附属小学校は、その数は日本一ともいわれる人気の国立大学附属小学校です。

今回の記事では、筑波大学附属小学校に合格されたご家庭にご協力いただいたオンラインインタビューの内容と学校のホームページや学校パンフレットからから「覚えておきたい内容」をまとめました。

筑波大学附属小学校を受験される方はぜひ、参考にしていただけると嬉しいです。

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目次

「筑波大学附属小学校」の合格率・難易度

筑波大学附属小学校の倍率

男子2021年度2022年度2023年度
応募者数217721822048
一次通過率30%37%40%
一次通過者654808820
二次通過者809090
合格者数646464
女子2021年度2022年度2023年度
応募者数198318361718
一次通過率34%46%47%
一次通過者674845808
二次通過者809090
合格者数646464

参考:https://www.elementary-s.tsukuba.ac.jp/

筑波大学附属小学校の偏差値

小学校受験では、学校ごとに試験内容が異なることもあり、それぞれを比較するための「偏差値」は存在しませんが、系列中学校の偏差値を参考値とすると、筑波大学附属中学校の偏差値は75となっています。(首都圏模試センター参考

筑波大学附属小学校の出題傾向をもとに厳選した、頻出分野だけの対策パックをご用意しています。
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筑波大学附属小学校 入試出題内容傾向

無料プリント「筑波大学附属小学校」対策おすすめ一覧

複数の情報を参考に出題傾向を独自に分析し、「筑波大学附属小学校」の対策としておすすめの無料プリントをご紹介させていただきます。

一般公開されている参考情報

理英会 問題集対応表

その他

エーアイキュー

ペーパーテストは、お話の記憶と図形が出題されます。お話の記憶は、全部で8~10問程度。校内放送が使われます。動物が主人公の長いストーリーであり、耳から聞いた内容を正確に理解しなければなりません。行動や季節、分配した個数などを解答しなければならず、記憶力だけではなく思考力も試されます。図形は、特に難しいことで有名です。制限時間の5~10分で20問程度を解くのですが、多くの子どもは時間切れになってしまいます。

しながわ・目黒こどもスクール

ペーパーは、お話の記憶と図形の二本立て。2021年度入試では新しく数量が加わりました。クーピーペン(赤色・青色・黄色・茶色・緑色など5色程度が用意されている)、鉛筆を使用して解答します。用紙サイズはB4サイズ程度のやや大きめの用紙が濃厚。お話の記憶は校内放送による一斉出題でおこなわれ、8~10問程度。動物を主人公とした長いお話です。動物たちがお話の中でおこなった行動について聞かれる事が多く、その他にお話に出てきたフレーズから季節を推測したり、ものの数を答える・数を分配した個数を求めるなど、ただ記憶するだけではなく、考える力と生活知識も必要な問題です。

頻出科目の無料プリント一覧はこちら

数量系一覧
条件推理系一覧
レビューのご紹介

お受験プリントオリジナルの「全問音声付きプリント」は多くの先輩ママさんたちにご評価いただいてます。ありがとうございます!

youtubeの音声で時間の制限があるなかで練習できたので、本番の試験に向けて本格的に取り組むことができました。ありがとうございました。

本番の試験さながらに様々な問題をyoutubeの音声で解くことができて、力がつきました。時間の区切りがあるということを子供が理解しやすかったと思います。

youtubeの音声を男性、女性と選ぶこともでき、本番の時間に備えることができました。

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ペーパー頻出科目を見る

お受験プリント オリジナル分析 筑波大学附属小学校

筑波大学附属小学校の願書作成で気をつけたいこと

出願方法と提出の流れ

筑波大学附属小学校では、受験者はすべての情報をオンライン上で入力し、志望理由も同様にWeb上で記入します。入力作業そのものは難しくありませんが、提出期間はわずか3日ほどと非常に短く、余裕を持った準備が不可欠です。入力直前に慌てないためには、あらかじめメモやワードファイルなどで下書きを完成させておき、提出時にコピー&ペーストする方法が推奨されます。

また、国立小学校の入試は抽選を伴いますが、願書は抽選の前に提出する必要があります。つまり、抽選の結果にかかわらず、最初に学校側に届くのは願書の内容ということになります。限られた提出期間に間に合わせるだけでなく、家庭の考えや教育方針をしっかりと反映させた内容に仕上げることが求められます。

志望理由を書くうえでの難しさ

筑波大学附属小学校の大きな特徴のひとつに、学校説明会や見学会が一切実施されない点があります。他の多くの私立・国立小学校では、学校見学や説明会を通じて情報を得られますが、この学校の場合はホームページなどの限られた情報を基に志望理由を作成するしかありません。そのため、受験する家庭にとって志望理由をどう書けばよいか悩みやすく、毎年多くの保護者が頭を抱える場面となっています。

しかし、どれほど情報が少なくても、教育方針や基本理念を踏まえたうえで「なぜこの学校を志望するのか」を明確に伝えることが大切です。曖昧な理由ではなく、家庭の教育観と学校の方針が一致していることを示すことで、熱意が伝わる願書になります。

教育目標を意識する

志望理由を記入する際には、筑波大学附属小学校が掲げる教育目標を意識することが欠かせません。具体的には以下の4点が示されています。

  • 人間としての自覚を深めていく子ども
  • 文化を継承し創造し開発する子ども
  • 国民としての自覚をもつ子ども
  • 健康で活動力のある子ども

これらの教育目標は、願書における家庭の教育方針とつなげやすい要素です。例えば「人間としての自覚」を踏まえて、家庭で子どもが主体的に考え行動できるよう促していること、「文化の継承」に関連して家庭で伝統行事を大切にしていることなど、日常の取り組みと照らし合わせて表現することで説得力が増します。単なる理想の羅列ではなく、実際の家庭生活や子どもの様子と絡めて具体的に書くことが重要です。

志望理由に盛り込みたい視点

筑波大学附属小学校では、専科制による専門的な学びや、大学に在籍する留学生や研究者との交流を通じて、幅広い視野を育む機会が提供されています。また、同附属の小学校から高等学校、さらには特別支援学校まで8校が参加する共同生活プログラムも実施されており、インクルーシブな教育環境が整っています。こうした学校ならではの特色を理解し、「このような教育環境の中で子どもにどのような成長を期待しているか」を願書に盛り込むと良いでしょう。

さらに、もし在校生や卒業生と接点があれば、その体験談を参考にして願書に活かす方法もあります。学校生活の具体的な姿を思い浮かべながら記入することで、他の家庭とは異なる独自の志望理由につながりやすくなります。

願書が持つ意味

筑波大学附属小学校は、日本で最も志願者数が多いと言われる人気校です。そのため、願書は単なる事務的な提出書類ではなく、学校側にとって受験者や家庭を判断する最初の手がかりとなります。限られた提出期間や、説明会が行われないといった条件の中でも、家庭の教育方針や子どもに対する思いを端的にまとめる必要があります。

願書は受験プロセスの中で軽視できない重要な要素です。学校と家庭の教育方針の一致を意識しながら、自分たちの言葉で熱意を伝えることが、合格への大きな一歩につながります。

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保護者作文(保護者アンケート)の内容と対策

実施のタイミングと流れ

筑波大学附属小学校では、二次考査当日に保護者が「保護者作文」と呼ばれるアンケートに回答する時間が設けられています。これは、子どもが考査を受けている間に保護者が講堂で記入する形式で行われます。

保護者は子どもと別れた後、校長先生からの挨拶や学校紹介ビデオの視聴を経て課題が提示されます。その場で配布されるA4用紙に、20〜25分程度の限られた時間で回答を記入しなければなりません。用紙は横書きで14行程度のフォーマットとなっており、筆記用具以外の持ち込みは禁止されています。机がなく、クリップボード上で記入することになるため、事前に同じ環境で練習しておくと安心です。特にボールペンは必携であり、忘れると大きな不安材料になります。

出題されるテーマの傾向

保護者作文では、学校生活や教育方針、保護者の姿勢に関する実践的な質問が出題されます。過去の例としては、次のようなものがあります。

  • 家庭の教育方針と担任の方針が食い違った場合、どのように対応するか
  • PTA役員や学校行事の手伝いを仕事の都合でできないとき、どのように調整するか
  • 他の子どもに意地悪をした際に、他の保護者から注意を受けたらどう対応するか
  • 保護者同士のSNS利用についてどう考えるか
  • 給食で子どもが好き嫌いを示した場合、家庭でどう指導するか

これらの質問は、学校が「どのような家庭を受け入れたいか」を判断する材料になっています。一般論ではなく、自分自身の家庭に即した回答を書くことが求められるため、あらかじめ家庭内で意見をすり合わせておくことが大切です。

学校が確認しているポイント

保護者作文は、単なる作文課題ではなく、学校側が家庭の姿勢を見極めるための重要な手段です。大きく分けて、以下のような点が確認されています。

  1. 教育方針への賛同
    筑波大学附属小学校は「八ヶ岳登山」「富浦での遠泳」など、厳しい体験を通じて子どもの心身を鍛える教育を行っています。こうした特色ある指導方針に賛同できるかどうかは、保護者作文を通じて見極められています。
  2. PTA活動への姿勢
    この学校では6年間で2回、必ずPTA役員を務めることが決められています。役員になると頻繁に学校へ足を運び、副担任のような役割を担うこともあります。積極的に協力する姿勢があるかどうかは、作文の回答から読み取られています。
  3. トラブル対応の適切さ
    子ども同士のトラブルは避けられませんが、親が過剰に介入したり、学校への不満を強く訴える家庭は敬遠されがちです。学校からの助言を受け入れ、冷静に対応できるかどうかを見ているのも特徴です。

回答を書く際の工夫

短時間で求められる保護者作文では、文章構成が重要になります。結論を先に述べ、その後に理由や具体的なエピソードを補足する形を意識すると、限られた行数でも意図が伝わりやすくなります。例えば「担任と教育方針が食い違った場合」については、まず「学校の方針を尊重し協力する」と結論を述べ、その後に「家庭では子どもの成長を第一に考え、柔軟に対応する姿勢を持つ」と補足するような形が望まれます。

また、飾り立てた言葉よりも日常の中で自然に取り組んでいることを記すほうが、誠実さが伝わります。作文の練習を繰り返すことも有効ですが、本心からの言葉であることが何より重要です。

保護者作文対策のまとめ

筑波大学附属小学校の保護者作文は、子どもだけでなく家庭全体が学校とどう関わっていけるかを問うものです。教育方針に共感できること、PTA活動に協力する意思があること、そしてトラブルに冷静に対応できることを示すことが求められます。

時間制限が厳しい中での記入になるため、普段から家庭で方針を話し合い、意見を整理しておくことが最も効果的な準備となります。文章力そのものよりも、学校と同じ方向を向いている姿勢を示すことが合格への第一歩となるでしょう。

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口頭試問(面接)の特徴と質問例

面接の位置づけ

筑波大学附属小学校の入試では、一般的な「親子面接」は行われません。その代わりに実施されるのが、子どものみを対象とした口頭試問です。これは面接の代替的な役割を果たしており、子どもの発言力や態度、生活習慣を確認するための大切な試験項目です。

保護者は別途「保護者作文(保護者アンケート)」を書く時間があるため、面接に同席することはありません。つまり、学校側は子どもの様子を直接確認し、親については作文を通じて判断するという形をとっています。この点は、多くの私立小学校で実施される親子面接とは大きく異なる特徴です。

実施方法と進行

口頭試問は個別形式ではなく、4〜5人の小グループで行われます。試験官がそれぞれの子どもに対して一問ずつ質問を投げかけ、回答するという流れです。質問回数は一人あたり1〜2回程度とされており、時間自体は短く簡潔なものです。

質問は一問一答形式で深掘りされることはなく、複雑な設問は出されません。早稲田実業学校初等部などのように追加の質問で掘り下げられることはなく、答えやすい質問が中心となっています。そのため、回答の内容よりも、質問を正しく聞き取り、落ち着いて答える態度が重要視されていると考えられます。

質問内容の具体例

過去に実際に出された質問の例には、以下のようなものがあります。

  • 「お名前を教えてください」
  • 「今日は何時に起きましたか」
  • 「好きな食べ物を教えてください」
  • 「どんなスポーツが好きですか」
  • 「生まれた季節はいつですか」
  • 「(願書の写真を見せながら)これはあなたですか」
  • 「先生の真似をしてください。『さしすせそ』『たちつてと』」
  • 「幼稚園は給食ですか、お弁当ですか」

いずれも幼児が答えやすい内容ですが、回答の際に「声が小さい」「質問の意味を取り違える」といった点で差がつきやすいものです。

見られているポイント

質問自体は簡単ですが、学校側は子どもの基本的な姿勢や態度を注意深く観察しています。特に重視されるのは以下の点です。

  1. 聞く力
    質問を最後まで聞き、意図を正しく理解する力。的外れな回答をしてしまうと、聞いていないと判断されることがあります。
  2. 話す力
    質問者の目を見て、大きな声ではっきり答えられるかどうか。見知らぬ大人を前にしても堂々と話せるかが評価されます。
  3. 態度
    自分が質問されていないときの姿勢も見られています。他の子が答えている間に手遊びをしたり、よそ見をするのは減点対象となります。黙って耳を傾けられるかどうかが重要です。
  4. 生活習慣の確認
    「今日は何時に起きましたか」「好きな食べ物は何ですか」といった質問は、規則正しい生活や食習慣を間接的に確認するためのものです。

家庭でできる準備

口頭試問は短時間で終わるため、特別な知識や暗記は必要ありません。その一方で、普段の生活習慣や家庭での会話がそのまま結果に反映されやすい試験でもあります。

  • 普段から挨拶をきちんと行う
  • 大人と話すときは目を見て話す練習をする
  • 質問に対して一言で答えるだけでなく、少し具体的に話す習慣をつける

また、会話をする練習だけでなく、他者の話を静かに聞く姿勢を育てることも大切です。授業中に先生の話をきちんと聞けるかどうかが問われていると考えると、日常的に「聞く力」を意識させることが効果的です。

筑波大学附属小学校の口頭試問は、難しい質問に答える場ではなく、子どもの基本的な姿勢や日常生活での習慣がそのまま表れる場です。声の大きさ、態度、聞く力といった基本を大切にし、普段の生活の中で自然に身につけておくことが最良の対策となります。

学校は「子どもを見れば家庭が分かる」という考え方を持っています。そのため、特別に作り込んだ受け答えではなく、普段の生活がそのまま出ても問題がないような日常を意識することが合格につながるでしょう。

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二次・三次考査の具体的な内容

試験の全体的な流れ

筑波大学附属小学校の入試は、志願者が非常に多いため、複数段階の選考が行われます。まず一次選考として抽選が実施され、その後に二次考査、三次考査と進んでいきます。一次抽選の通過率は年度によって異なりますが、男子で約4割、女子で約5割とされています。

二次考査に進んだ後も試験は厳しく、さらに三次考査で再度抽選が行われます。

二次考査で行われる内容

一次抽選を通過すると、いよいよ本格的な考査が始まります。二次考査では主に以下のような試験が行われます。

ペーパー課題

定番となっているのは「お話の記憶」と「図形問題」です。

  • お話の記憶
    5分以上にわたる長い物語を記憶し、その内容について問われます。他校と比べても分量が多く、集中力と記憶力が強く試されます。
  • 図形問題
    多様な形式が出題されるため、幅広い対策が必要です。回答時間が短く、工夫して効率的に解く力が問われます。

運動課題

代表的なのが「クマ歩き」です。コの字型のコースを手足を使って進み、速さと根気強さを見られます。転んでも最後までやり切る姿勢が重視されるのが特徴です。

工作課題

配布された材料を使い、モニターに映し出される映像を見ながら手順を覚えて制作します。工程は5〜6段階で、道具は使わず、紙をちぎる・折る・紐を結ぶ・のりで貼るといった作業が中心です。制作時間は非常に短く、数名が完成した時点で全体が終了するため、多くの受験者は未完成のまま終わります。記憶力と作業のスピードが同時に求められる試験です。

集団行動

5人1組でのチーム競技が行われます。過去には「紙コップを使ってどのチームが一番高く積み上げられるか」といった課題が出題されています。役割分担をしっかり行い、効率的に協力できるかが大きなポイントです。全員が同じ作業をするのではなく、積み上げ役や渡す役を決めるなど、チーム内の話し合いが重要視されます。

口頭試問

グループ形式での一問一答の試験です。名前や食べ物の好みといった簡単な質問に答えるだけでなく、他の子が回答している間の態度も見られます。聞く力と話す力の両方が試される場面です。

三次考査と再抽選

二次考査を通過したとしても、三次考査で再び抽選が行われます。二次までに残った子どもたちの中から、さらに男女それぞれ約90名が候補となり、最終的には64名ずつが合格者として選ばれます。

この再抽選の存在は、筑波大学附属小学校の入試を特に厳しくしている要因のひとつです。学力や適性で高く評価されても、最終段階で抽選に漏れる可能性があるため、保護者にとって精神的にも大きな負担となります。

保護者への課題

二次考査中、保護者は講堂で「保護者作文」を記入します。これは子どもとは別に家庭の教育方針や学校への姿勢を問う内容であり、試験全体の中で重要な役割を持っています。保護者の作文と子どもの考査結果を総合的に判断して合否が決まる仕組みです。

筑波大学附属小学校の二次・三次考査は、ペーパー、運動、工作、集団行動、口頭試問といった多様な内容で構成されています。さらに最終段階で再抽選が行われるため、どれほど実力があっても結果が保証されないという特徴があります。いずれの試験も、知識だけでなく集中力、スピード、協調性、態度といった総合的な力が求められます。

この過酷な流れを理解した上で、受験準備を計画的に進めていくことが合格への第一歩となるでしょう。

合格する子の特徴と家庭でできる準備

合格する子の共通点

筑波大学附属小学校は全国で最も志願者が多い小学校として知られています。倍率が非常に高いため、合格する子どもにはいくつかの共通する特徴が見られます。学校の教育方針を踏まえると、特に次のような資質が重視されています。

  1. 人の話をしっかり聞ける子
    授業中に先生の説明をきちんと聞くことができる子どもが求められます。筑波大学附属小学校では、研究授業が全国の教育関係者に公開されるため、子どもたちが先生の話を聞かなければ授業そのものが成立しません。そのため、聞く姿勢は最重要とされます。
  2. 積極的に取り組める子
    教育目標に掲げられている「文化を継承し創造する」「国民としての自覚を持つ」といった理念に沿い、どんな課題でも「まずはやってみよう」と前向きに挑戦できる子が評価されます。授業でも積極的に発言したり、興味を持って取り組む姿勢が大切です。
  3. 運動が好きな子
    同校の特色として「登山」「遠泳」「組み立て体操」といった体験が重視されています。運動が得意かどうかよりも、「運動が好きで前向きに取り組めるか」が重要です。不器用でも努力を続けられる子どもが合格後も成長していけると考えられています。

家庭でできる準備(実践例)

合格するためには、日常生活の中で自然に力を育むことが効果的です。特別な教材や指導よりも、日常の中で積み重ねる工夫が重視されます。

買い物を活用した記憶練習

筑波大学附属小学校の試験では「お話の記憶」がよく出題されます。長い話を集中して聞き取り、正確に覚える力が必要です。その力を育てるために、買い物を遊び感覚で活用する方法があります。
例えば「人参を1本、玉ねぎを2個買ってきてね」とお願いし、子どもが店内で正しく持ってこられるかを試すのです。これは記憶力だけでなく、指示を聞き取って実行する力も養えます。

親子で競争してスピードを伸ばす

二次考査の運動や工作課題では、スピードが重視されます。クマ歩きや工作の課題では、手際よく取り組む力が試されるため、日常生活の中で親子でゲーム感覚の競争を取り入れるのが有効です。
例えば「1分間で何回手のひらを床に叩けるか」「3分間で何個の紙をちぎれるか」など、簡単な競争を通じてスピード感を鍛えることができます。

日常の会話で口頭試問の練習

口頭試問では「好きな食べ物は?」「今日は何時に起きましたか?」といった基本的な質問が多く出されます。これに備えるために、日常生活の中で会話を増やし、簡単な質問に答える習慣を作ると良いでしょう。
例えば「今日は幼稚園で何をしたの?」「一番楽しかったことは?」といった問いかけを繰り返すことで、考えて答える練習になります。普段から会話が豊富であれば、本番でも落ち着いて受け答えができます。

家庭の姿勢も大切

筑波大学附属小学校では、子どもの資質だけでなく家庭の姿勢も重視されます。特にPTA活動への積極性が求められ、6年間で必ず2回は役員を務めることが決められています。親が学校運営に協力的かどうかも評価の対象となるため、家庭として「学校と共に子どもを育てていく姿勢」を持つことが欠かせません。

また、学校との教育方針の相性も重要です。入学後に「家庭と学校の考え方が合わない」となると、子どもにとっても負担になります。願書や保護者作文を通じて、学校の理念に共感していることを示すことが合格につながります。

筑波大学附属小学校に合格する子どもは、特別な才能や突出した能力を持っているわけではありません。大切なのは、人の話をしっかり聞けること、積極的に物事に取り組めること、そして運動を楽しめることです。これらの資質は、日常生活の中で十分に育てることができます。

買い物や遊びを通じた記憶練習、親子でのスピード競争、日常会話の積み重ねなど、家庭でできる工夫は数多くあります。家庭の教育姿勢を明確にし、学校の理念と一致していることを示すことも忘れてはいけません。こうした準備を丁寧に続けることで、厳しい選考を突破する可能性が高まるでしょう。

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保護者に求められる姿勢と学校との相性

学校が保護者に求める役割

筑波大学附属小学校では、子どもだけでなく保護者に対しても明確な期待が示されています。その代表的なものが PTA活動への参加 です。学校生活6年間のうち、必ず2回は役員を務めることが定められており、活動内容によっては毎週のように学校へ足を運ぶこともあります。時には副担任のように学校運営を支える役割を担うこともあり、保護者が教育に積極的に関わる姿勢が欠かせません。

このように、筑波大学附属小学校は「家庭と学校が一体となって子どもを育てていく」という考えを重視しています。そのため、受験段階から保護者の姿勢が評価され、作文や願書を通じて学校との相性が確認されます。

保護者作文から見える家庭像

二次考査で保護者が記入する「保護者作文」では、教育方針への賛同や学校への協力度が問われています。過去の出題例には「家庭の教育方針と担任の方針が異なる場合の対応」や「PTA活動に参加できないときの調整方法」などがありました。これらの問いを通じて、学校は「対話と協力を大切にできるか」「トラブルを冷静に処理できるか」を確認しています。

特に避けられるのは、学校への不満を強く訴えたり、子ども同士の小さなトラブルに過剰に介入するような家庭です。学校は保護者に対して「信頼できる協力者」であることを求めています。親が柔軟に学校と向き合えるかどうかが、子どもの合否にも影響するのです。

学校方針への賛同の重要性

筑波大学附属小学校の教育方針は、心身を鍛える厳しい体験学習を含んでいます。八ヶ岳登山や2キロの遠泳といった課題は、体力面だけでなく精神的な強さを育てることを目的としています。こうした教育活動に対して保護者が前向きに賛同できるかどうかが重要です。

家庭として「困難を乗り越える体験が子どもの成長につながる」と理解し、積極的に協力する姿勢が求められます。もし教育方針に共感できない場合、入学後に学校との間で摩擦が生じやすくなり、子どもにとっても負担となります。願書や作文の段階で方針に共感していることを明確に示すことは不可欠です。

学校との相性を考える

筑波大学附属小学校は研究校としての役割を担っており、全国から教育関係者が集まる公開授業が頻繁に行われます。子どもたちは多くの大人に囲まれて授業を受けることになりますが、これは学校の特色であると同時に、家庭にとっても理解が必要な点です。こうした環境に違和感を覚える家庭にとっては、入学後の生活が難しくなる可能性があります。

受験を考える際には「わが子がこの学校でのびのびと成長できるか」だけでなく、「家庭として学校の方針を尊重し続けられるか」を冷静に見極めることが大切です。学校に選ばれる立場であると同時に、家庭も学校を選ぶ立場にあるという意識が必要です。

子どもを通して見られる家庭

筑波大学附属小学校には親の面接がありません。これは裏を返せば「子どもを見れば家庭の姿が分かる」という考えがあるからです。日常生活で培われた礼儀や態度は、入試本番の場で隠すことができません。子どもの姿勢や発言はそのまま家庭の教育方針を映し出します。

そのため、普段の生活から学校と同じ方向を向いた教育を心がけることが大切です。挨拶や規則正しい生活、他者への思いやりといった基本的な習慣が自然に身についていれば、試験でも自然と良い印象を与えることができます。

筑波大学附属小学校では、子どもだけでなく保護者の姿勢も強く求められます。PTA活動への積極的な参加、教育方針への理解と賛同、トラブルに冷静に対応できる柔軟さなどが重視されます。学校と家庭の方針が一致しているかどうかが合否に直結する要素となるのです。

保護者としては、願書や保護者作文で家庭の姿勢を明確に示すと同時に、普段の生活を通してその姿勢を子どもに体現させることが求められます。筑波大学附属小学校での学びを心から望み、協力的に関わっていける家庭こそが、この学校にふさわしいといえるでしょう。

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合格する子は知っている?「筑波大学附属小学校」の公式情報

ここでは学校のホームページやパンフレットから覚えておきたい内容を引用してまとめています。

教育目標と本校の特色

研究の成果は、各地の公立学校の教育活動へ大きな影響を与えているものと自負しています。

研究の使命

本校は、筑波大学に附属して小学校教育の理論と実際について研究することを使命としています。そして、その成果は各地の公立学校の教育活動への考え方や、それに伴う内容や方法等に大きな影響を与えているものと自負しています。
また、大学生の教員志望者に対する教育実習の場の提供をはじめ、現職の先生方の全国各地からの長期研修の受け入れや、外国の教育学者等の教育視察への対応および公開授業や研究発表会・研修会等、その門戸を幅広く開放しています。さらに、これからの教育のあり方を絶えず模索し続け、先進的な実践活動の研究に取り組んでいます。

パンフレットより

教育研究

「『美意識」を育てる」を研究テーマに、これから日本が進むべき数育改革の方向性自体を探り、本校の特色の一つである教科担任制を生かし、その具体的方策を考える研究に取り組んでいます。これらの研究成果は、本校の研究発表会、研究紀要をはじめ、数育総合誌「教育研究」などで発言しています。

教育目標

人間としての自覚を深めていく子ども

文化を継承し創造し開発する子ども

国民としての自覚をもつ子とも

健康で活動力のある子ども

研究発表会

毎年、6月と2月にそれぞれ2日間にわたって授業公開と研究発表会を開催しています。6月には本校の1年間の研究成果の発表を、2月には全国の研究者とともに研修会の形式で発表会を実施しています。特に2月の研修会は、本校の各教科研究部と全国の先生方との繋がりを活かした特色のある研修会となっています。

研究主題例

3~4年間で一つのテーマを掲げ、次代に期待される初等教育の姿を理論的・実践的に研究を進めています。和年度からは「「美意識」を育てる」を掲げていますが、この研究は令和2年度から文部科学省より「研究開発学校」としての指定を受け、4年間にわたる「教育課程改善」のための研究を行っています。

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教育活動の特徴

過去の伝統を背景に、全教員が研究に励み全力を傾けて指導にあたっています。

教科の指導

教科の指導は文化を伝承し伝達するとともに、新しいものを創造する能力を育てるうえで極めて重要な教育活動です。本校では過去の伝統を背景に、全教員が日夜研究に励み、全力を傾けて指導にあたっています。指導の内容は、文部科学省の定める学習指導要領に準拠しながら、時代の進展に鑑みて、新しい
指導内容をたえず開拓しつつ教育にあたっています。

指導の組織としては、教科担任制を重視した指導体制を取り入れています。特に、社会・理科・音楽・区工・家庭・体育・外国語(英語)では、その教科を専攻している教員がほぼ全ての学級の指導にあたっています。本校の数育の目標は前述したとおりですが、その遊成のために各教科の指導で特に留意していることは右の図のとおりです。

パンフレットより
たくましく健康で安全な生活を営むのに必要な習慣や態度を身につけるように努める

自主的・積極的な学習態度を身につけるようにする

他人と協調し、協力して学習ができるようにする

基本的・基礎的な学習内容が十分身につくように努める


道徳・総合活動など有機的関連をもって指導するように努め

家庭・社会・国家についての正しい理解と愛情を育てるように努める

自ら考え、工夫し、創造する態度を身につけるようにする

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教育活動

各教科で専門性を活かし、楽しみながら力がつく授業づくりに取り組んでいます。

国語科

ことばの力を伸ばすことは生きる力を高めることです。人はことばで考え、ことばで他者とかかわります。本校の国語科は、読む・昔く・囲く・話すのバランスのとれた授業を実践し、生涯にわたって、ことばを通して自分自身を人として高めていくことのできる人間を育てようとしています。また、本校の子どもたちは読書が大好きです。図書室には1万冊を越える蔵書があり、休み時間や放課後は子どもたちでにぎわっています。国語科では、本が好きで、いつでも読みたい本をもっている子どもに育てたいという願いをもっています。

社会科

社会科では次のような指導を心がけています。
1子どもの興味や疑問を引き出す学習展開
(どうして?なぜ?)
2効果的な体験活動を位置づけた学習過程
(行ってみよう!
やってみよう!)3子どものよさを生かす調べ学習
調べてみよう!)
4一人一人の未来をつくる表現活動
(まとめよう!発表しよう!)
5願いを持ち、社会に関わり続ける子ども
(こうしたい!役に立ちたい!生活を変えたい!)
社会的な見方・考え方を働かせ、課題を追求したり解決したりする活動を通して、グローバル化する国際社会を主体的に生きる平和で民主的な国家及び社会の形成者に必要な公民としての資質・能力の基礎を育成する社会科教育を目指します。

算数科

「あれっ!」「おかしいぞ!」「なぜだろう?」といった疑問を追究する中から、何か新しいものを見つけ、「へえ~!」「なるほど!」「すばらしい!」といった算数のよさや美しさに感動する授業を目指したい。基礎的な知識と技能を身につけ、数学的に考える力をつけたい。「算数が大好き!」「考えることが楽しい!」という子どもたちにしたい。みんなで算数に取り組む中で、関わり合う楽しさ、みんなで創り上げていく楽しさも味わってもらいたい・そう考え、日々の算数授業に取り組んでいます。また、全国の先生方に、授業を公開したり、得られた知見を広めたりしていくことも一つの使命になっています。最近は、JICAや文部科学省の依頼を受け、アメリカや中南米、アジア、アフリカ、ヨーロッパ諸国等、様々な外国の先生を受け入れたり、現地に出かけたりしながら研究の成果を本校から発信しています。

理科

誰でも見たことがあるモンシロチョウ、カブトムシ、これらの昆虫も実際に育ててみると、たくさんの発見があります。だれもが毎日触れている水、空気、これらを使った実験をしてみると、たくさんの不思議が生まれます。実際に育ててみる、直接触れてみる、自ら試してみる。これが本校の理科授業の基本です。見慣れた生き物や、当たり前と思えることでも、じっくり観察してみると、新たな世界が見えてきます。子どもたちの好奇心に応え、追究意欲をかきたてるために何ができるのか、そうした考えに基づいて毎日の理科授業が行われています。自然は日々たくさんのことを語りかけてくれます。それに気づき、生かすことができる子どもの成長が願いです。

音楽科

独立した音楽棟があり、一階は高学年、二階は低学年の授業を行っています。どちらの教室も半分くらいが木のフロアーになっており、合奏やからだを使った表現などの活動がゆったりと行えるようになっています。音楽の授業は、単に歌をうたったり、楽器を演奏したり鑑賞したりするだけではなく、曲をつくったり、音楽に合わせて振り付けをしたりといった創造的な活動を多く取り入れています。また、「学校でなければできない音楽の数育」をモットーに、一人で楽しむだけの音楽ではなく、仲間がいるからできる、仲間がいるから楽しい音楽を子どもたちと一緒に考えています。音楽部が計画する、一週間、演奏家による生演奏を聴くことができる「音楽鑑賞週間」(隔年)も大好評です。

図画工作科

クレヨンをもち身体全体を使って描く子、絵の具だらけになりながら色合いの変化を楽しみ絵を動かす子、語りかけるように粘土を見つめ、その手から一心に形を生み出そうとする子、目の前の同じ絵を見ても、その捉え方の違いを大切にする子・・・・。そんな素直な子どもたちの造形活動が展開されるのが図画工作の時間です。こうした活動を通し、自分で様々に工夫しながら表現していく子どもたちを育てます。造形的な表現力を豊かに育むことを通して、A1時代だからこそ、人にしかできない「創造性」を培います。

家庭科

家庭科では、何気なく見過ごしがちな「毎日の生活」に光を当てて学びます。「なぜだろう?」と調べたり「こんなふうだったらいいな」とやってみたりします。いずれも頭だけでなく、女体の感覚全部を使って試したり、観察したり、実習したりと衣食住にかかわることからを「実感をもって」学ぶことを重視しています。また、友達との交流を通して自分の生活課題に気づく活動や、さらによりよい生活へと自分なりに考え工夫し、実生活に生かす学びを大切にしています。本校は小学校には珍しく、調理室と被服室とを備えた恵まれた環境にあります。それらを生かし、「生活自立の力」、「自分も回りも豊かにと働きかける力」、「自分らしい生活を創り出す力」を持った心豊かでたのもしい子どもを育てることを目指しています。

体育科

体育科は、「附属小学校の3つの壁」と言われる学校行事と深く関わっています。三ツ頭(ハヶ岳)への登山、宮浦での泳、運動会での組み立て運動です。どの壁も乗り越えることができるように、協力して頑張る心と体を低学年から継続して育んでいます。対外的には、体育科教育の中心的な役割を担うべく大学の研究者との連携や全国各地の研修生の受け入れも行って情報交換を絶やさないようにしています。古き良き伝統を守りつつ、常に新しい体育授業の在り方を提案しています。

外国語活動・外国語(英語)科

国際化社会に生きる子どもたちにとって、相手と良好な関係を築きながら自己表現をすることが今後ますます必要となってきます。外国語活動・外国語科の時間は、その第一歩として、簡単な英語を使いながら自分の考えを伝え、積極的に相手と図ろうとするコミュニケーション能力の向上を目指しています。授業では、英語の歌や身近な表現に少しずつ触れながら、英語を聞くこと話すことに慣れ親しみ、体験的に言葉を学ぶ経験を積み重ねます。そのような活動を通して、日本語でも英語でも自己表現が好きな子どもを育てたいと考えています。

道徳科

道徳教育は、本校の教育目標を受け、目指す子ども像の実現のために、各教科・総合活動・学校行事等、全ての活動において意欲的な指導計画が組まれています。さらには、こうして行われた体験の中にある道徳的本質を子ども自らがしっかりと受け止め、深化し、補充し、統合して、人間としての自覚をより深めていくために、道徳の授業を要として道徳教育の効果的な拡充を目指しています。

総合活動

子どもたちは、総合活動の時間が大好きです。それは、自分たちが本当にやりたかったことに十分に取り組むことができるからです。自分の頭と体を使い楽しく問題解決に取り組む子どもの姿が見られます。本校の総合活動は、昭和46年から始まり、知識偏重主義の教育に対して人間性の回復と人間重を目指す数育の中核として誕生しました。現在はSTEM+総合活動に取り組み、自分の問いや思いを基に課題を決め、STEM(料学、ICT、工学、数学、芸術)に関する内容を総合的に活用して課題を追究する活動に取り組んでいます。

学校保健活動

◆総合活動nItegratedSudies子どもたちの健康・安全な学校生活を支援すると共に、心身の健康の大切さに気づかせ、セルフケア能力を身につけさせて「健康に関する価値観」をしっかり育みたいと願っています。
〇学校医と連携し、アレルギー疾患等の縦断的な保健管理と学校生活の支援に努めています。〇スクールカウンセラーと連携し、メンタルヘルスの問題の早期発見や健康相談、支援に努めています。
〇成長曲線を活用した疾病等の早期発見や心身の健康問題に関する健康相談、保健指導に努めています。
〇子どもたちが生活習慣などの健康課題を自分事ととらえ、改善しようとする態度を育むなど、行動変容を支援する保健教育に取り組んでいます。

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その他の活動

国内および海外の教育関係者や研修生と幅広く交流を深めています。

筑波大学は11校の附属学校(小学校、中学校、高等学校、駒場中学校、駒場高等学校、坂戸高等学校、視覚特別支援学校、聴覚特別支援学校、大塚特別支援学校、桐が丘特別支援学校、久里浜特別支援学校)を束ねる組織として附属学校教育局があります。そして11校の附属の共通する使命として次の3つの教育拠点となることを掲げています。

先導的教育拠点

本校では、1年に2回の研究発表会、初等教育研修会などを通して教育制度改革につながる新しい視点の問題提起をさまざまにおこなっています。その一つとして小学校としては稀な本格的な教科担任制があります。さらにそれを基盤とした小中高一貫カリキュラム(筑波カリキュラム)の作成とその実証研究、また本校独自の伝統的な学校行事、ICT活用の研究など多方面にわたる視点によるプロジェクト研究を筑波大学と連携して取り組んでいます。

教師教育拠点

筑波大学が行っている教員免許状更新講習において、「附属学校実践演習」という名称で、講義だけではなく、実際の授業を公開し、授業の具体を通して現職教員の研修に役立っています。これは全国で唯一の形態であり、好評を博しています。また現職教員研修として、本校主催の研究発表会や研修会だけではなく、内地留学制度をもつ都道府県、市町村の教育委員会と連携して、研究生を受け入れています。
年間を通して約1万人の教員が本校で研修をしており、まさに教師教育拠点校となっています。筑波大学には初等教育学コースがあり、この授業を本校教員が担当しています。このコースの履修生を中心に教育実習生を受け入れ、実習修了者には修了証を発行しています。実習後4年間は、上記研究発表会、初等教育研修会への参加も優遇されます。

国際教育拠点

本校を訪れる参観者は国内だけにとどまりません。アジア諸国、JICA、APEC、また筑波大学CRICEDなどを通して、年間を通して世界中からたくさんの外国人教師、研究者、政府機関の方の参観があります。また、本校職員を外国に派遣しての授業交流会なども盛んに行われおり、近年ではアメリカ、アフリカ、韓国、タイ、シンガポール、マレーシア、デンマーク、スウェーデン、スイス、ポルトガル、メキシコなど中米5カ国などにおける研究会開催実績があります。児童の海外での交流活動も行っています。これまでアメリカのスタンフォード大学、カリフォルニア州立大学パークレー校などの協力によるミニ留学体験も行ってきました。平成29年からはハワイ大学との提携により夏休みに交流会を行っています。

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【図形系】 サイコロの展開(問題20ページ) 鏡問題・鏡図形(問題20ページ) 四方観察・見え方の推理(問題20ページ) 回転図形(問題20ページ) 重ね図形(問題20ページ) マス目模写(問題20ページ) 同図形発見(問題20ページ) 置き換え(問題20ページ) 折り紙の展開図(問題20ページ) 三角パズル(問題20ページ) 線対称(問題20ページ) 点図形(問題20ページ) 積み木・立体図形(問題20ページ) 図形の構成・分割(問題20ページ) 長さ比べ(問題10ページ) ひとふで書き(問題10ページ) 【数量系】問題20ページ) 数の比較・釣り合い(問題20ページ) 数の構成(問題20ページ) 【条件推理系】 系列・法則性(問題20ページ) マジックボックス・魔法の箱(問題20ページ) 変化の法則(問題20ページ) 【言語系】 お話の記憶(問題10ページ)

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学校生活のQ&A

通学が心配です、大丈夫でしょうか?

まずはランドセルを背負いながらの{車やバスによる通学ですから、何よりも体力が必要です。十分な睡眠と朝食をとらせるよう心掛けてください。電車やバスの中、駅や道路でのルールを身につけておくことや、事故等で電車が遅れたり止まったりした時の対処法を教えることが必要です。

入学後1か月は保護者が付き添って通学しますが、その後はひとりで通学することになります(場合によって保護者の校門までの付き添い登下校を認めています)。学校には、同じ地域から通う子ども同士が顔見知りになれるよう通学分団という組織があります。そこで顔を合わせた上級生が優しく面倒を見てくれるでしょう。保護者等による車での送り迎えや、下校途中に習い事等の教室に直接通わせることは禁止しています。

児童の安全についてどのような取り組みをされているのでしょうか?

部外者が無断で校内に侵入できないように警備会社に管理を委託しています。人校証を配付された保設者であっても、校内に入る場合には予め申請することを原則としています。児童のプライバシーの保護に関しても留意しています。

また、近隣の学校や関係諸機関と連携がとれるような体制を整えています。「子ども110番」にも加入していますので、何か困ったことが起きたら「子ども110番」のマークのある場所に駆け込むことができます。さらに、災害発生時などの緊急時には、「絆ネット」というメール一斉配システムで情報を即座に共有できるようにしています。

感染症対策などはどうなっていますか?

文部科学省から出される指針、筑波大学数育局との相談で適切な対応を進めています。本校は、東京23K、西東京市、和光市と学区が広く、公共交通機関を使って通学する児童も多いため、より慎重な対応をとることが多くなります。

クラス編成が「組」ではなく「部」と呼ばれていると聞いていますが?

筑波大学附属小学校の前身である東京高季師純学校附小学校の頃は、授業計画が各部単位で異なる編成になっていました。たとえば、ある部は男子のみで他の部は男女混成であったり、ある部は科学コースであったり、またある部は複数の学年による複式学級編成をとっていたりしていました。

このように、ひとつの学年が等質の「組」に分かれているのではなく、それぞれのクラスが異なる構成になっていたため「部」という名称を使用していたのです。学級編成では、どの「学年」ということより、どの「部」ということに重点が置かれていたため、「〇部〇年」と、部を先にする呼び方になっていました。現在は各部とも男女共学で等質ですが、呼称についてはこれまでの伝統を継承しています。

制服やランドセルについて教えてください。

制服と帽子等は夏および冬用、各々男女別に学校指定のものを着用します。ただし、制服は通学時のみ着用し、校内では活動しやすいように運動服に着替えます。運動幅に、一部は黄、二部は緑、三部は紫、四部は赤のクラスカラーを採用しているのも学校の伝統の1つです。また、ランドセル(男女とも黒)や補助バッグ等は指定のものもあります。

日常の授業について教えてください。

本校は初等普通教育に関する実験・実証的な研究を使命としています。児童が楽しみながらもしっかり学習できるように、教員は工夫を凝らした個性豊かな授業を意欲的に展開しています。音楽科や図工科、体育科、家庭科をはじめ、専門の教員が受け持つ時間が多いことも特徴の1つです。また、教員志望者や他校の現職の先生方に、公開授業や研究発表会、研修会等で広く門戸を開いています。始業前(朝の活動)や特定の日の放課後(居残り活動)に各種運動を行っていることも児童の楽しみになっています。

3年間クラス変更がないと聞いていますが本当でしょうか?

1年から3年、4年から6年までのそれぞれ3年間は同じクラスメイトと一緒に学習していくことになります。そのため各クラスが結束力を持ち、お互いを励まし合いながら、数員ともに後々まで記憶に残る個性溢れるクラスカラーを築き上げることになります。

合宿や校外授業が多いそうですね?

3年生から山梨県八ヶ岳山花の清里高原「若桐」で、クラスごとに合宿を行っています。児童はキャンプファイヤーや野外調理、登山、植物や星の観察、野生動物との出合い等、自然との触れ合いを通じて貴重な体験をすることができます。5年生は「雪の生活(スキー合宿)」、6年生は千葉県富浦海岸での遠泳合宿、さらに修学旅行があります。また、部内に所有している保谷田図教場での「野菜・果物の栽培および収穫」や、各数員が企画した個別行事等、多くの校外授業を実施しています。

運動会はとても盛り上がるそうですね?

運動会では、クラスの結束力がここぞとばかり発揮されます。競技に参加しない保護者にとっても本当に楽しい運動会です。教員も保護者も含めて真剣勝負で挑むのが本校の運動会の伝統です。これも日頃から練習している縄跳びをはじめとした基礎体力向上を目的とした各種運動の成果のたまものです。

児童は全員水泳が上手だと聞いていますが?

卒業するまでには全児童が上手に泳げるようになります。6年生の女休みには遊泳合宿があり、最終日には2kmの遠泳に挑戦し毎年全員完泳します。この遠泳を目指して、1年生の夏休みから若桐会と学校の共催で水泳学校が毎年実施されます。コーチは本校を卒業した先輩たちなので、児童に大変われています。

附属中学への進学について教えてください。

附属中学に進学するには希望者が内部入学試験を受け、それに合格した者が進学します。進学相談の上、他校へ外部受験をする児童もいます。

保護者の転勤に伴う転出と復学について教えていただけますか?

1年入学半年後に転出が可能です。転出後、4年生修了時までに復学する旨の届出等、所定の事由を満たした場合に、復学可能となります。

若桐会活動を中心とした保護者の参画が活発だと聞いていますが?

3年間のうち1回、つまり児童の卒業までの6年間のうち2年間はクラス役員をしていただき、学校や若桐会主催の行事の企画や実施のために協力活動をしていただくことになります。本校では教員と児童、そして保護者が三位一体となって学校活動をより良いものにさせていくものだと考えているからです。ただし年、共働きの保護者が増加していることも事実であり、各自時間を調整しながら参加しています。大変だと思われるかもしれませんが、多くの保護者は児童のために学校に協力してくださっています。
この活動が楽しい思い出となる保護者も多いと伺っています。

教材費、給食費、若桐会、後援会会費等の費用は年間どれくらいですか?

.学に関しては、給食習や数材質を含めて年間約17~18万円です。また若桐会、後援会会に関しては新入生の場合、入会金を含めて約23万円、年会約7万円(年会費・修繕質)です。

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共働きなら知っておきたい!筑波大学附属小学校の関連情報

筑波大学附属小学校は、学びの深さと自由な校風が魅力の国立小学校です。共働き家庭にとっては、「通いやすさ」や「保護者の関わり方」などが気になるポイントかもしれません。ここでは、働く保護者目線で押さえておきたい情報をまとめました。

放課後の過ごし方

筑波大学附属小学校には、学校としてのアフタースクールや延長保育の制度はありません。そのため、多くの共働き家庭では、近隣の学童保育や民間の習い事、祖父母やベビーシッターなどのサポートを組み合わせて、放課後の時間を工夫しています。自宅学習の習慣づけも早くから意識されており、自主性を大切にした校風とマッチしています。

通学の利便性

最寄り駅の「茗荷谷駅」から徒歩10分ほどとアクセスも良好です。共働きの家庭にとって、通勤ルートと近い点は通学対応のしやすさにもつながります。また、兄弟姉妹や近隣の保護者同士で通学を助け合うケースも多く見られます。

給食の提供

筑波大学附属小学校では給食があり、平日は毎日提供されます。保護者がお弁当を用意する必要がないため、朝の準備が忙しい共働き家庭には大きなメリットとなっています。栄養バランスのとれたメニューで、子どもたちの健康もサポートされています。

保護者の参加と役割

国立小学校という特性上、研究授業や公開授業などへの参加機会が多く、保護者との連携も重視されています。とはいえ、すべてに必ず出席しなければならないわけではなく、事前に相談することで柔軟な対応をしてもらえるケースもあります。行事の日程も前もって知らされるため、仕事のスケジュール調整がしやすい点も特徴です。

共働き家庭の在籍状況

最近では共働きのご家庭も増えており、働きながら子どもの教育に関わる保護者も多く見られます。職種は多様で、教育関係者、医療従事者、研究者、会社員など、保護者の背景もさまざまです。学校側も、多様な家庭の在り方を尊重しながら運営されている印象です。

「筑波大学附属小学校」合格する子とは?受かったご家庭インタビュー

お受験プリントでは「合格ママ」さんにご協力いただいてオンラインインタビューを行いました。ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。


管理人

この度はお時間をいただきましてありがとうございます!
まず初めに「筑波大学附属小学校」を選んだ理由から教えていただけますか?

筑波大学附属小学校を選んだ一番の理由は、教育方針と環境です。

我が家が筑波大学附属小学校の四つの教育目標に強く共感したことに加え、個々の成長を大切にする姿勢が素晴らしいと感じました。

また、国立でありながら最先端の教育研究が行われている点も大きな魅力でした。

合格ママさん
管理人

ありがとうございます。実際に通ってみていかがですか?

本当に良かったと思います。学校の雰囲気はとても良く、先生方は熱心に指導してくださいます。

特に素晴らしいと感じるのは、全学年で教科担任制が導入されていることです。これにより、各教科の専門性が高い授業を受けることができ、子供たちは楽しみながら学んでいます。

さらに、英語の授業は会話中心で、実際に使える語学力が身につきます。

また、合宿や校外授業など実践的な学びの機会が多く、子供の自主性や協調性が育まれていると感じています。

合格ママさん
管理人

素晴らしいですね。
筑波大学附属小学校というと、かなりの人気校ですがどのような対策を意識してましたか?

日々の積み重ねとして、特に時間をかけていたのが「お話の記憶」の対策です。

お話の記憶は毎年出題されていることに加えて、例年お話の内容そのものがかなり長い問題が出されるとお教室で強調されていたので、毎晩絵本の読み聞かせをするようにしていました。

お話の記憶の対策としてよくいわれることですが「いつ、誰が、どこで、何を」を意識しながら聞いて、絵本を読み終わった後に質問するなどをしていました。

合格ママさん
管理人

ありがとうございます。
他には何か心掛けていたことなどはありますか?

そうですね、図形の問題も頻出だと聞いていたので、かなり力を入れていました。

例年の傾向から、問題の量が多いとも聞いていたので、とにかく色々な図形問題のパターンに触れて、何度も解く練習をしていいました。

我が家では図形問題をかなり苦労したので、印刷した問題集を切って実際に動かして見せてから、実際に問題を解くときはそれを頭の中でできるようにするなど、かなりの時間をかけていました。

合格ママさん

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【基礎・応用】回転図形、サイコロ、鏡など図形問題の理解度確認したい方向け

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